大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

日本の軍艦3隻がフィリピン訪問 「中国牽制」の意図は明らか

2012年06月01日 10時22分58秒 | 我が国の安全保障問題
日本の海上自衛隊の練習艦3隻が28日、5日間の「友好訪問」のためフィリピンに到着した。太平洋・島サミットの開催に続く、「中国牽制」の新たな行動とメディアは指摘する。フィリピン軍当局はこの訪問と現在の中国との黄岩島(スカボロー礁)事件との関係を懸命に否定し、日本政府もこの事件については固く口を閉ざしている。だが黄岩島事件がまだ収束しない中、南中国海問題における日本の続けざまの動きは、否応なく外部に様々な疑問を抱かせるものだ。

■日本の軍艦3隻がフィリピン到着(実際は2隻)

フィリピン情報局(PIA)は27日、日本の練習艦3隻が「友好訪問」のため28日に同国に到着するとウェブサイト上で発表した。海上自衛隊のかしま(TV-3508)、しまゆき(TV-3513)、まつゆき(DD-130)だ。28日にはマニラ湾のコレヒドール島で会議、29日にはフィリピン海軍による歓迎式典が行われる。海上自衛隊幹部はマニラ警察局、フィリピン港管理局、フィリピン沿岸警備隊、フィリピン税関、フィリピン海軍などを訪問する。

フィリピン・スター紙は日本が軍艦のフィリピン訪問に先立ち、フィリピンへの巡視船10隻の供与と海事・領土防衛能力強化の支援を発表したことを指摘した。だがフィリピン軍当局は、日本の軍艦の訪問と現在起きているパナタグ礁(黄岩島、スカボロー礁)をめぐる中国との睨み合いには何の関係もなく、型通りの訪問だとしている。フィリピン・スター紙の報道によると、かしまは排水量4050トン、全長143メートル、乗員360名で、76mm速射砲1基、3連装魚雷発射管2基を備える。しまゆきとまつゆきは排水量3050トン、乗員200名で、76mm速射砲1基、20mmファランクスCIWS2基、対艦ミサイルシステム1基、対潜ミサイル発射機1基、3連装短魚雷発射管2基を備える。フィリピンメディアは日本の軍艦の性能の説明に大きな紙幅を割いた。これは少し前に米軍のバージニア級攻撃型原子力潜水艦ノースカロライナが同国を訪問した際とそっくりだ。当時もフィリピンメディアは原潜の性能について筆を惜しまず説明したうえ、原潜の訪問と黄岩島事件を関係づけるべく全力を挙げた。

■「中国牽制」の意図は明らか

フィリピン側は極力覆い隠そうとしているが、今回日本の軍艦がこのような情勢の下でフィリピンを「友好訪問」することの目的は言うまでもない。タイ国立開発行政研究院(NIDA)政治学部の教授は取材に、今回の訪問について、第1に米比同盟への支持を表明し、米日海軍の戦略の一致を顕示する目的、第2に中国と島嶼や海洋主権を争う日比同盟を構築する狙いがあると指摘した。

米国が東南アジア回帰を積極的に進める中、日本もこの地域で影響力を強化し続けている。近年日本は中国経済の急成長を前に、東南アジアでの自らの地位が脅かされることを懸念。このためASEAN諸国への支援を拡大すると同時に、この地域で中国の影響力をできるだけ弱め、政治、経済、軍事など様々な手段を通じて地域の発展に影響を与え、地域における主導的地位を確立し、政治大国化に向けた基礎を固めようと図っている。

日本は絶えず「軍事的手段」を利用してフィリピンなどとの軍事的つながりを強化し、南中国海への一層の浸透を図っている。今回の中国とフィリピンの紛争はその1つの機会となった。4月16日に日本の自衛隊が米比定期合同軍事演習に初参加。5月18日には日本が年内に少なくとも10隻の巡視艇をフィリピン沿岸警備隊に供与する計画であることをフィリピン国防相が認めた。そして今回、日本の軍艦3隻がマニラを「親善訪問」した。

軍艦訪問以外に、26日に閉幕した第6回太平洋・島サミット(沖縄)についても日本メディアは「中国牽制の意図がある」と声を揃えた。サミットで日本は「各国の航行の自由の尊重」を名目に、今後3年間で5億ドルの援助を約束した。これはまさに日本メディアが指摘するように「経済的手段」を利用して中国「牽制」に太平洋島嶼国を引き込むことが目的だ。日本の産経新聞は27日付で「島サミット 成果を中国牽制に生かせ」と題する社説を掲載。「今回は米国の初参加に加え、軍事、経済、資源の各面で海洋での拡大を続ける中国を牽制する宣言を採択したことを高く評価したい」と指摘した。日本メディアの「高い評価」と日本政府の様々な行動から見て、中国を牽制し、中国の台頭への防備を固める意図は余りにも明らかだ。(人民網)

@毎度の事ながら自分の事は棚に上げて、他国を批判する姿勢は見上げたものです。基本的にシナ人というのは臆病者揃いなんですね。

フィリピンの報道では、しまゆき(TV-3513)は、入港していません。ドッグでメンテナンス中との事。