ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

読書ノート 目で見る科学1 藤田恒夫・牛木辰夫著 「細胞紳士録」 (岩波新書カラー版 2004年3月 )

2014年04月02日 | 書評
さまざまな形態と機能を持つ57の細胞の顔  第57回 -精細胞ー

存在する組織 :精細管
細胞の構造と機能 :精液1mlに1億個の精細胞が存在する。精細管の壁では幼若な精粗細胞が一生涯分裂を続ける幹細胞と精子(精母から精子細胞へ)に分化する。精子細胞は減数分裂をして本体を守るヘルメットである先体と運動モータである鞭毛が成長し、上の図にみるように育んでくれた精細管の壁を巣立つ。
(つづく)