清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

違憲当選の議員

2013年03月27日 | 政治
 野党から攻めあげられて衆院解散、・違憲承知で総選挙に打って出た野田民主党政権。民主党は願い下げだが今の自民党には今一歩、そんななかでの選挙結果は自民の圧勝に終わった。ここにきてなぜ公明党と連立を組むのか判断できない。夏の参院選で大勝すれば連立は切っていいのでは。10年少し前、反自民で選挙をしながら、終わったら連立を組んだ公明党の姿が忘れられない。反自民当選したら親自民、その当時の川柳から。

 ところで、2012年12月の衆院選での「1票の格差」をめぐり、全国で起こされた16件の訴訟判決が出そろった。大方は予想されたような判決になった。違憲・無効が2件、違憲が12件、違憲状態が2件となり「違憲」が14件と絶対数をしめた。違憲状態も違憲の範疇かもしれないが、今回は他の判決に比べれば影が薄い。

 報道によると、国会の決めたことに司法が文句を言うとは何だ、と訳の分らぬことを言った元大臣だった議員がおられるとか。違憲審査は司法が行うのもの、こんなことを知らないとはあきれてします。それはさておき、違憲のもとで当選した議員は判決が確定したら議員でなくなる。そんな恐れのある議員は憲法に係る審議だけは最低限参加しないでほしい。司法の判断が確定するまでは政府・党の役職も引くべきであろう。

 1票の格差に関する違憲判決に対する議員の反応が鈍い。報道で知る議論されている選挙制度も党利党略、次の選挙にどうしたら当選できるか、そんな感度しか伝わってこない。選挙制度の審議を国会議員がすることを改めなければ、普通の国民が納得する公平な選挙制度は出来ない。

 16件の高裁判決は上告され最高裁の判断を待つことになる。先の総選は違憲か違憲状態か、選挙は有効か無効か、年内には上告審が出るという予測、注目したい。

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