せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

ものづくりの人間関係に右往左往しない、般若心経の「無法」

2017年03月08日 | ものづくり

↑早朝はまだまだ寒いのですが、
この美しい景色を見れると思うと早起きが苦にならない朝です。

建築の仕事は、クライアントさん、地域の方々、
現場、各メーカーなど様々な方と関わり合いながら、
目標をもってものづくりを進める仕事である。

社会人になった時、創造することとは、
個人の力によるものではなく、
いかにうまく多くの他力を統率していくことが
クリエイティブの本質なのだということを学んだ。

つまり、社会と関わって生きていく限り
人間関係は尽きないし、そこで生じる感情のすれ違い
損得勘定や軋轢もまた、なくならないのである。

同じ志、同じ目標をもってしていても
時にそのことは生じる。

最近、所属する建築士のグループで、まさにそのことが起きた。
当事者としては、辛い。延々と続くかに思えるメールの応酬。

どうにか皆冷静になり、
自分の立場ばかりでモノを言わず、当初の目標に向かおうよ!

と、声かけすると、立場ある方が、反応してくださり
同じように冷静に対処くださり、今週、やっと風向きが変わったのである。

以前の私なら、渦中に放り込まれて疲弊疲労していただろう。
今は、心落ち着けることを第一にしているので、傍観もできるのである。

そこには、「般若心経」の「無法」がある。

「無法」とは、「自分の思い通りになってもらいたい、という考えを捨てる」ことだそうだ。
クリエイティブな人間はみな、こうしたい、ああしたいが強い。

そのなかで、一旦自分のエゴをなくし、
自分を守る前に相手を守る。
真っ先に相手の役に立ちたいと願ってみるというものだ。

「般若心経」を私に勧めてくださったのは、志高いクライアントさんだ。

その方との仕事はすでに終わっているのだが、
当初、様々なことに悩まれていたクライアントさん。
その時に「般若心経を読んでいます。とても良いですよ。」
とおっしゃっていた。

当時の私には読む余裕はなく、
しかし、とうとう、そのチャンスが巡ってきた。

今年初めに、たまたま駅の本屋で
『超訳』と名打った読みやすい本を入手したのだ。
毎朝、5分それを読んで、そして手帳に書き留める事を始めた。

そうして、自分を見失いそうになったり
訳が分からず忙しくして、心がどこかに行ってしまいそうになる時
空き時間などに、読み返している。

そして、面白いことに、ちょうど必要としている内容が
本のページに現れてくるから、不思議である。

今日もまた、焦らず、慌てず、自分中心にならぬよう
(私自身も大いにその傾向が強いので、笑)
穏やかで物事に対処したいと願うのである。

そして、こうして私を成長させて下さる周りの方々に感謝である。
ジャンル:
住宅
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