とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

アンドロメダ

2012-04-26 23:37:53 | 日記
アンドロメダ




「アンドロメダ」ギュスターヴ・ドレ (1832年-1883年 フランス  ロマン派 )



 エチオピアの王女である母カシオペイアは、娘アンドロメダが、海のニンフ・ネイレスたちより美しい、と自慢した。
ネイレスを気に入っている海の神、ポセイドンはこれを聞いて、怒った。海の怪物を送って、沿岸を荒らした。王は信託を伺った。アンドロメダが生贄として奉げられない限り、怒りは治まらない、ということであった。
 アンドロメダは怪物の生贄になるために、岩に鎖でつながれた。そのとき、メドゥサの頭を袋に入れたペルセウスが、通りかかった。ペルセウスは、怪物にメドゥサの頭を見せて、石に変えた。
 ペルセウスはアンドロメダを妻に迎え入れた。アンドロメダは死後、天の星の仲間に加えられた。夫ペルセウス、父ケペウス、母カシオペア、海蛇とともに、星座となった。(「ヴアーチャル絵画館」の説明より)
 アンドロメダの姿はいろいろな画家が描いている。そのほとんどは苦悩しているアンドロメダの表情を強調して描いている。しかしこのドレの絵は顔の部分が暗く描いてあってしかと分からない。その代り、くねらせた体の線で旨くそれを表している。そこが素晴らしいと私は思った。
 『古事記』の中の三分の一は出雲神話だが、その中でもスサノオのオロチ退治の神話は有名である。スサノオはその後、助けた奇稲田姫・櫛名田姫(クシナダヒメ)と結婚するのだが、上記の神話と類似している点は以前から指摘されている。そういう類似性は因幡の白ウサギの神話にも言える。「東インド諸島からインドネシアまで、東南アジアには、爬虫類のワニの背をマメジカやある種のサルなどの小動物が渡るという説話が各地にあり、その関連が研究者により指摘されている。東南アジアのイモ栽培起源と同様の話が『古事記』にあり、山幸彦海幸彦の旱魃洪水の話も東南アジアに類話があり、『古事記』にはそうした南方系神話が混入している」と説明されている。(『Wiki』)

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