Senboうそ本当

広東省恵州市→宮崎県に転居。
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撮影、中国語、タクシー乗務、アルトサックス。

(台風18号) 避難勧告が出たので 市中心部のホテルに避難しました

2017年09月16日 | 宮崎egoらいふ

台風18号接近による大雨で、アパート脇を流れている清武川が氾濫する恐れがあるため、市の中心部に避難しました。今日と明日、仕事は休みです。私はこれを、飲み屋街の外れにある ビジネスホテル 林荘 で作文しています。
現在の天候ですが、雨は止んでいます。風も吹いてないので、台風の接近を全く感じさせません。素泊まりで1泊3500円(税込み、駐車場無料)。お昼過ぎに近くのタリーズコーヒーにノートPCを持ち込んで、ネット予約しました。街の中心部ではここが最安値でした。でもこの出費、無駄に終わりそうですね。今回は「避難訓練」ということで自分自身には言い訳してます。

私にとって「自然災害」なんてこれまで他人事でしたが、「何を準備すべきか」「どこに避難すべきか」といったことを真面目に考え、行動に移すという貴重な体験ができたと思います。ここで時間を12時間巻き戻し、私が「避難」を決断した経緯を振り返ります ~目が覚めたのは朝7時ごろ。外は昨夜からの大雨が続いているようです。いつものように簡単な朝飯の準備をし、PCの電源を入れ、気になる波情報をチェック。青島ビーチにあるライブカメラの映像を確認したところ、波はぐちゃぐちゃでサーフィンどころでは無さそうです。その次に台風情報を確認。中心部はまだ九州の南西にあり進路もスピードも昨夜の予想と変りありません。雨雲レーダーの画像を見ると、九州全域から近畿にかけ広い範囲で大雨が。でも宮崎はその端っこに位置しており、さらに台風が接近したら雨雲から外れる可能性も。宮崎市の災害情報にアクセスすると「避難指示:木花鏡洲地区」「避難勧告:木花熊野地区」とあります。

鏡洲地区というのは中山間部、いつも大雨のたびに警報が出る所です。そして木花熊野地区というのはまさに私の住んでる場所。清武川の河口に近く、洪水の危険性が高いエリアです。おまけに朝7時20分に宮崎県宮崎土木事務所と宮崎地方気象台から清武川の氾濫注意情報(レベル2)が出されたばかり。詳細を確認したところ午前10時までに清武川の水位が4.15mに達するという予測が(4.70mが氾濫危険水位)。さすがに不安になって窓を開けて外を確認すると、目の前の畑と車道の一部が冠水しています。過去3年間でこんなこと初めてです(後になって知ったことですが、この氾濫注意情報は3時間後に解除されました)。


車で近くのコンビニに向かったのですが、その手前にある踏み切り辺りで30cmほど冠水していて通行できません。アパートに戻って身の回りのものを旅行ケースに詰め込み、市の中心部を目指しました。橋を渡りながら清武川の水位を確認しましたが、水かさがかなり上がっていました(写真を撮る心の余裕なし)。畑の雨水が排水されないのは、これが原因。この時私の頭に浮かんだ最悪のシナリオは ~このまま雨が続いて深さ0.5m以上の水に囲まれて孤立。長時間水に浸かった乗用車は廃車~ というもの。私の部屋は2階にあるので部屋が水に浸かる心配はありませんが、この様子だと水に囲まれて身動きが取れなくなる可能性は十分あります。もっと心配だったのは乗用車の浸水。万が一、クルマが使い物にならなくなったら今後職場への移動に大いに支障があります。クルマを買い換えるお金もありません。そこまで考えると「いっそ街中のホテルに人もクルマも避難」というのが最もリスクの少ない選択と思えました。このままアパートに残って、清武川の水位を常時警戒しながらってのも大変だし。地域にある避難所でお世話になるという手もありましたが、その場合は駐車スペースがないので車で乗り込むことができません。

ホテルの予約もせずに、必要な荷物を詰め込んで街の中心部を目指しました。もしかしたら車中泊になるかも知れないので寝袋も用意。さらに2日後の出勤も想定して「ユニフォーム」「黒靴」「電気ヒゲ剃り」も詰め込みました。この他に「携帯電話の充電用ケーブル」「MP3プレーヤー」「目覚まし時計」など。退屈をまぎらわすための活字は、移動途中のブックオフで調達しました。台風18号、全国的にはこれからますます警戒が必要です。


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