地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

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世界遺産マカオを訪ねて

2008年11月16日 15時39分23秒 | 香港・マカオ
マカオの魅力といえば、西洋と東洋の文化が溶け合った美しい街並みです。
大航海時代に、ポルトガルがアジア進出の拠点として建設したのがマカオでした。
その後、当時世界一の銀の産出国だった日本との交易によって、またキリスト教の布教や文化の交流点として、マカオはアジア隋一の国際都市と呼べるまでに繁栄を極めました。
16世紀後半には、ポルトガル人の居住権が認められ、中国の一都市が国際色豊かな都市へと変貌を遂げていきます。
しかし、大型船の運航に不向きだったこと、日本の鎖国の影響などから、貿易の中心地としての役割は、中国内陸部との便の良いイギリス領の香港にとって代わられ、マカオ繁栄はわずか70年あまりで終わりを告げ、しばらく国際舞台から遠ざかることとなりました。

しかし現在、ヨーロッパを思わせる美しい建物や広場が点在し、中国風の街並みと一体となって造りあげられたエキゾチックな風景は、世界中からの観光客を引きつけ、マカオは世界の表舞台へと帰ってきました。
マカオの小さな半島には、22の歴史的建造物と8つの広場が世界遺産に登録されています。
そのひとつでもあるセナド広場を中心とした半径1kmほどの場所に、全ての世界遺産が点在しており、歩いて見学するのにとても適した町といえます。
その中には、フランシスコ・ザビエルゆかりの聖ポール天主堂跡など、大航海時代の宣教師たちが記した足跡もあれば、道教の廟、媽閣廟、観音堂界隈などの中国風情漂う場所もあり、東西の史跡が混在しています。
街並みは、カラフルなポルトガル風の建物が建ち並び、カジノが楽しめるホテルがあり、異国情緒たっぷりの洒落た感じですが、一歩裏道に入ると地元の人々で賑わう市場があり、素顔の町の様子を垣間見ることができるのもマカオの魅力です。

そして、食事も歴史を映し、バラエティに富んでいます。
マカオ料理は、中華料理でもポルトガル料理でもなく、独自の発展を遂げたオリジナルの料理とされています。
かつてポルトガルからの船は、アフリカの南端・喜望峰を周ってやってきたので、ケープタウンなどの寄港地で積み込んだターメリックをはじめとするスパイスなどと一緒に、アフリカやインドなどの影響を受けたポルトガル料理がマカオに持ち込まれました。
それが、元からあった中華料理と融合することで、マカオならではの食文化を生み出したのです。
その他にも、ポルトガル料理や広東料理、飲茶料理などもお楽しみいただけます。
今回は、マカオに行ったら是非訪れていただきたいレストラン、マカオのシンボルであり、360℃景色をご覧いただける『マカオタワー』、本格的なポルトガル料理がご堪能いただける、かつての陸軍倶楽部『ミリタリークラブ』などにご案内いたします。
ポルトガルワインや、マカオの美しい夜景と共にお楽しみください。
また、日本でも人気のエッグタルトや、牛乳プリンをはじめとしたスイーツは、有名店のものから、屋台でほおばるお菓子まで、様々なものがあります。
コロアン島では、是非、老舗のエッグタルト店で本場の味をお試しください。
1個からでもご試食できます。

朝、昼、夜と違う顔を見せてくれるマカオは、連泊して、じっくりと知っていただきたい町です。
異国情緒溢れる町歩き、博物館巡り、市場にショッピング、そして食文化と、小さいながら観光の魅力に溢れています。
新たに就航した大韓航空マカオ線利用により、より便利で身近になったマカオに是非お出かけください。 
(田中 貴子)

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