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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

財源不足をどう考えるか。

2007-09-09 13:47:46 | ニュース

産経新聞2007年9月8日付けのネット配信記事。

MSNニュース(毎日新聞)2007年9月8日付けのネット配信記事。

この2件、どちらも大阪市の財政が、財務上のリスクを含めて試算すると、このままでいくと10年後には1000億円の資金不足が見込まれる、という大阪市側の試算結果を伝える記事です。

市長選挙を前に大阪市側からこういう発表が行われるというのは、いったい、どんな意図があってのことなのか・・・・。そのウラを知りたいような気もしなくはないですが。

ただいずれにせよ、こういう状況のなかで、私たちは大阪市の青少年施策(子ども施策)について、今後、どういう案が描けるのかを考えていく必要があります。

つまり、大阪市には青少年施策に財源をふりむけたくても、なかなかそれが見当たらない。それどころか、ただでさえ少ない、あるいは減る一方かもしれない市全体の財源のパイのなかで、他の施策との競合関係をなんとかしのいでいかなければ、青少年施策に関する財源は年々減らされていくかもしれない。国から地方にまわる補助金等、国の青少年施策関連の財源だって、そう潤沢にあるわけではない。

そんな状況のなかで、いったい、どんな形で青少年施策に関する要望を市民側から出し、市の施策として実現させていけばいいのか、それを考える必要がある、ということです。そしてまた、この財政難のなかで、他の施策よりも自分たちの求める青少年施策について、その実施の優先度をあげるための方策を、子どもの人権保障という観点からどのように主張していけるか。そのことも、私たちに問われているといってよいでしょう。

※青字部分、あとから追加しました(2007年9月9日)。

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