できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今年から「無理しない」ことを心がけています。

2016-01-09 11:56:11 | 私の「仲間」たちへ

フェイスブックのほうには昨日、いや年末年始あたりから書き込んでいることですが、こちらのブログにはまだ書いていない事なので、あえて書いておこうかと思います。

この年末年始をゆっくりと休んでみて実感しているのですが、以前よりも相当、気力体力が落ちています。

簡単にひとことでいえば「無理がきかない心身の状態」に今、自分があることがよくわかります。

実はかなり前から「糖尿病」の治療も受けていて、ある程度よくなってきてはいたんですが、去年の秋頃からまた状態がいまいち。

去年の夏に受けた定期健康診断の結果も、徐々によくなってきていたのが再び悪化傾向です。

そんなわけで、年末年始は旅行に出かけたり家でのんびり過ごしたりと、例年なら「ここで論文執筆」とかするのを止めてみました。

それである程度状態はよくなるかなあ・・・と思ったら、「かえって、それ以前の疲れもどっとでてきた」ような感じです。

正月明けは1月5日から大学での授業再開でしたが、なんとか3日間しのいだものの、今は一日一日、日々のやるべきことをこなすので精一杯かな、というところです。

そこでじっくりと、これから自分の心身の状態を整えて「これから」に備えていくためにどうしたらいいか、いろいろ自分なりに考えてみました。その結果でてきたのが、次の3つのことです。

(1)「自分の心身に無理がかかっている」と思われる仕事や活動をできるだけお断りしたり、他にまわしたりしていく。

当面2年間のあいだに、できるだけ「自分がやらずに済む」ことは、他の人にお願いするか、お断りする。

これができれば、次々に上から無理難題が降ってきて処理が追いつかないような「レベルの高いテトリス状態」で、次々に仕事をやらなきゃ日々が回らない・・・なんてことが解消されるはず。

たとえばここへきてまた調査委員会の報告書が出るとか、九州方面を中心に「いじめ自殺」関連で大きな動きがあったので、いくつかの新聞社から取材の申し込みがあったのですが、今はお引き受けできるような心身の状態ではないので、あえてお断りしました。

また、年末年始に1本書こうと思っていた論文も、提出を延期することにしました。

そして今月いっぱいでひとつ、自分が中心になってやってきたある研究会の活動から手を引こうかと(まあ、最近はほとんど活動できていなかったのですが・・・・)。

こんな感じで、お断りできるもの・やめてもいいものは、できるだけ控えるようにしようかと。

(2)そのことによって心身の負担を軽くするとともに、できるだけ充電の時間を持つ。

(1)の状態をキープする2年間に+αの形で、今から5年間くらいは「充電」優先。

その間に、自分の心身の回復をはかるとともに、昔ほどには動けなくなった自分の今のコンディションで「何が引き受けられるのか」を考えて、「うまく、折り合いのつくポイント」を探る。

そうでもしないと、自分の心身に余裕がでてこないな・・・・って思いました。

(3)自分の「ずっとアイドリング状態」を必要最小限にとどめる。やらなくて済む時期、済むことについては、できるだけ解除していくこと。

これはもう、昨日から開始しました。

一日のなかで、あるいは一週間単位、一か月単位で、「できるだけ、自分のアイドリング状態をゆるめる」時間をキープしていく。

この「ずっと続いている自分のアイドリング状態」というのは、それこそ「何かあったときに備えて」とばかりに、常に自分の心身を無意識のうちに緊張させている状態のこと。

たとえば今も卒業プロジェクト(卒論)の報告書の提出期限10日前で、学生がどんな相談を持ち込んできても対処できるように・・・・という心の準備をしているわけですが、こういうことを「必要最小限にとどめる」ということですね。

少なくとも、一日のなかで「この時間帯」はアイドリングしておくけど、「この時間帯」はオフにしておくとか。

また、あることで心の準備をしているときに、他の準備まで重ね合わせていくとどんどん緊張度が高まるので、複数の心の準備、アイドリング状態を重ね合わせることは避けるとか。

こんな感じで、日々の自分の緊張度、アイドリング状態をまずは緩めるとともに、できるだけ「オフ」の時間をつくっていくということ。

これを意識的にやろうかな・・・・と、昨日から思い始めて、実行中です。

まあこんな感じで、「できるだけ、自分の心身に負荷をかけない状態をキープすることを、3年から5年やっていく」という形で、私は新しい年を迎えています。

いろいろと今までとはちがった動き方をすることになって、みなさんにはご迷惑・ご心配・ご負担をおかけすることかと思いますが、どうかご理解のほど、お願いいたします。


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