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七冠王(平和、デジパチ)

2017-05-03 00:18:06 | 現金機デジパチ

現在、将棋プロ棋士の藤井聡太四段が快進撃を続けており、
将棋界のみならず、世間全体をも大きく賑わしている。


弱冠十四歳、中学生としてプロデビューを果たした藤井四段。
デビュー戦で現役最高齢の加藤一二三・元名人を破った時は、
「お、なかなか頼もしい新人が表れたな」位に思っていたが、
その後、あれよあれよという間に勝利を重ね、現在、公式戦
15連勝中と、その勢いは止まらない。先日は、かの羽生善治
三冠まで破り、ニュースやワイドショー等で大きく報じられた。
棋界に彗星の如く現れた期待の新人に、ファンの注目も集まる。


個人的にも将棋は大好きで、小学校時分からヘタの横好きなりに
趣味として続けている。子供時代の思い出としては、家族同士で
何度も対局を重ねるうち、そこそこ打てるようになり、調子に乗って
アマチュア有段者だった親戚のオジさんに勝負を挑んだところ、
あっという間に「瞬殺」されて、実力の差を思い知った。それと、
小学5年だか6年の時、学校の将棋クラブにも入った事があるが、
一学年下に現役タイトル保持者の子息がいて(学校のすぐそばに
住んでいたのだ)、手合わせ願ったらやはりボコボコにされて、
「プロ仕込みの将棋は強いなぁ」と、実感せざるをえなかった。
(誰の息子かは明かさないが、当時、小学校1F隅の図書室が
将棋クラブの活動場所になっていた、とだけ言っておこう…)


中学や高校の時分にも、授業の合間に友人らと携帯用の小さな
マグネット式将棋なんかでよく遊んだ。最近はネット将棋対戦が
お気に入りで、某サイトでは初段~2級くらいの間を行ったり
来たりの日々。その努力が実ったのか、例の親戚のオジさんと
少し前に再戦する機会があって、1勝1敗と互角に渡り合えた。
まぁ、オジさんも既にかなりの高齢で、かつての実力は発揮
できなかったとは思うが、子供時分、全く歯の立たなかった
相手に一矢報いたのは、それなりに感慨深かった。


個人的は話はさておき、「強くて印象的なプロ将棋棋士」というと、
私はやはり「羽生善治」(現三冠=王位、王座、棋聖)の名が真先に
思い浮かぶ。件の藤井四段同様、中学生でプロとなり、デビュー以来
バッタバッタと中堅やベテランの棋士をなぎ倒す実力ぶりで、次々に
タイトルを奪取。1996年には、棋戦の七大タイトルを全て独占して、
前人未到の「七冠」を達成した。因みに、七冠とは、「名人」「竜王」
「王将」「王位」「王座」「棋王」「棋聖」の7つのタイトルを指す。
なお、羽生さんは同年のNHK杯将棋トーナメントも優勝を飾っており、
実質的に「八冠」を独占した。


そんな「天才棋士」の活躍ぶりを世間も放っておく筈はなく、
羽生さんが何か記録を打ち立てるたびに、メディアも大きく
報じた。そうした将棋ブームは当時のパチンコ界にも及んで、
(当時は、社会現象がパチンコ台に反映されるケースが多数)
将棋をモチーフにした様々な機種が登場。豊丸の「王将百番」
「CRコマコマ倶楽部3」などは、その一例といえよう。そして、
その豊丸と同様に、将棋ブームに目を向けていたメーカーが、
「平和」であった。羽生さんが名人位を初防衛した1995年に、
将棋の駒がヤクモノの新要件ハネモノ、「名人戦」をリリース。
この台が出た時点で、「いずれ、デジパチか権利物辺りでも
将棋モノが出るな」と思っていた。すると、案の定というか、
翌1996年の2月に、平和は当時流行りのフルスペックタイプ
「CR・RYU-OH」を発表して、さらにその現金機Verとして
「七冠王」も同時にリリースしたのだった。


その頃、ちょうど将棋界も「羽生の七冠達成なるか」が最大の
注目点となっており、同年、既に六冠達成していた羽生さんが、
残る七冠目をかけて谷川浩司王将に挑戦する、「王将戦七番
勝負」が繰り広げられていた。その決着がまだついていない
状況で、平和はやや「フライング」気味に、上記2機種を公式に
発表した訳だ(羽生さんが3連勝していて、既に七冠濃厚という
状況ではあったが、第4局の始まる前に発表があった(全7局中、
先に4勝でタイトル獲得))、それ故に、実際ホールへの導入が
進んだのは、羽生さんの「七冠達成直後」という、まさに絶好の
タイミングになった訳だが。仮に、羽生さんがその後4連敗して、
七冠奪取に失敗していたら、現金機「七冠王」の方は発表のみで
ホールに出回らないまま、お蔵入りになっていたのかもしれない
(「羽生さんの七冠達成を記念して本機が発表された」という
ネット情報を散見するが、上記理由により正確ではない」)。


「3連勝したから、もう大丈夫だろう」と見切り発車的に本機を発表
したのか、「こんな機種名を付けるほど期待している以上、第4局も
羽生さん絶対勝って下さいね」とメーカー側がエールを送ったのか。
真相は、関係者のみ知るところであろう。


という訳で、随分と前置きが長くなったが、今回紹介するのは、
1996年(平成8年)2月に平和から登場した、現金機デジパチ
「七冠王」。特定図柄で当るとプラス2回の小デジ確変に入る
3回ワンセット機である。突入確率は「1/5」と低く、ループも
無かったので(必ず3回ポッキリで終了する)、CR版のような
ワンチャンスの爆勝ちこそ難しかった。その分、初当り確率は
「1/239」と良心的に設定されており、ツボにハマれば単発と
確変織り交ぜての箱積みも可能。爆発力がない訳ではなかった。




同時にデビューした「CR・RYU-OH」の方は当時の設置も多く、
現在でもネット情報は豊富に残るが、現金機のコチラは独特の
ゲーム性からかCR版より設置が少なく、人気もやや低調だった。
ネット検索しても、残念なほどに情報が少ないのが現状である
(実機動画もアップされていない模様)。まぁ、そんな「日陰者」の
機種を好んで扱う当ブログとしては、まさに絶好の相手ともいえよう。
また、当ブログで記事をアップすると、その後、不思議と実機動画が
出てくる機会があるので、今回も密かに期待している。


(コチラは「CR・RYU-OH」)



「七冠王」のスペック

★カラー液晶モニタ搭載

★賞球…7&15

★大当り確率…1/239

★デジタル停止順…左⇒右⇒中(全回転除く)

★図柄…一~十の数字と「銀」「金」「飛」「角」「王」の計15図柄
(三、七、王の3図柄は赤文字、他は黒文字)

★最大16ラウンド継続

★平均出玉…2400個弱

★小デジ確変機能搭載
⇒全15図柄中、「三、七、王」の3図柄で当ると、プラス2回の
小デジ確変突入。但し、必ず3回1セットで終了。ループは無し。
大当り時の1/5で突入する、3回ワンセット機

★確変終了時の出玉…約7000個(確変中の止め打ちで上乗せ可)

★小デジ確率…通常時:1/14、確変時:1/1.4(10倍アップ)
(小デジ当選時はメインアタッカー下のミニアタッカー開放)

★小デジ確変機ゆえ、メイン確率は常に1/239と不変

★リーチアクション
(「CR・RYU-OH」と共通する部分もあるが、幾つか違いも存在した)

・ノーマルリーチ…左右テンパイ後、中デジがやや高速でスクロール後、
一旦ハズレで停止。すぐ再始動して、スロー回転でスクロール⇒最終停止。
掛かったリーチによって、画面奥の対戦相手が変わるのが特徴。単発図柄
ならヒゲの棋士(石橋)、確変図柄ならメガネ姿の棋士(中山)が相手。
(CR版は、中デジがスロー気味にスクロールして一旦ハズレ⇒再始動して
やや高速でスクロール⇒最終停止。即ち、一旦停止の前後の速度が真逆だ。
図柄によって対戦相手が違うのは共通だが、CR機は確変図柄が5つに対し、
本機は「三、七、王」の3つ。即ち、「飛、角」リーチ時の相手が異なる。

・勝負リーチ…中デジのスクロール中、画面下からおもむろに「指」が出現
(棋士が駒を掴むようなフォルム)、スクロールを続ける中デジに向かって、
指が上下動を続ける。ノーマルより信頼度アップ。
(CR版は、「画面奥」の対戦相手が中デジに手を伸ばし、中デジをクルクル
横回転させる。一方、本機は「手前」の棋士の指が中デジに伸び、上下動を
繰り返す。即ち、中デジを動かす手が、CR版と真逆の設定になっている。
また、CRは中デジが横回転するが、本機は縦方向にスクロールするのみ)

・招き猫リーチ…画面左上に白い「招き猫」が登場、画面奥の対戦相手を
画面外に追いやって、自ら着席。中デジは、猫の手招きに合わせるように
スクロールしていって、一旦停止。すかさず猫が中デジに手を伸ばすと、
クルクルと縦回転で再始動となり、再び停止。一回目の再始動がハズレ
でも、再び猫が手を伸ばして縦回転すると(二回目)、信頼度アップ。
(CR版は、猫が二回目の「手伸ばし」を行えば、100%大当り。一方、
現金機は信頼度がアップするのみで、アッサリ外れることも多かった。)

・全回転リーチ…デジタル変動中、全デジタルがシンクロしてゆっくり
横回転を始める(画面奥の対戦相手は、謎の老人「谷岡」)。その後、
暫く全回転のまま変動が続き、全デジタルが同時に止まる。そのまま
ノーアクションなら大当り確定。しかし、一旦3つ揃って停止した後、
老人が中デジタルに手を伸ばすと「再始動」アクションとなり、再び
中デジのみ変動。こうなると、ハズレのケースが多いが、再始動後も
同じ目で止まれば大当り。全回転は全アクション中、最も高信頼度。


(招き猫リーチ)


(全回転リーチ)


なお、本機の主人公は「羽鳥竜二」という若手棋士で、年齢は25歳の設定。
本機が発表された1995年2月の時点では、羽生善治さんもちょうど25才だ。
名字に「羽」を入れるなど、羽生さんを強く意識していた事が見て取れる。
因みに、単発リーチの「ヒゲの石橋」、確変リーチの「メガネの中山」、
そして全回転リーチの「谷岡老人」が誰をモチーフにしていたかは、当方
全く以て判らない。当時の平和開発陣や役員の名前から取ったのだろうか。
羽生さん最大のライバルだった、谷川浩司棋士のトレードマークがメガネ
だったので、「メガネ(の中山)」にしたのか。今後の調査課題であろう。



(平和「七冠王」の項、了)

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