さんたろう日記

 90歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジ持って残りの日々を楽しもうと思っている爺いです。

寒々と小さな冬の駅静か

2017-01-24 | 日記


駅の構内には、会津若松行きの上り列車を待つ6人ほどの人と、雪の奥会津川口方面行きの下り列車を待つ人一人、それにホームにお立ちの駅長さん、あっそうそうもう一人高い跨線橋の上で寒風に耐えてカメラを構えている爺いがおりました。みんなで9人それぞれ静かに立っている「あいづばん駅」の午後1時40分頃のひとときです。



午後1時44分、JR只見線の只見を代行バスで発車し川口駅からは気動車に変わった上りの列車がやってくるのが跨線橋の上から見えました。ライトをつけて警笛ならしてやって来たんです。私の古里奥会津只見からやってきた列車なんです嬉しかったです。



駅に停車した列車からは下りる人は誰もいません。6人ほどの方が車掌さんに守られて列車に乗るのが見えました。皆さん女の方のようでした。



午後1時46分、会津若松方面からの下り列車が駅に入ってくるのが見えました。ホームで列車を待っているのは下り列車にお乗りになる方お一人と駅員の方お一人の二人だけなんです。



2両編成の下り列車がホームに着くと駅がぱっと明るくなりました。たくさんの方が列車を降りてこられたんです。数えてみたら12人の人たちでした。



午後1時47分、下り列車は12人の人をおろし、川口方面にお出でのお客さん一人を乗せて奥会津只見に向かって発車していきました。 「さよなら・・」下り列車は警笛を鳴らして古里只見へ向かって発車していきました。警笛の音が私には「さよなら」と聞こえたんです。



六尺以下は大雪とは言わず 斉藤美規(宇多喜代子著俳句と歩く「冬の只見」から)
一尺=30.03cm ですから六尺は180cmです。

そんな句がふと思い浮かびました。豪雪の奥会津只見の人達はいまどんな暮らしをしているんだろう。思いが古里に飛んで懐かしくなりました。

「よりんされ」冬至かぼちゃと叔母の声 三瓶一燈  (同冬の只見から)

目をつむる私にはこんな声が聞こえてくるんです。

「しなたよくきゃったなむ・・おらえの冬至カボチャはうまいぞや~・・ええさよって食ってけやれ・・」

これって只見ことばの丁寧語なんですよ。共通語にするとこんな表現になるんでしょうか。「あなたよくお出でなさいました、嬉しいです。私の家の冬至カボチャはとってもうまくできていますよ。どうか家にお寄りなさって食べていってください」

跨線橋の上の寒風に吹かれながら私は古里の思いいっぱいにいつまでも下り列車を見送っていました。
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