依存症は本人もさることながら家族も大変です。本人は依存しているものがすべてですから、こちらからの問いかけには一切耳をかしません。実は家内が随分長い間パチンコ依存症だったのです。今も完治しているとはいい難いのですが、隙あらばといったところでしようか。その家内の話によりますと「みんなといるときは依存していることは忘れているのだけど、一人になったら悪魔がでてきて、みんなのことや、生活の事は忘れてしまって、目の前にあるお金がパチンコに連れて行ってくれ、と誘惑する。そうしたら何もかも忘れてパチンコに一目散なんや、自分でどうすることも出来んし」と言っておりました。放っておいたら奈落の底にまっしぐらなのですね。実はこの依存症は私の外の問題ではないということなのです。私たちもいつ、どこで、どんな依存症になるかわかりません。たまたま今、依存症にかかっていないと思っているだけかもしれないのです。自分は大丈夫と思って、外の問題にしてしまいますと批判的になり相手は頑なになって心を開いてはくれません。大事なのは「~思っているだけかもしれない」という姿勢だと思うのですが。
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