乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

広東省中山市

2016-05-21 | 中国
 長らくご無沙汰していた2階建て路面電車に乗りたくなって香港に行くことにしたらもっと長く中国にご無沙汰なのを思い出しました。中国はデカい割に路面電車を除くと古い電車・気動車に乗れない国なので足が遠のいていたわけです。なので中国もちょっとハシゴすることにしました。
 ただこれと言って目的もないと行先が思いつきません。とりあえず地図を見ると孫中山つまり孫文の出身地であることからその名がある広東省中山市の字が目につきなんとなくここにするかと決めました。九竜半島側の中港城で船に乗ると1時間半ほどで中山港に着けます。


 中山市の中心市街地は石岐という地域です。中山港からは市内バスで移動できこの間は直通する路線もありますがBRT(快速公車)と銘打った路線が気になりいくつか乗り継いで行きました。石岐河にかかる岐江橋の東詰付近に繁華街が広がり、橋から東に続く孫文西路は昔からのムードを残して散策しやすく整備され文化旅游歩行街という名がついています。ちなみに中山土産の定番は『杏仁餅』という緑豆の粉を固めたお菓子で岐江橋付近あるいは中山市内のみならず店舗がいくつもある『咀香園』が有名だそうです。


 岐江橋付近は夜景がキレイでした。


 あまり目的もなかった割に行けば結構動き回ることになり宿をとった石岐に夜戻るのが遅くなりましたが中山付近のご当地料理がファーストフードのようにいろいろ手軽にカウンターで食べられる『石岐佬』という店が岐江橋東詰にあり開いていて助かりました。画像はハトのロースト「石岐乳鴿」です。


 この近くではミルクプリン「双皮奶」の字が大きく書かれた甘味処も遅くまで開いているのでいよいよ助かりました。岐江橋東詰の南側に競うように2軒あり橋に近い側は『鳳城双皮奶』です。


 もう1軒は『大良双皮奶』でどちらの店も美味しく甲乙つけがたいものがありました。こういう店が2軒あるとうれしいけれどどちらに入るか迷ってしまいます。


 食べた話続きですがバスに乗って中心から南に離れた南区医院停留所近くの飲茶店『愛群食店』で朝食をとりました。


 点心はセルフサービスで取ります。大きい店内のがやがやした雰囲気にはデパートの大食堂に通じるような楽しさがありました。


 中心から離れた愛群食店に寄ったのは南区医院よりさらにバスで南の長環停留所付近に広がる茶葉市場に行くついでだったからです。少し茶葉や茶器を買おうかと行ってみたのですが大変広く店が無数にあり到底全部見ては回れないという規模でした。


 という具合に手軽な店で食べるくらいであまり見物もできなかったのですが岐江橋付近をはじめ街の雰囲気がほどよく落ち着いていたので悪くない印象です。

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