キタカゼとタイヨウ

「意識不明の重体」「重症びまん性脳損傷」から奇跡的に回復、大学生になった息子と子宮腺筋症の母の記録

「文庫X」「殺人犯はそこにいる」清水潔

2016-12-10 08:43:28 | 本と雑誌
昨日、「文庫x」のネタバラシがありましたので。

12月6日、予約本を受け取りにいった書店で初めて見かけました。
図書館本専門だったワタシですが、最近は

  近くの書店がなくなったら困る

という気持ちから、購入して読むこともするようになりました。

そこで、初めて山積みになっているこの本に会いました。
先週もその書店に行ったのに、その時は気づかなかったのか、
それともその場所には他の本があったのか、
ネタバレ3日前がこの本との出会いでした。

正直言って、読むのが辛い、
と思って、途中他の本を挟んだりもしました。

世界に誇る法治国家の我が国において、こんな事があっていいのか、
まるでテレビドラマのような司法の闇に、引き込まれていくような不安もありました。

渡良瀬川は身近な川でもありました。
娘が群馬にすんでいた時期によく高速から見下ろした川。

その流域の狭い地域でおこった5件の幼児誘拐殺人事件。
「足利事件」が冤罪だったと言うことは知ってました。
でも、その後の捜査がどうなっているかとか、
他にも未解決の事件があるとか、全然知らなくて、
当事者じゃないってこういうことなんだと気づきました。

この無関心が、事件を闇に葬り、
冤罪を産み、被害者家族をいつまでも苦しめているんだと。

ワタシは茨城県人なので、2005年におきた吉田有希ちゃん事件のことはよく覚えています。
一昨年でしたか、容疑者が逮捕されて、
でも、そのあとどうなったか知りません。

容疑者が逮捕されたあとのことって、一般市民には届かないのか、
ワタシが知ろうとしていなかったのか。

冤罪っていったいどのぐらいあって、
何人の人が無実のまま死刑になっているんだろう。

司法に携わる人にも、これから法曹界を目指す人も読むべき本だと思います、
息子は工学部志望だけど、入試が終わったら読ませたいと思いました。

自分の判断が別の人の一生を曲げることがある、
間違っていると気づいたらそれを認めて、訂正する勇気
息子には、それをもってほしいと思うので。

http://hon-hikidashi.jp/bookstore/21212/


清水さんの取材力、執念に感動しました。
読んでよかった、買ってよかった
そうおもいました。

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)
クリエーター情報なし
新潮社



もっともっとたくさんの人がこの本を読んで、
810円のこの本が日本を動かす力になればいいと思います。
その時は、その波に自分ももまれてみたいと。

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