せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

高齢者でも安心して暮らせる世の中とは?

2017年10月21日 | 事前相談・事前調査

高齢者でも安心して暮らせる世の中とは?
どのような世の中でしょうか。。。

明日の衆議院選挙に絡んだようなテーマですね、笑。

建築士の立場から、住まいのハード面と
ソフト面は表裏一体と考えています。

そこで、今日は、住まいの空間構成や建物建設の話だけはなく、
住まい提供の課題解決の一つについて、綴ります。

昨今、高齢者の一人暮らしや、
シングルマザーなどにアパートを貸し渋る問題が発生していることは、
ニュースやメディアでも多くの方がご存知かと思います。

私の兄弟も借家住まいをするにあたって、
民間の保険会社加入の要求や
連帯保証人の要求が事細かくあり、

私が賃貸住まいだった頃に比べて
随分と審査や書類が増えているなぁ、、、
という印象があり、人ごととは思えません。

そんな中、神奈川でお付き合いのある方から嬉しいお知らせ。
賃貸住まいの方の見守りサービスです。

私が、神奈川県バリアフリーアドバイザーで関わっている
(公)かながわ住まいまちづくり協会さんが、
民間会社と組んで始めたサービスです。

特に、こちらの「あんすまコンパクト」は、手頃な価格が嬉しいですね。



全国展開ということですが、
WEB上に大きく取り上げられてはいないので
まだ関東近郊かもしれません。

この制度は、高齢者や一人暮らしへの貸し渋りを減らすことができます。

大家さんの安心から、
親族の安心、
もちろん本人の安心へと繋がり

お互いの不安を取り除けますね。

担当者のお話では、
「元気なお年寄りも多くいらっしゃるのに、
住まいがなかなか借りられない」

そういった相談が多く寄せられ、
試行錯誤しながら、出来上がったシステムなのだとか。

まち協さんの努力の賜物ですね!

私たち設計事務所には、大家さんの立場でのご相談もあります。
これは、大家さんにとっても朗報!!

神奈川で賃貸経営なさっている方で、
高齢者に貸すのが不安という方には
ぜひ活用していただきたいです。

当事務所のHPで解像度の高い資料がダウンロードできるようにしてあります。
http://www.mk-ds.jp/news/2017/10/post-5.html
どうぞ、参考になさってくださいね!

私としては、空き家対策とからめて、
(一戸建てを借りたい方も多いはず)
サービスの拡充を期待します。

高齢者でも安心して暮らせる世の中とは?

私の結論としては、
まちづくり、すまいづくり、サービスやソフト面との連携、、、

今後の世の中の困った!をHAPPYに変えていくには、
こういった連携が大事なのだと、つくづく思うのです。

強者をより強者にしていくこと、の一面だけではなく
伸ばすべきは伸ばしていく。。。一方で

そして、弱者の立場にも光を当て、
底上げしていくこと、

その両面のバランスかと
思いますね。政治も。

さてさて、政権交代なのか、そのままなのか、
明日の選挙前に、アップしておきます。

私としては、日本の山や森環境、
水保全の事に触れていらっしゃる候補者がおられないのが残念です。
命に直結するのになぁ。。。ちょっとつぶやきでした。

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アイデァは平和のために〜レオナルド・ダビンチに学ぶ〜

2017年10月16日 | ものづくり


暦では、寒露から一週間。

涼やかな秋は一気に過ぎ去り、急な冷え込みで初冬のような気温。
みなさま、体調はお変わりありませんか?

夏休みに、横浜そごうで開催されていた
レオナルド・ダビンチ展。

9月に展示入れ替えとなり、最終日の昨日
滑り込みで、後期を観に行きました。

以前にも書きましたが、
若かりし頃、この展示会をイタリアで観ており、
今回は、ぜひ子どもに見せたいと連れて行ったら、

はまってくれて
後期も一緒に観に行ったのでした。

イタリア語、英語での展示では気がつかなかったコメントに
新たに感動したのが、、、

「戦車の設計をわざとミスしたレオナルド」のエピソードです。

アイデァを盗まれるのを恐れただけではなく、
戦争よりも平和を望んだため、とありました。

前期では、ヘリコプターや飛行機の原型の展示、
後期は、戦車の原型が、
兵器や武器、城塞を守るアイデァなど、
まさに、天才ぶりが伝わってくる内容でした。

圧巻なのが、残されている手稿。

図や絵だけではなく、文字の数も膨大。

円の面積の求め方の研究などは、
紙の余白が無いくらいぎっしりと描かれており、
研究者としての、彼のねちっこさ、しつこさが伝わってきて、

子どもいわく「何でもやり遂げる人だったんだね」
と感心した様子。

そして、「やりたいことを、やった人だったんだね〜」と。

全展示を通して
子どもには、そんな印象だったようです。

↓丸太で組み立てる橋の模型を体験


ものづくりのジレンマを知る大人としては、
いえいえ、これほど天才と言われたのは後世になってから。

この手稿のアイデァも、時代的には実現ができなかったし、
仕事がために、今でいう営業もやっていた
エピソードを知っている私は、

いつの時代も、もの産み出す側の人間は
必死なのだ!

と心の中で思うのでしたが、
そんな現実を、感動の嵐の中にいる子どもには言えませんでしたね。

建築家としてのレオナルドは、
仕事を発注してもらうために、

公爵へ「建築のものづくりから橋の設計、都市や街づくりも、できます」と
自薦状を出しているのです。

生きていく糧としての、ものづくりの仕事も懸命にこなし
自分自身のアイデァと研究の探求をやめなかったレオナルド。

やっぱり、私たち人間の進化上、欠かせない師匠であり、
ものづくりを生業とする人間の拝める存在であります。

私自身は、あらためてものづくりに必要な要素は

『観察眼』と『探究心』

展示会に足を運んであらためて感じました。

彼の天才脳と自分の脳みそは比較になりませんが、笑
『意気込み』だけは、身体に刻み込んでおきたいと思うのです。

お土産には、スケッチが表紙のダビンチノートを購入しました。

ついつい、怠けそうになるときに、、、、手元に置いて、
意気込みを奮い立たせられますよう
眺めましょう。



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晴れたら施工、職人さんの休日返上に感謝して

2017年10月10日 | A01監理_神奈川県川崎市新築工事


天候に恵まれた10月の3連休を
楽しまれた方も多かったことでしょう。

体育の日は、年中でも晴れる確率も高い日。
今年も晴れましたね。

天候が良ければ、良いほど、現場は、休みなしです。
連休最終日、外構工事の土間打設コテ仕上げに立ち会いました。

実は1年越しの施工です。

工務店さんに故意はなくとも、
天候に左右される現場。竣工時に雨に打たれた土間部分。

引渡し予定日に工事の竣工を
間にあわせるべく、どうしてもしわ寄せが来る外構工事。

急ごしらえで、仕上がりが芳しくなく、、、、
クライアントさんから、補修を頼まれていた工務店さん。

なかなか、日取りが決まらないので、思い切って10月に。
せっかくのやり直しならば、もう手直しがないようにしたい

そんな想いは、依頼主も、監理者も、施工者も同じ。

当方の立ち会える日に調整していただき、実現しました。

確認に立ち会うというだけですが、
手直し方法は事前に打ち合わせてのこと。
この夏に3者で行っています。

工事時には、手順の確認や、養生方法の指示や、
出来上がりをチェックします。

10月とはいえ、日差しの強い日中。職人さんはサングラスでの施工。
何度もなんども、丁寧にコテで抑えていただきました。

ありがとうございます!

今回打ち継いだ箇所や、建て替えなので、
古いマス蓋の補修などもお願いしました。

職人さんも、きれいにすることには腕に自信がありますが
薄塗りは、割れてくるので、できれば避けたいところ。

なるべく、車両は載せないように使っていただくことで
依頼主さんにも了承を得ての施工となりました。

今回の教訓としては、
外構工事は、建物の引渡し約束日と
別工程で組んだ方が良いかもしれない感じました。

今回は、補助金も活用しているので、
竣工は遅れられないという点もありました。

もともとあった住まいの建て替えでもある為、最終枡を
既存の位置を活用したのですが、
毎日使う通路にあったため
工事を遅らせられなかったというのこともあります。

次回からは、
天候で融通を利かせていただけるよう、
今後、依頼主さんには、
工程の調整を大幅に見ておくことと、大きな枡はできるだけ
通路を避けることでしょうか。

都市部の限られた敷地では、なかなか難しいことですが、
住み手も、作り手もHAPPYになるには、
そのようなきめ細かい配慮も大切と実感した次第です。

休日返上で、施工くださった職人さんには本当に感謝です。

クライアントさんの満足のために、
骨を折ってくださる地域工務店さんならではのアフターフォロー
そして何より、待っていただいたクライアントさんに感謝して!

これからも、きめ細やかな対応で臨みたいMKデザインスタジオでした。
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熊本市の罹災証明を受けた方への耐震診断事業が、始まりました!!

2017年10月03日 | 熊本便り

熊本市の耐震診断事業のご案内です。

熊本市の罹災証明を受けた方への耐震診断事業が、始まりました!!

平成28年熊本地震で被災され地震直後に当事務所の
無料ヒアリング相談を受けられた熊本市の方へはお葉書をお送りしました。

これまでは、昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された「新耐震基準」ではない住宅が対象でした。

今回の熊本地震で罹災証明を受けた方であれば、下記の条件を満たす住まいは
昭和56年6月以降に着工した戸建の木造住宅でも補助対象となります。

ぜひ、この機会に、耐震診断を受け、耐震補強を推進されるとより安心かと存じます。

説明会の対象となる住宅の条件:

市内にあり、人が住んでいる又は住む見込みがある戸建木造住宅で
1.平成12年5月31日以前に着工したもの
2.在来軸組構法、伝統的構法で建てられたもの
3.3階建て以下のもの
1.2.3.のすべてに該当する必要が有ります。
なお、昭和56年6月以降に着工した戸建の木造住宅の場合、
熊本地震による被害を受けたもの(罹災証明や被害写真により確認できるもの)が対象となります。

説明会の期日:平成29年10月15日(日)16日(月)
申込み期間:平成29年10月5日(木)から12日(木)

申し込み方法など詳しいことは熊本市のHP
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2842
をご覧ください。

もしくは都市建設局 建築住宅部 建築政策課 建築物安全推進室
TEL:096-328-2449 FAX:096-359-697
まで、お問い合わせください。

この案内は、熊本市の情報の抜粋です。情報は常に更新されますので、
まめにチェックされることをお勧めいたします。

耐震性能に不安を残しながらお住いの方には、朗報な制度ですので、ぜひご活用ください。

その後の耐震補強にも補助の制度がございます。
説明会にて、行政の方々に詳しくお聞きくださいね。

注記:この制度により、当事務所が派遣されるのものではありません。

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不調の時こそ、感謝!

2017年10月02日 | ワーク・ライフ・バランス



先週、怪我を負うという
アクシデントに見舞われました。

急なことで、打合わせのキャンセルをさせて頂いた方もあります。
ご不便をおかけしました。

先週、月曜日のブログアップが出来なかったのはそのためです。

一週間経ち、、、なんとか体調も戻りつつあります。
今週はそろそろ通常営業に戻れるかなといったところです。

この間、設計仲間や工務店さんには色々と陰ながら
助けていただきました。感謝いたします。

また、なんとなく滞っていたプロジェクトも、
様々な事が整理されて、すっきりとして参りました。

これから、もっとスムースに進めたいと存じます。

何か滞っていると、不調なことが起きがちという
氣の流れを理解している身としては、

今回の出来事にどのような意味があるのかな?と
横になりながら考えていました。

もともと、9月は、今年の私の運気の中で一番の厄月。
「嵐の月である」ようです。

それでも、おかげさまで公私ともに問題なく
月末を迎えようとして、、
それは起きました。

こう来たかっ!て感じなのですが、まぁ強引なこと。

つまり、休みなさい、見直しなさいってことでしょうか。

ついつい、スピードアップで物事を進め、
工務店さん、クライアントさん、の理解や協力が得られていないまま
進めようとしていないか?

家族にも、自分のペースを押し付けていないか?

など、見直してみました。

じっくり、ゆっくり腰を据えて、焦らないこと。。。

そんな教訓のようにも思えてきました。

今回のアクシデントで、たくさんの方に
心配して頂いたり、励まして頂いたり致しました。

ありがとうございました。

また、怪我を負うということで病院の方
看護師さん、救急の方など、
多くの方の親切、親身さを受け取り、
日本って本当、こういうときに安心だわと噛みしめました。

弱者の方の立場、不便さも見えてきて、、、

いろんなことに感謝の気持ちが湧いてきた一週間でありました。
ありがとうございます。

ポジティブに考えてみますと、2つ良いことがありました。

一つは、行けなかった建築の講演が
ちょうど9月いっぱいでWebセミナーとして視聴できるとあり、
横になりながら、勉強できました。ありがたいです。

二つ目は、今回、熊本での出来事のため
両親にはお世話になりました。

長子生まれの、兄弟の多い私としては
子どもの頃、親の愛情を独り占めできる
一人っ子が大変羨ましく思えていました。

この歳になって、情けないことですが
両親の世話を受け、まるで一人っ子、笑。

ああ、天はこんな形で望みを叶えてくれるとは、、、
と、そんなことも考えてしまいました。

これからも少々のリハビリが必要です。
焦らず、じっくりと回復して参りたいと思います。

実り多き秋への感謝とともに。
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