できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2016年度がはじまりました。

2016-04-01 23:55:53 | 私の「仲間」たちへ

いよいよ2016年度がはじまりました。

今日はうちの大学も入学式、辞令交付、新任教員の歓迎会等々、いろいろありました。

私には2016年度は人事異動も役職に就く話もありませんが(2017年度はありうるかも・・・)、でも、2016年度からはうちの大学での仕事の面で大きな変化があります。

まず、担当科目のコマ数が2015年度の半期10~12コマから、2016年度は7コマ程度に一気に削減されます。これは人文学部の科目(ゼミ担当を含む)の負担が軽減される分、今後、全学共通教育や教職課程の仕事にシフトすることを予定してのことです。

ですから、私が4回生の卒論・卒業プロジェクトのゼミを担当するのも、2016年度で一応「おわり」ということになります(もちろんその後の学内情勢次第では「復帰」もありえますが)。

次に、ここ最近、大学の上層部と、障害のある学生を含むさまざまな支援を要する学生たちと、その学生とかかわる教職員双方へのサポート体制をどういう形で組んでいくのか、「本格的な研究(FD活動)やらないか?」という話を進めています。

これはただ単に日々の生活面でどういう対応が必要かというだけでなく、学習内容・方法のことにまでふみこんでの「合理的配慮」のあり方を考える、といえばいいのかな?

その上で、うちの学内というのか、教職員の側が「どう変わったらいいのか?」を考える作業をするといえばいいのかな?

まあとにかく、この取り組みが本格的に起動することになれば、今まで学外でやってきたさまざまな支援を要する子どもたちと、その子どもとかかわる教職員その他さまざまな職種の人たち双方へのサポート態勢をどう組むのかという話を、今度はフィールドを学内に移してやっていくことになりますね。

そして、今後の教職課程の再編(=昨年末の中教審答申を受けて、文科省があれやれ、これやれと言うてきそうですから)に備えて、教職課程科目の中身に関連する研究やら、文科省が言うてきたことへの対応やら、いろいろすることが増えてきそうですし・・・。

そんなわけで、今日以降、こうした諸業務が落ち着くまでの間、前々から書いているように、「学外での諸活動」にも一定の枠をはめて、「授業や学内業務に支障のでない範囲」や「学内業務に関わりが深いもの」に限定していくつもりでいます。

さすがに40も半ばを過ぎて、学外でめいっぱいいろんなことをやりながら、学内でもめいっぱい動く、それをうまく両立させるということに、この2015年度の一年間で心身ともに限界を感じました。去年秋に糖尿病が悪化していることがわかったことや、この3月に入って何年かぶりに扁桃腺が腫れたことも、心身ともに限界を感じた出来事のひとつです。

そういうこともあって、今後、2015年度までにたまった心身の疲れをうまくとって回復するまでの間、2016年度からは大学での仕事をメインに据えて、徐々に学外での仕事・諸活動をセーブしていこうと思います。

今までとはちがって今後「めちゃくちゃつきあい悪くなったな」と思われるかもしれませんが、こういう事情ですので、どうかご理解のほどよろしくお願いします。

ではでは、今夜はそろそろ寝ます。おやすみなさい・・・。

<追記>
私が今まで子どもの人権や学校事故・事件の問題等々、学外でいろんな市民活動ができたのは、人文学部や事務方のみなさんを含むうちの大学がいろんな形でサポートしてくださったからです。

でも、次は他の人たち(特にここ1~2年で着任したような新しい人たち)が外に出ていく番。

私が今度は「留守番」して、ウラでサポートしなくちゃね。


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