Senboうそ本当

広東省恵州市→宮崎県に転居。
話題は波乗り、流木、温泉、里山、農耕、
撮影、中国語、タクシー乗務、アルトサックス。

宮崎から福岡までタクシー移動

2017年04月06日 | 空車&珍走&迷走

移動距離なんと300km、いったいどんな事情でタクシーを利用したんでしょうか?
実はこれ、航空会社の事情です。宮崎発福岡行きの最終便が機体整備の関係で急遽飛べなくなったそうです。そうなると他の移動手段はタクシーだけ。電車はもう走ってませんし、大型バスも急には手配できませんから。10数台のタクシーが手配されたそうです。支払いは航空会社の負担です。

まず空港の近くにいるタクシーに無線連絡が入ります。「今から福岡まで走れますか?」 売上げは7万円以上になるので断るなんてありえない、と思うかも知れませんがタクシーにもいろいろ事情があります。なにせ高速を使っても片道3時間半もかかる移動です。
1)走りたいけど燃料が足りない。燃料が満タンの状態でぎりぎり往復できる距離です。プリウスに乗務していれば燃料の心配はいりません、24時間営業しているガソリンスタンドで給油できますから。でも私が乗っているのはLPガス車。専用の給油所は夜7時から翌朝8時まで営業時間外となります。とりあえず福岡までの片道を走って、そのまま福岡で朝7時に給油所の開くのを待たなければいけません。 
2)走りたいけど勤務時間の規定を超えてしまう。乗務員の過労を防ぐために法令で1日の拘束時間が最大16時間と定められています。例えば昼の12時に乗務を開始した場合、翌朝の4時までには車庫に戻らなければなりません。

これ以外にも「慣れない道を走りたくない」とか「翌日の都合があって」など、指令を断る乗務員もいます。もし私だったら喜んで走ると思います。7万円の売上げがあれば翌日は家でゆっくり休んでもいいしね。(私の売上げは2万円×20日ぐらいなので)

高速道路の利用についてですが、今回は宮崎→熊本→佐賀→福岡という移動となり、お客を乗せての往路は全て高速を使うので別途で6800円ほどかかります。復路は福岡→佐賀→熊本までの高速代を航空会社が負担、宮崎県内だけ下道を走ります。深夜だから下道を走っても時間はあまり変りません。

タクシー業務に関する法令で「乗務距離の最高限度」というのもあります。これも過労を防ぐのが目的。各地域で数字は異なりますが、九州地区では360km(隔日勤務)270km(毎日勤)となります。私の場合は日勤なので福岡の手前までしか走れない?という理屈になります。翌日休めば隔日勤務という言い訳ができるかも? 私と同じ班のベテラン乗務員で昔「宮崎→長崎」を走ったというツワモノもいます。移動距離は390km。これも今の法令だと走ることができませんね。そんな機会は絶対ないと思いますが。

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