E-3
日本政府はボーイング社とE-767早期警戒管制機(AWACS)4機のアップグレード契約を結んだことが明らかになった。 米軍のE-3セントリーとのデータ互換性を持たすことで相互運用を可能にするのが狙い。 地上設備も改修される。
米国防安全保障協力庁 (DSCA) がウェブ上で明らかにしたもので、日本向けミッションコンピュータの性能改修 mission computing upgrade (MCU) として電子支援システムを4系統、AN/UPX-40新世代敵味方識別装置 Next Generation Identify Friend or Foe (NGIFF) を8基、同じく8基のレイセオン製AN/APX-119敵味方識別トランスポンダーおよびレイセオン製KIV-77暗号化コンピュータ4基を搭載する。主契約社はボーイング統合防衛システムズで、米国の海外軍事販売(FMS) 制度を利用する。
「その他として支援試験装置の提供、予備修理部品、人員訓練、訓練機材、技術文書、米政府および契約企業による技術支援、機材据付・点検など関連分野でのサポートが含まれる」とDSCAは説明。今回のアップグレイドで日本のAEW&C能力 (Airborne Early Warning & Contlor =早期警戒機)だけでなく、米軍との共同作戦能力も向上する。
E-767
@いうまでもなく航空郵政確保の要です。過去5回アップグレイドしていますが、今回は最大規模になります。当然シナも警戒管制機のレーダー性能向上に余念がありません。
完了すれば米空軍E-3Gブロック40/45と同等の性能になります。
航空自衛隊のE-767早期警戒管制機「74-3503」は、ミッションコンピューターのアップグレードなどの改修作業のため、テキサス州サンアントニオのボーイング施設に到着しています。
航空自衛隊はE-767を4機保有し、改修費用は約6,090万ドル。作業はサンアントニオのほか、オクラホマ州オクラホマシティとワシントン州シアトルで行われる予定です。残り3機も順次アップグレードが行われ、全てを終えるのは2022年12月31日(土)を予定しています。
参考:シナの世界最高のレーダーシステムを持つ「KJ2000早期警戒管制機」 F-22ですら検出可能?