大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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リビア反体制派の軍司令官を殺害 大佐の仕業?反体制派内の路線闘争?

2011年07月29日 15時23分07秒 | 古いシリア戦場ライブ・ロシア軍・フーシ、イエメン・アフリカ・北南米情勢
リビアの反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は28日、記者会見し、反体制派の軍司令官アブドルファッターフ・ユーニス・オベイディ氏が同日、武装集団の銃撃を受け側近2人とともに死亡したと発表した。オベイディ氏は同国最高指導者カダフィ大佐の政権で公安相を務めていたものの、2月に離反し反体制派に合流した人物。大佐側による暗殺の可能性があるほか、反体制派内の路線闘争の結果との見方も出ている。AP通信などによるとオベイディ氏はこの日、同氏の親族がなおカダフィ氏に近い立場にいることなどについて国民評議会の査問を受けるため、前線司令部から反体制派の本拠地である北東部ベンガジへ呼び戻される途中だった。査問の理由について同評議会のアブドルジャリル議長は「軍事的な事柄に関して」と説明するにとどめている。同評議会は武装集団のリーダーを拘束したとしているが、詳しい殺害状況や背後関係は分かっていない。また、ベンガジではこの日、アブドルジャリル議長の会見直後に、会場のホテル前で武装した男らが地面や空に向けて銃を乱射する騒ぎがあった。オベイディ氏殺害との関連は不明。

オベイディ氏はカダフィ氏が同国の実権を握った1969年のクーデター当時からカダフィ氏の「腹心」として知られた。しかし、反体制派の蜂起が拡大した今年2月に政権から離反し、その後、反体制派の軍司令官の座に就いていた。同評議会では、カダフィ政権で司法相だったアブドルジャリル議長らとともに、交渉によってカダフィ氏の権力放棄を模索するグループに属し、あくまでも武力での同氏排除を目指すグループと対立関係にあったとされる。反体制派内には、長くカダフィ政権の中枢にいたオベイディ氏が部隊を率いることへの反感があったとの指摘もある。ただ、オベイディ氏は政権離反前後にカダフィ氏側の襲撃を受けた経緯があり、今回も同氏による暗殺である可能性は排除できない。反体制派は首都トリポリ攻略に向けて攻勢を強めているものの、兵器の質や兵士の練度の低さなどから決め手を欠いており、オベイディ氏の死によって部隊の指揮系統がいっそう混乱する可能性もある。


@いずれにしても時代が大きく変動する中で必然的に淘汰されるべき事象というか、当時者たちが必ず乗り越えなければならない一つの壁ですね。すべてが思い通りに進むなんて事はあり得ません。