asahi.com 2008年9月13日19時9分
原油下落にOPECピリピリ 「供給過剰」本格減産も
12日のニューヨーク商業取引所の原油市場で、国際指標の米国産WTI原油の先物価格が一時、1バレル=99.99ドルに下落。約5カ月ぶりに100ドルを下回り、原油相場は下落基調が鮮明になった。需要の減少を背景に投機資金が引き揚げているためだ。石油輸出国機構(OPEC)は今後、本格減産を議論する可能性がある。
国際エネルギー機関(IEA)は10日、9月の石油市場月報で、今年の世界の石油需要見通しが前年比0.8%増にとどまるとし、前月より下方修正した。米欧などの景気減速で、世界的な原油需要の伸びは今後も落ちていく可能性がある。
石油生産国OPECの高値願望は願い下げだ 当面はバレル80ドル以下に下落が目安だ
OPECの「供給過剰」と云う見方は間違っている。「高騰」が石油離れを招いた。妥当な石油価格(バレル60ドル)になれば再び石油の需要は出てくる。とはいえ基本的には石油枯渇に向けた代替エネルギー開発を急がなければならない。
原油下落にOPECピリピリ 「供給過剰」本格減産も
12日のニューヨーク商業取引所の原油市場で、国際指標の米国産WTI原油の先物価格が一時、1バレル=99.99ドルに下落。約5カ月ぶりに100ドルを下回り、原油相場は下落基調が鮮明になった。需要の減少を背景に投機資金が引き揚げているためだ。石油輸出国機構(OPEC)は今後、本格減産を議論する可能性がある。
国際エネルギー機関(IEA)は10日、9月の石油市場月報で、今年の世界の石油需要見通しが前年比0.8%増にとどまるとし、前月より下方修正した。米欧などの景気減速で、世界的な原油需要の伸びは今後も落ちていく可能性がある。
石油生産国OPECの高値願望は願い下げだ 当面はバレル80ドル以下に下落が目安だ
OPECの「供給過剰」と云う見方は間違っている。「高騰」が石油離れを招いた。妥当な石油価格(バレル60ドル)になれば再び石油の需要は出てくる。とはいえ基本的には石油枯渇に向けた代替エネルギー開発を急がなければならない。