大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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日中が空母戦を展開  8機のF-35Bで24機のJ-15に対抗可?

2012年11月27日 19時24分23秒 | 我が国の安全保障問題
カナダの軍事誌『漢和ディフェンスレビュー』(12月号)は、「中日両国による海上大・中型空母の競争がすでに開始された」と伝えた。同誌は中日両国の艦載機・艦載武器等の現状を比較し、日本の一般空母の先進技術が、依然として中国海軍をリードしていると指摘した。記事の内容は下記の通り。

海上自衛隊は今年1月に、満載排水量が2万7000トン、標準排水量が1万9500トンに達する新型軽空母「22DDH」の建造を開始した。同空母はひゅうが級ヘリ空母を基礎として開発される。その一方で、中国海軍の空母「遼寧艦」が海上試験を完了した。これは中日両国の海軍が、空母時代に突入したことを意味する。22DDHはヘリコプター搭載護衛艦と称されているが、各種指標を見る限り、イタリア海軍の軽空母「カヴール」の同級艦と言える。

日本の22DDHがF-35B艦載機を艦載できるならば、軽空母として見なされる。軽空母はまず、甲板の耐熱性能、離着陸の重量の条件を満たす必要がある。日本は強化型甲板を敷設することが可能であるため、前者が問題になることはない。またF-35Bの最大離陸重量は27トンに達するが、22DDHの2万7000トンの排水量を見る限り、大型艦載機の離着陸も容易なため、後者が問題になることもない。22DDHは必要に応じ、12機以上のF-35Bを艦載可能だ。

遼寧艦は24機のJ-15戦闘機を艦載できる。J-15とF-35Bは同世代の戦闘機ではなく、性能にも差がある。J-15は主に制空権の維持に用いられ、F-35Bはより強力な攻撃・戦闘能力を持つ。後者は高いステルス性と、成熟したフェーズド・アレイ・レーダーを持ち、空中戦でJ-15に先制攻撃を仕掛けることが可能だ。しかしJ-15のレーダーに発見された場合、F-35Bのステルス性能は効果を失う。短距離のドッグファイトにおいて、J-15は上昇、スピード、急旋回等の面で優勢を占める。

F-35Bは、ロシアや中国の現役空対空ミサイルの性能を上回る、AIM-120C、AIM9X、IRIS-T等の対空ミサイルを搭載できる。そのため8機のF-35Bの総合戦闘力は、24機のJ-15と比べて遜色がない。また中国が国産空母の建造を開始すれば、日本は22DDHのアップグレード版、排水量が3万7000-4万7000トンに達する標準中型空母を建造する可能性が高い。同中型空母は約24機のF-35Bを艦載可能で、中国の艦載数と同水準に達し、品質の面で優勢を占めることになる。日本の22DDHのレーダー、艦隊式システムが、中国海軍の空母に劣ることはない。遼寧艦の指揮・抑制・通信・コンピュータ・情報システム(C41システム)もまた、中国新型駆逐艦052Cに劣ることはない。遼寧艦の同システムは、052Cの拡大版である可能性が高い。22DDHと遼寧艦の登場は、中日両国による海上大・中型空母の競争がすでに開始されたことを示す。日本の一般空母の先進技術は、依然として中国海軍をリードしている。

@ここで今朝書いたばかりですが、有料の軍事誌も同じような事を書いていますので紹介しておきます。ただ、ヘリ空母やF35を持ち出すまでもなく、F15J8機でJ-15なら24機相手に十分戦えます。