晴嵐改の生存確認ブログ

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

堀江社長について思うこと

2005年03月02日 | 時事
私が唯一「自主的に」購読しているメルマガで、「週刊アカシックレコード」というのがあるのですが、そこで二週続けて、ライブドア関連の記事が配信されました。
もう御存知の方もいらっしゃるでしょうが、Web版でも読めますので、未読の方はどうぞ。とても興味深い記事です。

というわけで、ライブドアVSフジテレビについて……というか、主に堀江社長に対する雑感でも書いてみようかと思います。

私個人としては、堀江社長にあまり興味はありませんでした。著書も読んだことないし、今回の騒動に関連して多数のテレビ番組に出演しているそうですが、それらをチェックしたこともありません。普通に新聞やニュースで紹介されているコメントや映像を見ているだけです。

そんな感じでぼんやり眺めている野次馬の一人として思うのは、雉も鳴かずば撃たれまい、ってこと。不謹慎かも…と思いつつも、ついついそんなことを思ってしまいます。勿論、堀江社長には彼なりの考え、成算があって、今回の株買い付けを行ったのだろうなと思うわけですが、それが周囲には理解されてませんよね。そして、批判されている。そこがとても残念なことだと思います。

そりゃ、もちろん堀江社長の支持者は確かにいますし、ネット上で応援のコメントも見かけます(それに負けないだけアンチもいるみたいですが)。だけど、肝心の放送業界、マスメディア業界に、堀江社長の考えを理解し、受け容れる用意ができていないように見えます。つか、できてないし、するつもりもないのでしょうが。

それは、ライブドアが見くびられているから――なのかもしれませんが、堀江社長の発言の仕方が不用意なのではないかと思うこともあります。ブログやニュースサイトの記事を読んでいると、堀江社長の行動と発言に微妙なズレがあるように感じられます。矛盾している、というのとも少し違う気がするんですね。どこか、ズレている。

たぶん、堀江社長はプロ野球に参入しようとしたときのように、本気でフジサンケイグループと提携したいと思っているんでしょう。そのために、違法ではないが、決して真っ当とも言えない方法で、大量の株を買い付け、ニッポン放送の大株主になった。ニッポン放送はフジテレビの筆頭株主ですから、そこを押さえればフジサンケイグループ全体に影響力を行使できる。そう堀江社長は考えたのでしょう。

理屈では、それは正しいです。でも、実際にそういう行動に及んだら、周りはどう思うのかということを、事前に考えなかったのでしょうか。折しも、フジテレビがニッポン放送に対してTOB(株式公開買い付け)を行っていた最中の出来事です。フジテレビの経営陣にしてみれば、TOBの妨害以外の何ものでもないでしょうから、面白くない。当然、反発が出る。そうは考えなかったのかな、と不思議に思うんですね。

根回し等の交渉をしても相手にされないと思ったのか、それとも無駄な努力と考えたのか、或いは既に正面玄関を門前払いされたのか。理由はわかりませんが、ライブドアは、フジテレビと同じように、ニッポン放送の株を買い付けることで、同社の経営権を掌握しようとした。それは、フジテレビ側からすれば「敵対的」と映る。でも、ライブドアは「友好的な提携交渉を希望する」のだという。そういう記事を読むと、何だかな、と思ってしまいます。堀江社長(ライブドア)にしてみれば、こちらは合法的な方法で株を取得しているんだから、何も問題ない――という認識なのでしょうが。

また、一方では「新聞とかテレビを我々は殺していくんですけど、自分たちが持ちながら殺していった方が効率いいかな、と思って」などと発言していたりします。ジャーナリストの江川紹子氏とのインタビュー内での発言ですけど、どうしてこういう誤解を招く表現を使うのかが理解できません。インターネットの普及と発展に伴い、マスメディアの在り方も変わらざるを得なくなるという認識(放送と通信の融合ということも含む)の上に立って、ライブドアにはその変革(メディア革命?)を担う意思がある――という意思表示なのだろうとは思いますが。他に言葉を選べなかったのでしょうか……。

たとえ周囲から誤解されようとも、自分の意志やスタイルを貫き通して、どんどん前へと突き進んでいく。そのパワーこそ、堀江貴文社長の長所なのでしょう。しかし、長所は短所と表裏一体の関係にあります。最初に「雉も鳴かずば撃たれまい」などと書きましたが、今の堀江社長は鋭い声で鳴いている発情期の雉に似ていると思うんです。そのことで、パートナーの雌と巡り会えるのか。それとも思いがけないところから撃たれてしまうのか……。今後の推移を見守りたいと思います。
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3 コメント

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Unknown (gifu_)
2005-03-02 17:04:51
堀江さんは10年先の人です、今の考えの一般人には、理解されないでしょう、勿論、フジTV関係とか、60超えてる人は、理解しようともしないでしょう。

この日本の状況、やはり海外で笑われていますね。
おいらも注目してますよ ()
2005-03-07 21:29:29
> 理屈では、それは正しいです。でも、実際にそういう行動に及んだら、周りはどう思うのかということを、事前に考えなかったのでしょうか。



そうそう。

人の感情を排した理屈には強いのかも知らんけど、

人の感情には疎いのかもね。

彼自身「ボクは感情のない人間ですから」って、いつぞやの番組で言ってましたし。



西欧のビジネススタイルがそのまま正統なビジネスのあり方だとも思えないし、何はともあれ、ここはNIPPON。

今回の件、どう転ぶのか、いろんな意味で注目しています。

アカシック・レコード (湖南)
2005-03-13 06:49:00
初めまして



フジテレビついにすり寄って来ましたね。



アカシック・レコードで来ました。

当ブログでも熱く語っています。

寄ってみて下さい。

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