労働者のこだま(国内政治)

政治・経済問題を扱っています。筆者は主に横井邦彦です。

おもしろい指摘

2006-12-06 02:23:00 | Weblog
 私のブログに興味深いコメントをよせてくれた人がいるので紹介します。
 
 
「兄の透氏の『奪還』によると帰国後の警察の事情聴取に『日本に帰ってきたのはこれが初めてではないでしょ?』の問いかけに『帰れるはずがないじゃないか!』と激怒したそうです。また『俺は有名人だったから』とも言っていたそうです。」
 
 最初に浮かぶ疑問は、「日本に帰ってきたのはこれが初めてではないでしょ?」という警察の問いかけは拉致被害者全員になされたものでしょうか?
 
 つまり、警察は地村さん夫妻や曽我ひとみさんにも同じ問いかけをしたのか?ということです。
 
 私はそのような質問はしなかったと思います。
 
 それに激怒というのもおかしな反応です。「なぜそういう質問をするのですか」と問い返すのが普通でしょう。本当に日本に帰ってきたのが初めてならば。

 取り調べ室で容疑者が激怒でもすれば、取調官は「なんか当たったな」ということで、もっとするどく突っ込んでくるはずですが、そうでないのは新潟県警に人権に対する配慮が行き届いているからでしょう。
 
 さらに、警察はなぜ蓮池薫氏にだけそのような意地の悪い質問をしたのでしょうか?
 
 警察がそのような問いかけをしてみたくなるような根拠を何か知っていたのではないですか?
 
 「俺は有名人だったから」「帰れるはずがないじゃないか!」という答えも奇妙なものです。
 
 彼を日本の官憲にとって「有名人」としたものは、果たして「拉致被害者」であるということでしょうか?
 
 また「有名人」だから「帰れない」というのは、「有名人」でなければ「帰ること」もできたんだ、という意味を含んではいませんか?
 
 だから、この文章は「あることがあって自分は日本の官憲にとって有名人となってしまったので、帰れなくなった」という風に解釈できませんか?
 
 もちろんこれは単なる憶測というものですが・・・

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど、、。 (FREE FROWER)
2006-12-07 03:39:30
そうとも受け取られる内容ですね。。       しかし観点が違うと色々な受け身があるものですね。            ひとつ質問したいのですがあなたが考えるものとして北朝鮮は、なぜ故に拉致を行なったのでしょうか? 自身が思う考えで構いませんので教えてもらえたら幸いです。        私も個人的にあなたの考えを知りたくなったので、、。
Unknown (Unknown)
2006-12-12 08:43:32
>それに激怒というのもおかしな反応です。「なぜそういう質問をするのですか」と問い返すのが普通でしょう。本当に日本に帰ってきたのが初めてならば。

それは貴方の勝手な推測。
常識的に考えて過酷な北からかえって来た直後に意味不明な質問をされたら、普通に返すことなんかできないでしょ。感情を乱すことも十分ありうる。
熟考して記事を書いていただきたい。