スウェーデン王立科学アカデミーは3日、2017年のノーベル物理学賞を、世界で初めて重力波の検出に成功した米国の3氏に授与すると発表した。物理学の重大問題だった重力波の存在を実証し、新たな天文学に道を開いた功績が評価された。
重力波は重い天体などが移動するときに、その重力の影響で生じた空間のゆがみが、さざ波のように周囲へ伝わっていく現象。アインシュタインが相対性理論で百年前にその存在を予言したが、直接観測されていなかった。
米国にある観測施設「LIGO(ライゴ)」の国際チームは昨年2月、重力波を初めて検出したと発表し、世界的な大発見となった。13億年前のブラックホール同士の衝突で生じた重力波を米国の2カ所にある観測施設で2015年9月に捉えた。
重力波の検出は相対性理論の正しさを改めて裏付けたほか、目に見えないブラックホールを捉える新たな天文学を切り開いた。
参考:
アインシュタインの一般相対性理論によれば、質量をもった物体が存在すると、それだけで時空にゆがみができます。さらにその物体が(軸対称ではない)運動をすると、 この時空のゆがみが光速で伝わっていきます。これが重力波です。重力波はすべてを貫通し、減衰しないと考えられています。
人類は、太古よりつい最近まで可視光でしか自然を観察できませんでした。しかし19世紀に入って電波やX線が発見されると、遠くに一瞬で情報を伝えたり、人体や物質の中の様子が観察できるようになりました。そのため今まで全く未知だった世界への扉が開かれ、人類の知識の増大・世界観の変化に大きく役立ちました。 その後も赤外線・紫外線やガンマ線など、次々と新しい「観測手段」が発見されるごとに、未知なる世界が人類に解き放たれています。これらはすべて「波動現象」を利用した情報伝達による自然観察と言うことができます。従って電磁波と同じ「波動現象」である「重力波」も、この歴史にならって新しい観測手段となり人類に未知なる世界を垣間見ることを可能にするであろうと期待されるのです。
ここで大事なことは、「重力波」は「波動現象」ですが、人類が今まで発見し道具としてきた「電磁波」の仲間とは大きく異なる特徴を持つという点です。その名が示すとおり、重力波は「重力」を発生する起源である「質量」が運動することで発生します。
その「質量」というものは、「時空」の構造という物理学の一大テーマを決定するために非常に重要な要素です。このことが「重力波」を使った自然の観察が、「電磁波」の仲間を使った観察と根本的に異なる世界(それがなんだかわからないところがもどかしいですが)を切り開くという期待をより一層高める要因ともなっています。
@どうして、13億年前のブラックホール同士の衝突でできた重力波という事が断定できるのでしょうね。
前にも書きましたけど、チャンコロ蓮舫の愚策たる事業仕訳以降、こうした研究に対する資金援助がほとんど行われていません。左翼に垂れ流される沖縄の振興費3500億を削ってどうか真面目に研究に勤しんでいる大学の研究所に対する補助金にしてやってください。差別を生みだす大学の無償化より、補助金です。安倍さんお願いしますよ。
重力波は重い天体などが移動するときに、その重力の影響で生じた空間のゆがみが、さざ波のように周囲へ伝わっていく現象。アインシュタインが相対性理論で百年前にその存在を予言したが、直接観測されていなかった。
米国にある観測施設「LIGO(ライゴ)」の国際チームは昨年2月、重力波を初めて検出したと発表し、世界的な大発見となった。13億年前のブラックホール同士の衝突で生じた重力波を米国の2カ所にある観測施設で2015年9月に捉えた。
重力波の検出は相対性理論の正しさを改めて裏付けたほか、目に見えないブラックホールを捉える新たな天文学を切り開いた。
参考:
アインシュタインの一般相対性理論によれば、質量をもった物体が存在すると、それだけで時空にゆがみができます。さらにその物体が(軸対称ではない)運動をすると、 この時空のゆがみが光速で伝わっていきます。これが重力波です。重力波はすべてを貫通し、減衰しないと考えられています。
人類は、太古よりつい最近まで可視光でしか自然を観察できませんでした。しかし19世紀に入って電波やX線が発見されると、遠くに一瞬で情報を伝えたり、人体や物質の中の様子が観察できるようになりました。そのため今まで全く未知だった世界への扉が開かれ、人類の知識の増大・世界観の変化に大きく役立ちました。 その後も赤外線・紫外線やガンマ線など、次々と新しい「観測手段」が発見されるごとに、未知なる世界が人類に解き放たれています。これらはすべて「波動現象」を利用した情報伝達による自然観察と言うことができます。従って電磁波と同じ「波動現象」である「重力波」も、この歴史にならって新しい観測手段となり人類に未知なる世界を垣間見ることを可能にするであろうと期待されるのです。
ここで大事なことは、「重力波」は「波動現象」ですが、人類が今まで発見し道具としてきた「電磁波」の仲間とは大きく異なる特徴を持つという点です。その名が示すとおり、重力波は「重力」を発生する起源である「質量」が運動することで発生します。
その「質量」というものは、「時空」の構造という物理学の一大テーマを決定するために非常に重要な要素です。このことが「重力波」を使った自然の観察が、「電磁波」の仲間を使った観察と根本的に異なる世界(それがなんだかわからないところがもどかしいですが)を切り開くという期待をより一層高める要因ともなっています。
@どうして、13億年前のブラックホール同士の衝突でできた重力波という事が断定できるのでしょうね。
前にも書きましたけど、チャンコロ蓮舫の愚策たる事業仕訳以降、こうした研究に対する資金援助がほとんど行われていません。左翼に垂れ流される沖縄の振興費3500億を削ってどうか真面目に研究に勤しんでいる大学の研究所に対する補助金にしてやってください。差別を生みだす大学の無償化より、補助金です。安倍さんお願いしますよ。