一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

梅雨と傘

2017-06-16 15:00:34 | 季節



      新聞に載っていた松村由利子さん(歌人)の
      「うたのスケッチ帳」を読んで、
      ハッとすることがあった。

      本格的な梅雨に入った。
      
      季節の贈りものだから仕方がないが2~3日
      雨が続くと気が滅入りそうになる。
      洗濯物は乾かないし、つい外出もおっくうに。
      だいたい日課としている散歩もままならない。

      なんと罰あたりなやつ!

      農耕民族の我々日本人は梅雨があるからこそ、
      水田を耕し、稲作によっておいしいお米が食べ
      られるというのに、である。

      
      「もうあまり会わなくなったきみの傘も  
          濡(ぬ)らしてますか今日の夕立」
                       小島なお

      これは恋人というより、淡い恋だったのだろう。
      「好きです」と告げることもなく疎遠になった
      相手。
      それでも「きみの傘」に入れてもらったことが
      何度かあったのかもしれない淡い恋。
      「きみ」ではなく、遠回しに「きみの傘」と表現
      するところが切ない。
      
      
      「ビニールの傘を通して空を見ぬ
            われはまひるをさまよえる魚」
                        水上芙季

      雨の日は足元があぶないので、
      私はつい下ばかり見てもくもくと歩いてしまう。
      なのに、この作者は、
      透明な傘を通して空を見上げているのだろうか。
    
      ビニールの傘を雨滴がパタパタと叩く。
      作者は自分を水の中の魚にたとえているのだ。

      なるほど、魚にとっては雨はこんな風に見える
      のかもしれないと。

      味気ないビニール傘だが、こんな効用もあるのだ。

      そうだ、明日からもっと雨を楽しむことにしよう。

      ※ コンビニの傘売り場
        わが家も家人が買ってきたビニール傘が計8本。
        (先日、4本ほど処分した)
        かくいう私も外出先で降られて買ったことが
        2回ある。

       (歌は「うたのスケッチ帳」からお借りしました)
      
       
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