アマニタ・ヴェルナと私。

2010-07-08 22:50:33 | キノコ関連
もうじき梅雨も明けそうな気配でありながら、
相変わらず不安定な天候が続いているこの頃なのですが、
そのせいか妙な所で思わぬキノコに出会ったりしています。

この間にも、近所でイグチ科のキノコを多数見ることができました。
残念ながら、うまく撮れた写真がほとんど無く、
記事にすることはできませんでしたが。



それはさておき、ここ最近は天気も崩れ気味で、
明日以降も雨らしいのですが、
今日は異様なくらい晴れていました。

せっかくなので夕方あたりに、
気分転換も兼ねて大学の周りを軽く散策。
道中、木が欝蒼としている小道なんぞに入り込んだり。

正直、キノコはそれほど期待していなかったにもかかわらず、
思わぬ出会いがありました。





木の根元に、真っ白なキノコ。
シロタマゴテングタケ(Amanita Verna)の若い個体でした。

見つけた瞬間、しばらく立ち尽くしていました。
状態の悪いものは以前にも見たことがありましたが、
これは随分ときれいです。

なお、こんな可愛らしい姿ではありますが、
こいつは恐るべき猛毒キノコです。
消化器系の症状が現れた後、
肝臓や腎臓の組織を破壊し尽くして死に至らしめるそうな。
海外ではドクツルタケ等と共に
死の天使:Destroying Angel と呼ばれています。

少量でも甚大な被害を与えかねないので、
間違っても誤食しないようにしてください。
見るだけなら、十分に癒される存在なんですけど。





画像を少し拡大。
柄が若干ささくれているので、ドクツルタケかとも思いましたが、
すぐ近くに傘が反り返った成菌があったので、多分シロタマゴテングタケだろうと。
ドクツルタケである可能性もあります。

しかし、写真がブレてるな。
自分の持っているカメラは接写が苦手らしく、
こんな写真でも精一杯でした(自分の腕が悪いだけの気も)。
キノコに凝り出すと、カメラにも凝り出す人が多い理由がわかるような。



もう少し余裕ができたら、近くの山に行こうと決意して
学校へ戻りました。

そのときには、服装に気をつけようとも決意。
撮影中に、幾度と無く蚊に襲われました‥‥。



今日はこんなところで。裄紘でした。

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