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月に関する絵本の中から

2016年10月24日 | セレネ美術館

「月の美ー富山の美術から」の企画展にちなんで

月に関する絵本などの書籍も販売しています。

その中から今回は2冊、ご紹介したいと思います。

 

まずは「ダヤンのアベコベアの月」

 

ダヤンの不思議で素敵な夢の中を旅する絵本で、絵もかわいくて素敵 

でもこれって哲学書?(笑)

水の底にあるもうひとつの国

ここはいったいどこだろう?

てんでバラバラな時を刻む時計たち

 

固くなってしまった私の頭ではなかなか理解できない。

いや、理解しなくてもいいんですよね。

絵と文章に身をゆだね、夢の世界をただよってみるのも悪くない。

秋ですし

 

次は「月のしかえし」という絵本

 

ちょっぴり怖くて、冷たそうで、時々あったかいお話です。

「女たちは、ショールをかけ、男たちは、頭巾をかぶり、さきのとがった靴をはき、

耳がいたいときには、焼いた玉葱を耳につめてなおしていた」頃のお話です。

 

主人公セッピーは国で一番のバイオリンひきになりたいと月に願いをかけます。

願いがかなう引き換えに、月がセッピーに要求したものは?・・・・・・・・・・・・・・

 

それにしてもですね~

いろんな魅力的な靴が出てくる出てくる

 やわらかいヤギの皮で出来た1歳用の靴。

 ウサギ皮で出来た2歳用の長靴。

 赤いワニ皮の3歳用のサンダル。

   (殿様の奥様からのいただきものです)

 シカ皮の4歳用の長靴。

   (軽くてはきごこちがよかったそうです。そうでしょうね、想像がつきます。)

 すずのバックルがついたピカピカ光る子ウシ皮のくつ。

 ヒツジ皮の6歳用のサンダル。

 ブタ皮の7歳用の木靴。

 主人公が妹のために作った船の帆布で作った靴。

靴底はかがった縄がついています。

これって、エスパドリーユ

 

いやいや、靴のお話しではないんです。

シミのあるお月様と、奇跡を起こす素敵な音楽のお話です。

結婚、離婚をくり返したイギリスの王、ヘンリー八世もちょこっと出てきますよ(笑)

波乱万丈のセッピーの冒険。

映画化されないかしら?

 

 


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