内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

突出した能力が必ずしもデメリットをカバーし切れない事ってありますよね。

2010年11月24日 | 雑談
僕は『総合格闘技』というスポーツをやっている。

キックボクシングのような『打撃』
レスリングや柔道のような『組技』
ギブアップを奪ったり相手の体を破壊する『締め技や関節技』
『打・投・極』とも表現される。

では全部できないといけないのかというとそうではなくて、
得意なジャンルを活かして
苦手なジャンルでは勝負を避けたり
最低限やられることさえなければ得意ジャンルで勝負をかけることも可能だ。

実際、レスリングも打撃もダメダメなのに
関節技の切れは異常な奴もいる、

一発で決められる分野を持っていれば
他の部分でいくら劣勢でも一気に勝負をひっくり返すことは可能だ、

翻って衣類の世界でも似たようなことは起こりうる
デザインが物凄く好みだから
着心地には目をつぶるような感じだ、

ところが
僕が先日購入したジャケットはそうはいかなかった。

僕は基本的に革の服が好きで
夏以外は革ジャンだったり
夏場は革ベストだったりするのだが
去年、『都内では過剰装備につき割引』と銘打たれているダウンジャケットを購入して
「防寒目的ならダウンいいね軽いし」と思っていた。

で、革ジャンの中に着る用にインナーダウンというものを欲しくなったので
アウトドア洋品店を物色してみた、
すると、上記のダウンコートの発売元であるミ○ノから
『徹底的に軽さと薄さに拘ったインナーダウン』というふれこみのモデルを発見。
羽織ってみると、他のメーカーのものを圧倒するほどの軽さである。
いろんな意味で全裸の方が重いほどである。

というわけで購入してみた・・・が

あまりの軽さに驚愕したのもつかの間
脱いでびっくり羽だらけである

最初は製造段階で表面に付着したのかと思ったが
一回全部落としても、再度着て脱げばやっぱり羽だらけだ

軽く電話で問い合わせてみた
「ダウンは羽は出ますよ」とのこと

ファッション無能力者の僕だが
その程度は知ってる。
いわゆる高級ダウンジャケットでも構造上多少羽が出るのは致し方ない、

しかし
こいつはいくらなんでも出過ぎだ・・・

仕方ないので仕事の合間を縫って
買った店にもって行くことに・・・

軽いクレームの後
○ズノの営業担当が来るとのこと、

担当「軽さを追求するために生地を限界まで薄くしているんです」

僕「いや、こんなに羽が出るならそれはもう限界超えてるんじゃないんですか?」

担当「縫製は大阪の方の工場で担当しておりまして・・そちらに送って調査してみます」

僕「縫製?生地の面からも出てるんですから単に針穴が大きいとかの問題でもないのは僕レベルでも分かるんですけど」

担当「たしかに他社さんと比べて多少は出るとは思うのですが・・・」

とりあえず
展示してある商品もよく見ると
ところどころ羽が出ている。
着たらどんどん出てきそうだ

その後
一度預かって調べるとの申し出を断って返金してもらうことに、

そんな何週間も待ってられません

その後結局
ノースフェイスのダウンベストを購入したが
ほとんど羽は出ない。

たしかに軽さは重要かもしれません。
柔道選手時代ミズ○の道着の動きやすさに衝撃受けたほどですから

だけど、
物の本質といいますか、
今回の場合は軽さを追求することで強さを犠牲にしているわけです。

数%の軽量化のために数十%の強度を犠牲にするのはいかがなものかと思います。

製品テストをしていないのなら製作姿勢に疑問符がつきますし
製品テストをした上でGOサインを出したのならお客様目線の不在というか
厳しい言い方をすれば自己満足です。

今回の件は『ダウン=軽さ』という
【同じ特徴での争いで微妙な部分の優位を確保しようとして自己満足に走った結果】
として、参考にすべき事案かもしれません

僕なら思いっきり逆を突きます。
具体的には多少重くなったとしても
レザー以上の強度を持ってなおかつ水にも強い、そんな【頑強さ】を前面に押し出します

というのも
僕としてはダウンジャケットの表面って
なんだか弱そうなのが気になるんですよ

どうですか偉い人

内村特殊法務事務所・新HP
http://www.seiki-office.com/


内村特殊法務事務所
http://homepage2.nifty.com/guth/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。