まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

CRFワールドI(SANKYO、CRデジパチ)

2013-11-17 04:38:57 | CRデジパチ

1994年(平成6年)9月にSANKYOから登場したCR機「CRFワールドI」

 


・新メラ(セル)

 

向ヶ丘遊園「ニューギンザ」が主な「戦場」だったな…。まぁ、設置率はそれなりに高かったので、新宿や馬場辺りでも何度も対戦した覚えがある。パッキーカードに対する抵抗感が薄れたのは、確かこの時期だ。

94年といえば、前年の「ダービー物語事件」を契機に連チャン規制が布かれ、爆発力のある現金機デジパチが一つ、また1つと消えていった時期。代わりに市民権を得たのが、当局が推し進めていた「CR機」である。K察の「お墨付き」を盾に、次々と設置を伸ばしていった。

それまでのCR機というと、西陣の「CR花満開」(1993年)が「一人勝ち」状態だった。しかし、94年に入ると、各メーカーから売れ筋台が続々と登場。特に、西陣の「CR球界王EX」、平和の「CR名画」「CR黄門ちゃま2」、大一の※「ビッグソロッター2」、そしてSANKYOが送り出した本機は、この年の代表機種ともいえる活躍を見せた。
※(同社の名機「CRバトルヒーローV」は、翌95年登場)

1/3確変・2回ループの「フルスペック」による爆裂は、連チャンに飢えたファンの心を確かに掴んだ。ただ、個人的には、単発図柄の「花」が揃う事が多く、確変突入への道は1/3以上に険しかった。「CRFワールドI」の「F」が、「Fever」ではなく「Flower」に思えたほどだ(笑)。この単発傾向は、後に同社から出た「CRFビッグパワフルFX」(1996年)の時も同じだった。


 (基本スペック)

 

★デジタル画面…6インチブラウン管

★5ライン機

★賞球…5&15

★大当り確率…設定1=1/385 設定2=1/400 設定3=1/420

★16ラウンド継続、出玉2300個

★図柄…7、地球儀、飛行機、白ユリ、パンジー、ハイビスカス、ひまわり、バラ、チューリップ
 (9種類、45通り)

★確変図柄…7(CHANCE)、地球儀(WORLD)、飛行機(LUCKY)
(3種類、15通り)


・上記3図柄で当るとプラス2回の確変突入(ループあり)。地球儀を「世界地図」と呼ぶ人もいた。

 

★確変突入率&継続率=1/3(15/45)

★確変時の大当り確率=設定1=1/55 設定2=1/57 設定3=1/60
 (いずれも、通常時の7倍アップ)

★確変中は右打ち
・盤面右上の「GO」チャッカー通過で、その下の「OPEN」電チュー内臓の1ケタデジタルが変動
・小デジタルは「0、1、3、5、7、9」の6つで、「7」が小当り
・小当り時は、「OPEN」電チューが5秒or2個入賞まで開放(但し、3個以上の入賞も可)
・確変中、止め打ちによる玉増えが可能(小デジ変動後、5秒経ったら5~6発打ち出す)

 

★小デジタル確率…通常時=1/11、確変時=10/11
・ただし、大当り中は通常確率(1/11)に戻るので、右打ちしても出玉は増えない(却って危険)。

★メインデジタルの強力な「時間短縮機能」有り
・通常、左デジタル変動時間は5.1秒
・保留ランプが3個以上点くと時短機能「ON」、2個以下で「OFF」になる。
・通常時⇒時短「ON」時にチャッカーに入ると、左デジ変動時間が2.1秒に短縮
・確変中⇒時短「ON」時にチャッカーに入ると、左デジ変動時間が0.96秒に大幅短縮

 

★ラッキーナンバー用デジタル搭載
・大当り時、デジタル上部の7セグ(一ケタ)が変動。「0~9」の10種類で、出現率に偏りなし。

★リーチアクション
・デジタルは、左⇒右⇒中の順に停止。
・基本的にノーマルリーチのみで、派手なスーパー発展はない。非常にシンプルで、当りもハズレもサクッと止まる(通常、中デジは最大で2周プラス3コマ移行)。
・但し、ハズレ停止からの「再始動」アクションが、計3パターンある。再始動は大当り確定
・再始動のパターンは、(1)一コマ手前から落ちて当る、(2)一コマ先から戻って当る、(3)一コマ先から一周して当る、の三種類。いずれも鉄板で、同社のドラム機「FクイーンII」を意識した動き。前後一コマで外れるたび「動け」と液晶に念じたが、なかなか通じなかった。
・リーチ時、テンパイラインに橙色の線が出るが、中デジ停止後、線が消えずに残り続ければ再始動が確定。
・大当り時のリーチ選択率は、ノーマル=3/7、一コマ戻り=1/7、一コマ落ち=2/7、一周=1/7

ダブルリーチは計4パターン。確変&通常のWリーチの他、通常図柄同士のWリーチも有り。

(ダブルリーチの組み合わせ一覧)
「白ユリ」(通常)と「7」(確変)のクロステンパイ
「7」(確変)と「パンジー」(通常)のクロステンパイ
「飛行機」(確変)と「バラ」(確変)のクロステンパイ
「ハイビスカス」(通常)と「ひまわり」(通常)の平行テンパイ

・確変中のリーチアクション
⇒ノーマル図柄はアクションなしでいきなり揃う。確変図柄は必ずリーチが掛かる。
⇒確変図柄絡みのダブルリーチ時、再始動が発生すれば必ず確変の方で当る。

 

★大当り中は、夢夢ちゃんが飛行機で世界各国(フランス、スイス、ブラジル、タイ、オランダ、ラスベガス、韓国、ハワイなど)を周遊する。各地の美女が、自国の言葉で挨拶するのが、雑学的で面白い。
(タイ…サワディカップ、・ブラジル…ボアタルジ、韓国…アンニョンハセヨ、etc)

 

★大当り中の画面(撮影場所:レトロパチスロゲームセンター「殿堂」蕨店)

 

 

★DAISUKI(日本テレビ)パチンコ対決

(C)日本テレビ

1995年(平成7年)2月25日(土)放映分(ゲスト:斉藤慶子、ロケ地:中野「プリマクラブ」)

第3回戦が「CRFワールドI」対決だった(1回戦はFネプチューン、2回戦はトランプ物語SP)。

この回はレギュラーの飯島直子が絶好調で、CRFワールドで一気に確変6連チャンの大爆裂を見せる。ゲスト・斉藤慶子の不調を尻目に、次々とドル箱を積み重ねる。「私って、世界一嫌な女に見えない?」と斉藤を気に掛ける飯島。結局、この時の飯島は、19757個(ドル箱9箱)と番組史上最高の出玉記録を樹立。

(C)日本テレビ

一方、ゲストの斉藤はヒキが弱く、CRFワールドIでも当りを引けずじまい。あまりにも可哀そう…という事で、確変中の飯島の台に座らせて貰うが、今度は確変中にハマる有様。中山、松本、飯島のレギュラー陣は、早く当りが来るように斉藤の背後で手を合わせる。すると、最後の最後でようやく7が揃い、ほっと一安心。但し、あくまで他人(飯島)の出玉だけどね…。



1 コメント

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Unknown ()
2013-11-19 17:11:53
これまたマニアックな~
私は上野のセブン?あたりで打っていたような記憶がありますね。

ブラウン管が採用された理由って液晶の値段が高いとかいうことでしたっけ。通常の機種より奥行きが長くて、シマ改造しないと導入できないホールもあるという話があったように思います。
当時の人に、今のパソコン並液晶+数百個のLEDを搭載したぱちんこ機を見せたらびっくりするでしょうね。

思い出しましたが、液晶画面が貴重だった時代は、パチンコ機で使い古された液晶を取り外してモニタに流用する、というのが流行りましたね。
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