大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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ギリシャ・抗議デモで銀行炎上、3人死亡

2010年05月06日 06時51分17秒 | 注目すべき話題
ギリシャ全土で5日、3日前に政府が導入を決めた緊縮財政政策に反発するゼネストがあり、騒乱が広がった首都アテネで、銀行ビルから出火し3人が死亡した。ギリシャでは08年末に警官の発砲で少年が死亡する事件が起きているが、デモ中の死者は91年以来。アテネからの報道によると、現場は国会に面した市の中心、シンタグマ広場に近いスタジオ通りの民間銀行で、出火の際、3人はビルに閉じ込められ逃げ遅れたという。3人がデモ参加者だったかはわかっていない。警察当局はデモ隊の一部が行進中、火炎瓶などを投げ放火したのが出火原因とみている。この日のデモには数万人が参加したとみられている。

現場近くに住む無職のクリストさん(70)は5日午後3時すぎ、電話取材に「アテネに長年暮らしてきたが今日のデモは過去最大だ。市民だけでなく全国各地からデモ隊が集まり、銀行や政府のビルに放火する者がたくさんいた。中心部は催涙ガスと煙だらけだ」と話した。債務の超過で破綻寸前のギリシャ政府は今年3月初旬、増税、公務員給与削減など2度目の緊縮策を導入したが大きな混乱はなかった。その後、市場の情勢は好転せず、ギリシャは1100億ユーロ(約13兆4900億円)規模の融資を国際通貨基金(IMF)と欧州連合諸国から受けるため、3度目の緊縮策を今月2日に発表した。

新たな策は、3月に2%上げた消費税をさらに2%引き上げ23%にし、年金支給開始年齢を引き上げ、一部の公務員給与を大幅に削減する厳しい内容だ。3月の世論調査では4割台の支持を得ていたパパンドレウ首相だが、今回デモが広がったのは、政府や、それに圧力をかけるドイツなど欧州連合諸国に対するギリシャ国民の怒りがここに来て一気に高まった証しと言える。


@民主党政権が続けば、日本でもまた起こりそうですね。