ブログ 「ごまめの歯軋り」

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新潟県中越沖地震 柏崎市長のため息 皆さんどう感じられますか

2007年08月11日 | 時事問題
asahi.com 2007年08月11日10時19分
柏崎市長「影響ない首都圏に違和感」 地震の原発停止で
 新潟県中越沖地震で被災して運転停止した東京電力柏崎刈羽原発がある柏崎市の会田洋市長は10日、「(原発の電力供給先の)首都圏の電力に影響が出るだろうと考えたが、何も影響を受けていない。上京した時、そのことに非常に違和感を持った」と述べた。
 首都圏への電力供給の最大基地である同市が震災に苦しむ中、首都圏がこれまでと変わらない生活を享受していることへの反発を吐露したものだ。会田市長は「節電に努めるなど、被災地の痛みを分かち合うところがあってもいいのではないか」と対応を求めた。

日本の電力システムと都市システムの融通性と優秀性を誇るべきことではなかろうか。
今も東京は不夜城である。柏崎原発の一つぐらい停止しようがびくともしない電力システム(東京電力と経産省の調整能力)の優秀性を見直したというべきなのか、はたまた不謹慎と倫理的なお小言を頂戴するのが妥当なのか。皆さんはどう感じられますか。被災によって現実に節電する必要はないのです。むしろ猛暑で全国的電力需要が上がることのほうが喫緊の問題です。大雨で水不足も当面はありません。確かに東京電力の原子力発電への依存度は50%近いのですが、他の原発の出力向上や火力発電の出力向上によって、なんとかしのぐことができているです。天皇がなくなったら夜の銀座のネオンも消して謹慎の態を示すのが日本国民の倫理というのでしょうか。それとおなじように痛みを分かち合うということは、不十分でしょうが気持ちだけは災害援助金で示されているし、根本的には政府の災害復興支援で効果が現れるものでしょう。首都圏の皆さんがどういう謹慎の態度を示せば被災地の鬱憤が晴れるのでしょうか。ちょっとお門違いの恨みのはけ口に過ぎない気もするのですが。皆さんの本音はいかがですか。

なんと狭き門

2007年08月11日 | 時事問題
asahi.com 2007年08月11日07時19分
再チャレンジ試験に2万5千人応募 152人採用予定
人事院は10日、安倍政権の看板政策「再チャレンジ支援総合プラン」の一環として初めて実施する国家公務員中途採用者選考試験の申し込み結果を発表した。152人の採用予定に対し、申込者は2万5075人。競争率は試験区分によって20~438倍という狭き門になった。

競争率100倍以上 公務員試験再チャレンジの厳しさ

75歳以上の老人は扶養家族ではなく、個人の年金から健康保険料を徴集

2007年08月11日 | 時事問題
asahi.com 2007年08月11日06時13分
75歳以上の新医療制度、保険料負担新たに200万人
75歳以上の後期高齢者を対象にした新しい医療保険制度が08年4月から始まるのに伴い、新たに保険料を負担しなければならないお年寄りが約200万人にのぼることが10日、厚生労働省の調べで明らかになった。これまでは、サラリーマンをしている子供や配偶者の被扶養者として保険料を支払う必要がなかったが、新制度の発足により、年金収入などに応じて保険料負担が課されるようになるためだ。
 75歳以上の高齢者は約1300万人。新制度により、このうちの約15%に新たな保険料支払いという負担増が生じることになる。
 厚労省の05年時点の試算によると、新制度の1人あたりの平均保険料は月額6200円、年額では約7万4000円の負担となる。 だが、新しい後期高齢者医療制度では、介護保険と同様に、世帯単位でなく高齢者一人ひとりから公的年金の天引きで保険料を徴収することになり、被扶養者だった高齢者も保険料支払いの対象になった。 さらに、08年度からは、70~74歳の窓口での患者負担も原則1割から2割に引き上げられる。

現在の国民健康保険税は世帯で徴収され、年の最高額は54万円であった。75歳以上の老人も個人として年金に応じて健康保険をはらうことになり負担増はやむをえない。患者負担は70歳未満で3割、70-74歳で2割、75歳以上で1割負担である。
これまで一人暮らしの老人は年金に応じて健康保険税を払っていた。私の亡母は93歳の頃月当たり4000円くらいであった。家族の扶養家族である場合は世帯で払っていたのだが、同居家族が何人いても最高額は年間54万円であった。私の場合現在三人家族で年45万円ほど納めていた(月平均すると4万円弱)。大変な負担である。確かに病気になれば健康保険のメリットは大きい。