伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

日本伝統文化学科より皆さんへ 

2013-01-01 22:59:12 | 日本伝統文化学科

私ども、「日本伝統文化学科」は、日本に一つしかない独特な学科です。そのユニークな位置づけについては、たとえば次のように紹介されています。

「伝統・文化教育といえば、まず「日本文化学科」が思い浮かぶが、平成22年度において、日本文化学科を設置する大学は、千葉大学・北海学園大学・聖学院大学・川村学園女子大学・聖徳大学・学習院女子大学・駒沢女子大学・帝京大学・東京家政学院大学・明星大学・愛知学院大学・南山大学・相愛大学・帝塚山大学・沖縄国際大学の15大学である。しかし、国文学科を改組したものが多く、設置科目も日本文学・日本語学・日本語教育・日本史学・民俗学・宗教学・比較文学が占める割合が高い。
 また、愛知県立大学は「日本文化学部」をもつが、国語国文学科と歴史文化学科に分かれることから、従来の国文学科と史学科を合わせたようなものである。総じて、日本文化学科では、今のところ体験授業を実施する大学は少ないが、今後、伝統・文化を実践的に学ぶ科目が増加することを期待したい。
 一方、二校だけではあるが、伝統文化の学科・コースも存在する京成徳大学の「日本伝統文化学科」と京都造形芸術大学の「和の伝統文化コース」である。東京成徳大学人文学部日本伝統文化学科は、「伝統文化を深く理解し、文化体験と地域連携を軸にしたカリキュラム編成」がなされており、日本語学・国文学・史学・比較文学が中心の講義とは別に、「体験授業」として、「能・狂言・歌舞伎・華道・茶道・装束・着物・書道」があり、「伝統文化★資料室」というブログも開設している。京都造形芸術大学芸術学部芸術学科 和の伝統文化コースは、残念ながら、通信教育部のみに設置されたコースであるが、スクーリングにおいては、「茶道・能・狂言・音曲・浄瑠璃・書道」等の体験授業も実施されている。」

得能弘一氏「大学における伝統・文化教育」(「和文化教育研究紀要」第5号、平23・3)より

受験生のみなさんへ

2013-01-01 20:08:24 | 日本伝統文化学科

日本伝統文化学科より 受験生の皆さんへ   

 

12月も半ばを過ぎ、受験生の皆さんにとっては、いよいよラストスパートの時期になりましたね。まだ志望校が決まっていない方、来春の入学試験をめざしている方、“おさえ”の大学に悩んでいる方、私たちのキャンパスに来てみませんか。大学で、大学生や教員と話すことで、あなたが大学で何をしたいのかが見えてくるかもしれません。

日本伝統文化学科は日本で唯一、伝統文化を体系的に学べる大学です。日本の文化史・文学・芸能・美術史などを専門とする教員が、幅広く日本の伝統文化を学べるカリキュラムを組んでいます。また、伝統文化を社会に生かすという目標を掲げ、地域との交流の中で、実体験を重視するアクティブな授業を展開しています。また、文化マネージメント出版・メディア文化を学ぶ科目を新設し、社会の中で文化を生かす仕事をしている方々から直接教えを受ける機会を増やしました。

 

★国語の教員になりたい!

千葉県内の大学ではあまり行っていない国語の教員免許状の取得ができます。見学実習や現場の教員の方を招いた特別講義、教員採用試験対策講座など、授業、就職支援も充実しています。

 

 

★学芸員になりたい!

《伝統文化資料室》を舞台にさまざまな展示の実習を行います。また、古代装束の着付け実演などを中心に博物館との連携事業や高校、中学などへの出張講座など地域連携の中で実体験する機会が数多くあります。

 

★日本語教員になりたい!

伝統文化を学ぶことは即日本を紹介できること。茶道、華道、装束着付けなどの体験授業が日本語教員としての指導に役立ちます。日本語教員養成課程は充実した実習を行い即戦力を目指します。

 

 ★文学や歴史が好き!

体験重視のカリキュラムで、佐原の祭見学、博物館や史料館の見学、歌舞伎・文楽・能狂言の鑑賞などホンモノに触れる機会をたくさん設けています。華道、茶道、書道、琴、三味線、謡い、装束の着付けの他、雅楽、和歌披講など珍しい体験ができる授業も。全11科目を修了すると「伝統文化マイスター」に認定されます。

 

日本伝統文化学科ではこんな皆さんを歓迎します!

キャンパス見学の際に研究室訪問ができます!

ぜひ一度私たちのキャンパスを見学してみませんか。お待ちしています。

 

 

日本伝統文化学科長   小林 朋恵

日本伝統文化マイスター

2013-01-01 18:11:38 | 日本伝統文化学科

「日本伝統文化マイスター」は、平成19年にスタートした日本伝統文化学科独自の資格です。伝統文化体験を一つの柱として重視する日本伝統文化学科では、「伝統文化の達人」を養成すべく、「装束・茶道・華道・書道・三味線/箏・謡・和歌披講・雅楽」の全課程を修めた学生に対し、卒業時に「日本伝統文化マイスター」の称号を授与しています。

現在、「日本伝統文化マイスター」の称号を有する卒業生は、次の三名です。

平成21年度卒業 小川洋一

 

平成22年度卒業 佐藤香織

 

平成23年度前期卒業 高橋智

小・中・高等学校の先生方へ「装束体験講座」(出張いたします)

2013-01-01 15:58:52 | 日本伝統文化学科

私ども日本伝統文化学科では、「地域連携としてのリソースパーソン活用の提言」の一環として、「装束体験講座」を小・中・高等学校の総合学習等の時間で実施することができます(子供用装束もあります)。以下のような装束を、本学科教員ならびに学生が、60分〜120分の範囲で実際に着装いたします。千葉県内ならびに近隣の地区であればどこでも出張いたします。また、大学の方にお越しいただくことも可能です。料金は原則として無料となっております。「百聞は一見にしかず」というもの、ぜひ、年間計画の一つとしてご検討下さいませ。

十二単(裳唐衣装束)・小袿・細長・白拍子装束・単袴姿
文官束帯・武官束帯・衣冠・直衣・狩衣・水干
大鎧・甲冑(当世具足)・直垂・大紋・裃(武家装束)・新撰組隊服
舞楽装束(蘭陵王。雅楽体験講座も可能です)
韓国王朝装束(国王・王妃・尚宮・文官・武官・軍服・監察官・医女・一般韓服)

最新の体験講座予定

平成24年2月21日(火)八千代市立米本小学校(平安装束)

平成24年3月25日(日)縄文体験フェスティバルin堀之内貝塚(韓国装束)

私が東京成徳を選んだ理由(わけ)

2012-04-01 06:35:10 | 日本伝統文化学科

(平成23年5月23日、オープンキャンパスにて)

「東京成徳大学を選んだ理由」という企画で、在学生に体験談を発表してもらいました!
発表者は日本伝統文化学科4年生の飯田さん!!
飯田さんは最初、専門学校への進学を考えていたそうです。
しかし、お兄さんや塾の講師からの助言などで大学進学へ進路変更をしたそうです。
(当時通っていた塾の講師がなんと、東京成徳大学の学生だったそうです!!)
飯田さんは本学の「少人数教育」で「教員と学生の距離が近い」という点が自分自身にとても合っていると感じ、受験を決めたそうです。
進路変更をしたのが高校3年生の夏だったので、受験対策は周りの友人より遅く始めたそうですが、高校の先生や塾の講師にアドバイスを受けながら、合格にたどり着くことが出来たようです。

飯田さんは最後に皆さんへ
「大学選択の際は、なるべく多くの大学をまず見に行ってください。そして、人生の中で貴重な4年間だったなと思える場所を選ぶ為にたくさん悩んでください!」

というメッセージで締めくくりました!


寺町通り拾遺

2012-02-14 06:10:24 | 青柳隆志先生

下御霊神社

10月に惜しくも閉店した「アローン」跡(附・中島くんの変顔)

本能寺にて

ミニツアー(小林先生・奥山先生)宇治散策

2012-02-13 20:26:07 | 小林朋恵先生

宇治の源氏物語ミュージアムと上林記念館を訪ねました。
浮舟の物語や先陣争いがくり広げられた宇治川の流れは、思ったより水かさが多く、急でした。

上林記念館で製茶の技術などの展示に学んで茶の歴史に目を開き、源氏物語にゆかりの碑をいくつも経て、一行は宇治橋を渡ります。

ミニツアー(庄司先生)近現代文学コース

2012-02-13 20:11:58 | 庄司達也先生

3日目、近現代文学コースです。
三島由紀夫「金閣寺」は、実際にあった鹿苑寺「金閣」の放火・焼失事件に取材した作品です。主人公の溝口が寝起きをしていたのが、「書院」です。「小書院の南向き、中庭に面した五畳の納戸が私の部屋である。」と作品には書かれています。老師が寝起きをする「方丈」のすぐ裏、3間ほどの長さの渡り廊下の先に「書院」はありました。今回、特別拝観中とのことで、作品の叙述の詳細を確認しながら見学することが叶いました。


こちらは、梶井基次郎「檸檬」の舞台となった「八百卯」(2009年閉店)です。

その日私はいつになくその店で買物をした。というのはその店には珍しい檸檬が出ていたのだ。檸檬などごくありふれている。がその店というのも見すぼらしくはないまでもただあたりまえの八百屋に過ぎなかったので、それまであまり見かけたことはなかった。一体私はあの檸檬が好きだ。レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈(たけ)の詰った紡錘形の恰好も。―結局私はそれを一つだけ買うことにした。それからの私はどこへどう歩いたのだろう。私は長い間街を歩いていた。始終私の心を圧えつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらか弛んで来たと見えて、私は街の上で非常に幸福であった。あんなに執拗(しつこ)かった憂鬱が、そんなものの一顆で紛らされる―あるいは不審なことが、逆説的な本当であった。それにしても心という奴は何という不可思議な奴だろう。(梶井基次郎『檸檬』)

感謝

2012-02-12 19:46:21 | 青柳隆志先生

あっという間の2時間でしたが、積年の疑問が氷解したところも多々あり、至福の時間でありました。小生や学生の質問にも気さくに答えていただき、装束がより一層身近なものになったように思います。

終了後は装束畳みのお手伝いもさせていただきました。着物畳みとは異なる装束独自の畳み方を体験できました。心より感謝申し上げます。

またぜひとも、このような機会を作りたいと思います。その節は何卒よろしくお願いいたします。  

集合!

2012-02-12 19:32:43 | 青柳隆志先生

前から見たところ

後ろから見たところ

童女姿

2012-02-12 19:18:08 | 青柳隆志先生

最後に、童女姿をリクエストしました。モデルは山形さんです。

まずは萌黄の単。

こちらは衵(あこめ)です。

上に汗衫(かざみ)を着ます。前を交差させて後ろに引きます。

外出用に壺装束に仕上げます。

さらに、当て帯を用いて前を込みます。持具は六本骨の蝙蝠扇です。

完成

2012-02-12 16:55:28 | 青柳隆志先生

全体を整え・・・

「磯高」の冠をつけ・・・

裾を石帯の上手(うわで)にかけて完成です。お疲れさまでした。

込み入れ、襞、鳩胸

2012-02-12 16:27:20 | 青柳隆志先生

束帯は前後とも大変に難しいのですが、前衣紋者の方では、蟻先の位置の調整や、石帯の紐への込みなど、とくに高い技術を要します。ふだん、「小紐」で仮止めしながら上前・下前を安定させているのですが、この袍には小紐がついていないとのこと(!)、改めてご専門のわざのすごさを感じます。

束帯の袖の襞の取り方も実際に見てみないとわからないことの一つです。高倉流の襞は一つ、と聞いていましたが、その位置はなかなか曰く言い難いもので、百聞は一見にしかず、の例え通りです。また、「鳩胸」も、図解で見るだけでは判然としませんが、一連の動きの中でないとわからないと思います。眼福でありました。

 

装束の捌き

2012-02-12 15:13:17 | 青柳隆志先生

後衣紋者の大事な仕事は、装束を地面つかないように持ち上げて、お方が着やすいように着せかけるという一連の動作です。見ていると、一分の無駄もなく、流れるような動きがいちいち理に叶っています。後衣紋者のこの動きとタイミングが、着付けのリズムを作るという、前衣紋者よりも後衣紋者が格上とされるゆえんです。

文官束帯

2012-02-12 15:08:48 | 青柳隆志先生

続いては、文官束帯です。モデルは中島くん、今度は黒田さんが前衣紋者です。大口袴から単、表袴。