一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

ちゃらい

2017-11-11 08:54:23 | 雑記


        ちょっと分からない語彙があるとネット検索
        するようになって、
        辞書をひく機会がめったになくなった。

        それでも広辞苑だけは手放せなくて、
        古ぼけた背表紙を時折ながめている。

        よく、無人島に一人で暮らすことになって、
        一つだけ持っていけることになったら、
        な~んて仮定の質問をうけたりするが、
        もしそういう場面に出遭ったら、
        私は迷いなく広辞苑を選ぶ。

        電波は通じないからパソコンは使えないだろうし、
        辞書と百科事典を兼ねた広辞苑なら、
        退屈しないだろうと思うからだ。

        その広辞苑が10年ぶりに改定されることに
        なったらしい。
    
        そうか、言葉というものは時代とともに変わった
        り、新しい語彙も増えたりするからねえ。

        こんどの改訂版で新たに追加された項目は
        1万項目にも達するという。

        たとえば、
        震災・原発関連では、
        「東日本大震災」や「安全神話」など。
        IT用語の
        「フリック」(指を画面に触れて滑らせる)
        社会問題化した
        「ブラック企業」
        そのほか、
        「がっつり」や「ちゃらい」
        も広辞苑入りしたというから、
        改めて新語の増加に驚く。

        新しいというか、若者の風俗に弱い私であるが、
        どれもこれも日常に使っている言葉だし、
        最後の「がっつり」や「ちゃらい」なんてのも
        最近は面白がって使っている。

        一方で、
        一過性の流行で終わってしまいそうな
        「アラサー」とか
        「TPP]
        「ググる」
        「ゆるキャラ」
        などは見送られたというから、
        何でもかんでも入ったわけではないようだ。

        個人的には、
        地名の「浜通り」が収録されたのに驚いた。
        私は原発問題で話題になった福島県の太平洋岸、
        つまり、「浜通り」の南相馬市の出身なのである。

        こんなこと、ちっとも名誉ではないし、
        うれしくもないのだが。

        
        

        

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