まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

メロディナーレ(サミー、4号機)

2017-07-24 12:05:52 | パチスロ4号機




1999年(平成11年)にサミーから登場した
4号機「メロディナーレ」


★ボーナス確率



★払い出し
・赤7/青7…15枚+Big
・黒BAR…15枚+Reg
・スイカ…15枚
・ベル…8枚
・チェリー…2枚
・オカリナ…リプレイ(4+Jacin)


マイナー機扱いではあるが、個人的には思い入れが強い。
前回紹介したIGTのエルビスと同様、有楽町の「DUO」
で頻繁に対峙した。2Fの一角にバラエティ的に2,3台
置いてあるだけで、台選びにもおのずと限界があったが、
勝ち負けにあまり拘らず、演出を楽しみながらのんびり
打って(昼休みの1時間弱しか打てない事も多かったが)、
ボーナスを引ければノマレヤメでも大いに満足…といった
付き合い方をしていたのを思い出す。技術介入性なんかも
あまり無かったのだが、何かと個性が強くて面白い台だと
思わせた。もう登場してから18年になるのか…。機種名が
示す通り、数々の「メロディー」が記憶に刺さる。図柄も
チェリー⇒音符、スイカ⇒太鼓(ティンパニ)、リプレイ⇒
オカリナ、BAR⇒黒旗の付いたヘラルド・トランペットと、
楽器や音楽にまつわる図柄が多かった(ベルは、文字通り
「ベル」である)。そして、何といっても各リールが停止
する度に「ド・レ・ミ」音が鳴り響く、「ドレミチャンス」
と呼ばれる演出が、本機の「肝」であった。



(ドレミチャンス)

基本的には、第1リール停止時に「ド!」、第2停止時に「レ!」、
第3停止で「ミ!」と、毎プレイ、各リールを停止させるたびに、
ストップ音の音階が徐々に上がっていく。普段から「ド・レ・ミ」
「ド・レ・ミ」と停止音が鳴り続けるのが、大きな特徴だ。この
ドレミ音の響きが、童謡「チューリップ」(咲いた~、咲いた~、
チューリップの花が~)の「咲いた~」の旋律など彷彿とさせた。
しばらく打っていると、自然と脳内に「咲いた~」「咲いた~」
の歌詞が流れてきて、幼少期が蘇ったのは自分だけだろうか…。


だが、その「ドレミ音」に「異変」が生じたらチャンスだ。
第1停止時に「ドレミ」⇒第2停止で「ファ」と、変則的に
停止音が鳴ったりしたら、「おっ?」と少し期待する。で、
第3停止で「ソラシド」と一気に鳴って、1オクターブ高い
「ド」まで届いたらボーナス…という分かり易い演出だった。


ドレミチャンスには、低音の「ド」で始まる基本パターンと、
高音の「ド」から始まる1オクターブ高いパターンがあって、
後者の方がボーナス期待度は上だった。音階の組み合わせは、
低、高音合わせて15種。以下、主なサウンドパターンを紹介。
(第1停止⇒第2停止⇒第3停止の順で、音階を表示)

(低音Ver)
(1)  ド⇒レ⇒ミ (基本パターン。ハズレ多し) 
(2)  ド⇒レミファ⇒ソ
(3)  ド⇒レミファ⇒ソラシド(確定)
(4)  ド⇒レ⇒チャララ~ン(プレミア音、確定)

(高音)期待度アップ
(5)  ド⇒レ⇒ミ
(6)  ド⇒レ⇒ミファソ
(7)  ド⇒レ⇒ミファソラシド(確定)
(8)  ド⇒レミファ⇒ソ
(9)  ド⇒レミファ⇒ソラシド(確定)
(10)ドレミ⇒ファ⇒ソ
(11)ドレミ⇒ファ⇒ソラシド(確定)
(12)ドレミ⇒ファソラ⇒シ
(13)ドレミ⇒ファソラ⇒シド(確定)
(14)ドレミ⇒レド⇒ドレミレドレ(チャルメラ音、確定)
(15)ドレミ⇒レド⇒ポワッポワッポワッ…
(チャルメラ失敗、ハズレ確定)

(14)のチャルメラ音は、本機を打っていて最も嬉しい瞬間だ。
「ドレミ~レド、ドレミレドレ~」という定番の「夜なき音」が
完成すれば、ボーナス確定。但し、(15)のように第3停止時に
残念な音が鳴ると「チャルメラ失敗」パターンで、ハズレ確定の
逆プレミアとなっていた。




(フラッシュ演出)

レバオン時、リール内及びリール窓下のイラスト部に光が走ると、
小役orボーナスのチャンス。主にチェリーとリプレイ対応演出で、
光が左からならほぼチェリー(たまにリプ)、右からだと大半が
リプレイ(たまにチェリー)。フラッシュと対応役が矛盾すれば
ボーナス濃厚。また、ボーナス確定のプレミアフラッシュも存在。



(小役予告音)

レバオンで「ドコドン」と太鼓音が鳴ればスイカ。「ベルラリラ~ン」
と鳴ればベル。予告音と対応役が矛盾すればボーナスとなる。但し、
スイカは全リールで取りこぼす可能性があるので、要・目押し。



(予告音時の変則押し)

太鼓予告音が鳴ったら、中リール上段に青7狙い(青7の下にスイカがある)。
スイカが枠下に逃げて青7下段停止ならボーナス一確。一方、ベル予告時は
逆押しで右下段に青7狙い⇒枠内にベル非停止なら一確となった。もちろん、
変則押しせずとも、例えばスイカ予告で左にスイカを狙って枠内非停止なら、
その時点でボーナス確定である。



(主なリーチ目)

・赤7と青7の一直線型
・ベルの菱形(ダイヤモンド)
・左中段ベル⇒中「ベル・リプ・ベル」⇒右枠上&枠下ベル
(ベルの大きな「くの字」完成で入り)
・ベルとリプの平行Wテンパイハズレ
・チェリー付きボーナス図柄の対角停止
・左中段リプ⇒中「リプ・ベル・リプ」⇒
右枠上&枠下リプ(リプの大きな「くの字」完成)
・左上段リプ⇒中「リプ・ベル・リプ」⇒右下段リプ

など



(ボーナスサウンド)

・赤7ファンファーレ⇒「交響曲第九番(歓喜の歌)」(ベートーベン)
・青7ファンファーレ⇒「軍隊行進曲」(シューベルト)
・小役ゲーム中⇒「くるみ割り人形」(チャイコフスキー)
・JACゲーム中⇒「剣の舞」(ハチャトゥリアン)
・ビッグ終了時⇒「四季」(ビバルディ)



(技術介入性)

通常時のチェリー狙いとスイカ狙いに多少の効果はあったが、
ビッグ中は8枚役がメインでJACイン確率も高い為、ハズシの
効果はさほど高くはない。一応、リプレイ上段受けの場合は
左に下チェリー付き赤7、下段受けなら上チェリー付き赤7を
狙えばハズシ可能となっていた。平均獲得枚数は適当打ちで
約360枚(ハズシ使用時は+10枚弱の効果)。




(サミー「メロディナーレ」の項、了)