まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
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闇のパチンコワールドカップ2(1993年)

2011-11-09 00:01:49 | 懐かしのパチンコ・パチスロTV番組

※貴重な動画が削除されてしまったようなので、当方よりデータ供出。

(放映当時のTV番組表…浅ヤンは、この頃が一番面白かったな。)

 

(オープニング…江頭2:50のクレイジーなパフォーマンスに、会場は騒然。)

「闇のパチンコワールドカップ2…135連チャン男に挑戦」の字幕。 コーナー司会の浅草キッドが、人体模型風のタイツで登場。

まずは、先の第1回大会(於・東京都福生市「巨人ホール」)を総括。この時は、城南電機・宮路年雄社長(故人)が京楽「遊ぶんジャー」で連チャン、ダントツの勝利であった。

(当時の城南電機ポスター)

 

「日本で一番デンジャラスな男」(博士)

「この顔にピンと来たら、ひったくれ」(玉袋)

 

続いて、135連チャンの「フィーバー出まくり男」が紹介(アサヒ芸能とFLASHの記事)。

ナレーター「この男と戦わずして、真の日本一とは言えない!」

 

(春夏秋冬の135連チャンを取り上げた、当時のFLASH)

 

続いて、今回の参加メンバーが登場する。(氏名、年齢、人物紹介、意気込みの順)

・ベンツ小林(31)

(パチンコ歴7年、年収800万円。パチンコで豪華な生活を目指す。愛車はベンツ)

「(135連男について)噂には聞いていますね~。」

・釘師サトヤン(54)

(パチンコ歴40年、年収1000万円。一瞬にして台の釘を読む、伝説の釘師)

「(前回の敗戦について)城南のオヤジ、ジョウナン(冗談)じゃないよね。」と駄洒落をかます。

・大崎一万発(25)

(パチンコ歴8年、月収70万円。大学で自然科学を学び、オカルトパチンカーとして有名)

「(135連男に対し)今日は、もう断念します。勝てません、この方には…」と、あきらめムード。

 

一同、前回優勝者の宮路社長と合流すべく、渋谷区渋谷2-19-21「城南電機」に向かう。

店に着くと、客でにぎわう店内の奥から、アタッシュケースを手にした宮路社長(65)が登場。

もう一方の手には、自著「パチンコ・オレ流の勝ち方」の販促用パンフを持っている。

浅「社長、どうですか景気は?」宮「景気は良いですよ!売れてます、愉快ですよ!」

浅「縁起物なんで、そろそろアレを…」宮「行きましょう!」

例のアタッシュケースの鍵を開けると、中には札束がギッシリ。

浅「出ました、4000万円!」宮「今日は3000万円です。」浅「これは、頂いてよろしいですか?」宮「ダメですよ!これは、商売道具ですから。」

背後の玉袋が、札束を一握り隠し持つが、社長は全く気付かない。

博士「ダメですよ、そんなドンブリ勘定じゃ…」

 

社長室にて、自身のパチンコ必勝術を語る社長。その間に、アタッシュケースを玉袋に隠され、大いに焦る。しかも、同じパターンに2度引っかかるお茶目っぷり。アタッシュケースの上に片足を載せる「王者のポーズ」も披露。今回の勝負の罰ゲームとして、「私に勝ったら、店のモノをどれでも持って行って下さい。もし負けたら、店の商品を定価で買い取ってもらいます。」

 

社長、相変わらずのマイペースで外に出ると、自慢の赤いロールスロイスで勝負会場に出発。他のメンバーも、ベンツ小林の愛車ベンツで後を追う。

 

一同、勝負会場の文京区本郷4-37-13「パチンコ・ニューときわ」に到着。混雑する店内に入ると、シマの一角に人だかりができている。行ってみると、パイプ煙草を咥えた短髪の小太りな男性が、西陣の人気デジパチ「春夏秋冬」に陣取り、ドル箱を派手に重ねている。実は、大当り中のこの男こそ、話題の135連チャン男・池田利〇さん(44)であった。浅「今日は何回目ですか?」池「11回目です」浅「11連チャ~ン!」隣には、池田さんの奥さん・信〇さん(43)も座り、彼女も連チャン中である。玉「つがいでフィーバー!」博「こんなことがあるのかよ~!」

 

店の前に集まる一同。件の連チャン記事を池田さんに見せる博士。「あなたですか、この135連チャン。この時はどうでした?」池「面白いように出ましたね。お店の階段に、10段づつ積み上げました。それ以来、ちょっと自信が付きました。」博士「今回の挑戦、受けて貰えますか?」池「はい、宜しくお願いします。」宮「まぁ、勝負の世界は厳しいですから、しっかりやりましょう。」

ナレーター「ここに、いよいよ闇のパチンコワールドカップ・セカンドステージが開幕。果たして、世界のパチンコ王の栄冠に輝くのは誰か?そして、罰ゲームの行方は…?」

・勝負ルール…一人、一万円分(2500発)の持ち玉で、無くなると終了。時間の目安は3時間。

・勝負機種…春夏秋冬(西陣)=135連の数珠繋ぎ連チャン機。反面、ハマリもキツイ。

 

(試合展開)

勝負開始の声と同時に、各台の釘をしっかりと読みにかかるベンツ&大崎。対照的に、宮路社長は釘見もそこそこで、いきなり着席する。両替で席を立つ社長、大金の入った鞄を台の下に置きっぱなしだ。これには浅草キッドもハラハラする。

 

開始早々、135連男・池田ちゃんが、いきなり大当りフィーバー。次いで、宮路社長も大当りを決める。サトヤンもそれに続く。一方、大崎&ベンツの両名は大当りがなかなか来ない。池田ちゃん、連チャンモード突入でドル箱を重ねはじめる。宮路社長も数珠繋ぎモードに入った模様だ。次々と早い回転数で大当りがやって来る。どうやら、勝負は二人の激しい戦いとなりそうだ。この番組での宮路社長のヒキは、相変わらずハンパなく強い。サトヤンも地味に出してはいるが、イマイチ波に乗り切れない様子だ。

 

そんな中、プロ枠で出場の大崎&ベンツは、まさかの玉切れでリタイアとなる。今回は、全く見せ場なしといった感じだ。ベンツはガックリと肩を落とし、社長に声を掛けるが、台に集中している社長は完全に無視。その後、絶好調だった池田&宮路が恐怖のハマリモードに転落。幾らデジタルを回せども、一向に当りは来ない。宮「よう回るんやけどな~。」時間も既に深夜2時を回っている。

 

そんなジリジリした空気を打ち破ったのは、やはり宮路社長だった。長いハマリを抜け、待望の大当りを引き当てる。そこから再び連チャンモードに突入して、足元には大量のドル箱と現金3000万入りのアタッシュケースが。ここで博士、「出ました、財宝に囲まれたミイラ!」前回大会(福生・巨人ホール)で生まれた名言が、再びホール内に響く。

 

そのまま勝負は時間切れとなり、宮路社長が見事に優勝を果たす。2位・池田、3位・サトヤン(大崎・ベンツはリタイア)。勝負終了後、メンバー全員が城南電機に戻る。宮路社長に敗れた4名には、「店の商品を定価で買い取る」という罰ゲームが待っていた。思い思いの品を手にした4名。

 

と、傍で見ていた社長が、「俺も男や!持って行け~!」とサプライズな発言。さすが、太っ腹な社長、商品を無料でプレゼントか…と期待したメンバーだったが、社長の口から続いて「城南価格で、持って行け~」というオチ。結局は、お店の売り上げを伸ばす事に成功した、マイペースの社長であった。(了)