私ども、「日本伝統文化学科」は、日本に一つしかない独特な学科です。そのユニークな位置づけについては、たとえば次のように紹介されています。
「伝統・文化教育といえば、まず「日本文化学科」が思い浮かぶが、平成22年度において、日本文化学科を設置する大学は、千葉大学・北海学園大学・聖学院大学・川村学園女子大学・聖徳大学・学習院女子大学・駒沢女子大学・帝京大学・東京家政学院大学・明星大学・愛知学院大学・南山大学・相愛大学・帝塚山大学・沖縄国際大学の15大学である。しかし、国文学科を改組したものが多く、設置科目も日本文学・日本語学・日本語教育・日本史学・民俗学・宗教学・比較文学が占める割合が高い。
また、愛知県立大学は「日本文化学部」をもつが、国語国文学科と歴史文化学科に分かれることから、従来の国文学科と史学科を合わせたようなものである。総じて、日本文化学科では、今のところ体験授業を実施する大学は少ないが、今後、伝統・文化を実践的に学ぶ科目が増加することを期待したい。
一方、二校だけではあるが、伝統文化の学科・コースも存在する。東京成徳大学の「日本伝統文化学科」と京都造形芸術大学の「和の伝統文化コース」である。東京成徳大学人文学部日本伝統文化学科は、「伝統文化を深く理解し、文化体験と地域連携を軸にしたカリキュラム編成」がなされており、日本語学・国文学・史学・比較文学が中心の講義とは別に、「体験授業」として、「能・狂言・歌舞伎・華道・茶道・装束・着物・書道」があり、「伝統文化★資料室」というブログも開設している。京都造形芸術大学芸術学部芸術学科 和の伝統文化コースは、残念ながら、通信教育部のみに設置されたコースであるが、スクーリングにおいては、「茶道・能・狂言・音曲・浄瑠璃・書道」等の体験授業も実施されている。」
得能弘一氏「大学における伝統・文化教育」(「和文化教育研究紀要」第5号、平23・3)より


















































