せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

仕事でのイライラの解消法とは?

2015年06月21日 | ワーク・ライフ・バランス
写真は、気を静めるためにも役立っている朝散歩の道にて、紫陽花に心洗われて

今日は久しぶりに、
自分自身の仕事に対するスタンスについて綴ってみたいと思います。

建築のものづくりで、自分自身の役割を考えると
図面の作図、書類作りなどの労務は除いて、、、

1)依頼主の潜在的要望を満たしたデザインをすること
2)実現に向けて、社会性や予算や法的な諸条件の整理
3)関わる人々の交通整理(現場での指揮など)

施工には、手も出せないし、お金も出せないので、頭に汗をかきます。
知恵を出すということですね。それから行動。

調べたり、事例で学んだり、話したり、見たり、、、。
説得したり、交渉したり、先読みしたり、段取りしたり、、、、、。

そんな中で、自分自身が、イラつくことがあります。
毎回、同じパターンなので、そろそろ解消したいんですねぇ。

みなさんはどうでしょう?
私には2つのパターンがあることに気がつきました。

1)仕事の結果が思い通りになっていない時

図面通りに現場が出来上がっていない、
イメージ通りにことが運んでいない時

自分自身への自戒も込めて、
「く〜、仕事が二流になっている〜」と歯ぎしりします。

2)関わっている方が、暴走したり、段取りを無視するとき

頼んだことが出来上がって来ない、あるいは頼んでいないことをする。
または、意思疎通ができない。

はぁ、、、
プロになりたいと思っていても、これだからなぁ。

付き合う人を変えるべきか?
いやいや自分自身を高めるのが先か?

などと自問しながら、日々どうすべきかを悩んでいるわけです。
(いやはや現場監督さんは相手にする人数が其の比ではないでしょうから、尊敬します。)

そうやって、20年以上この世界に
ほそぼそとながら在籍しているわけですが、
先月(←私のリズムの波で休息月に当たるので読書)のある本で学んだことがあります。

<仕事には「結果」はない>

そうか、そうなんだな。建築って結果だけど。終わりじゃないものね。
そこからがある意味スタート。使われ始めてなんぼですもんね。

<「あなたの周りの人がどれだけ成長したか?」が、自分の仕事の成熟度>

ふ〜む。私の事務所への依頼主さんは、それはそれは人間的成長なさいます。
決断、判断力、覚悟、人間関係の学びetc.

もともと素晴らしい方が門戸を叩いてくださるのですけれど、
こちらが感心する次第です。

さらに、入居後、竣工後は、もっと上の波動へ行かれるので
私もそれが誇りで幸せなのですけれどね〜。

一方、私のイライラは施工や設計の仲間のことなので、そこは、
自分の成長と思って、一緒に学んでいくことなのでしょうかね〜。

ポイントは、

まかせる
ゆだねる
ゆずる


だそうです。

できていない。できていない、笑。

つい、「自分でやったほうが良く出来るかも〜」なんて
おごっていますよね。だから、イラつくんですね。

いろいろな人の長所を見つけて、そこから学んだり、
伸びたらいいな〜とちょっとおせっかいをすることはあります。

それでも、まだまだ委ねられません!

ここが出来るようになるといいなぁ。
器を大きくしたいものです。

それから、少しだけ自己アピールを。

基本的に私自身は、仕事も人間関係も明るく前向きに捉えるので、
どなたとも基本はお付き合いするのですが、

私が話さなくなったり、声が低くなったり、
笑顔がなかったり、いわゆる「普通」になった時は
かなり怒っている時なので、ご注意ください。

みなさん、なかなか分かっておられないんですけど。
笑顔が消えて「どこか具合が悪いんですか?」って
聞かれたことがりますが、

それ、そうとうにイラついていますから。

でも、この怒りについては、分かってもらおうと思わないので話しません。
自分自身がもっと高みに行きたいという情熱や想いからなのですから。

相手に求めても無駄ということは、重々承知なんです。

この本には書いてありませんでしたけれど、

自分の理想=相手の理想

は、幻想だということ。

だから、私のものづくりの理想は、
クライアントさんの望むもの以上だったり、
現代には、まだ求められているものではなかったり、

するのですけれど、

そこで妥協ではなく、自分の次に生かす、諦めないぞと思っています。
そういう意味で言えば、仕事に結果はないのかもしれません。

いつも、全力投球です。

それでも負け(理想が予算や施工で変わった時)は、
次の勝ち(別件で実現)に繋げます。もしくは、敗者復活で、笑。

この頃、「く〜〜〜」な状況が続いていたので、

自分を曲げずに、ものづくりを進めていくには
どうしたら良いかと、まとめるためにも書いてみました。

お付き合いいただき、感謝です!
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