6月初旬頃、事務所のベランダにひょっこりやって来るようになった1匹のノラ猫
事務所界隈の5~6頭のノラ猫の内の1匹です。
世間でも生きるために食べることを求めるノラ猫たちと、人との共存という部分で
『猫がゴミを荒らして困る!』 『糞尿のにおいがひどい!』など
様々な野良猫問題が取り上げられています。
多くの非難の声を背に受けながら、猫のことを思い、猫たちが地域で暮らすことを
少しでも認めてもらえるよう、
T(捕獲して)N(不妊手術をして)R(元の場所に戻す)という
数が増えないよう活動されている方々がおられます。
不妊手術を受けた猫は
①マーキングによる独特の尿のにおいが軽減される
②発情期の鳴き声、ケンカの鳴き声が減る
③今以上に頭数が増えない、そして猫たちは短いけれど与えられた一生を
全うできるのだそうです。
今回ひょっこりやってきたノラ猫にTNRを施すことを決め、
捕獲に向けて少しずつ距離を詰めようとごはんやりを始めました。
最初はベランダで餌をやり、慣れてきたので部屋の中にごはんを置いておくと…
部屋の中でごはんを食べていくようになりました。
そしてTNR活動されている団体のブログに紹介されていた
【 北摂TNRサポート のらねこさんの手術室 】さんに
捕獲から手伝って頂き、不妊手術、リリースをすることができました。
リリースしてから2日間、全く姿を見ることができなくなり、
もしかして傷の具合が悪くなり、動けなくなっているのでは…と心配していましたが、
3日後の夕方、ベランダにやってきました。ホッとしました。
外で暮らす猫たちの寿命は、平均して3~5年といわれています。
ケンカによる病気感染や交通事故、過酷な環境下での自然淘汰などで
長く生きられる子が少ないのです。
この子の寿命が尽きるまで、ひもじい思いだけはさせないと決意した次郎です。
PS.今回のTNRでお世話になった【のらねこさんの手術室】さんと
あっこさんに感謝です。
ありがとうございました