本を読むのだ

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三宮ワケあり不動産調査簿 賃貸マンション、怪談つき

2016-11-04 23:48:15 | 漫画
 長いんでタイトルコピペしたw
 ちょー良かった。集英社オレンジ文庫読んでる皆様におすすめです。
 こちらは、富士見L文庫です。TRPGリプレイの名手 秋田みやび先生の小説ですが、やっぱり面白かったー! リプレイもちょー好きだけど、小説も良くて嬉しいです。
 ざっくりとした内容は、主人公は、大学進学したばっかりの茅夏ちゃん、年離れて、実家出て独立し一人暮らししてる兄ちゃんのところで、バイトしつつ、大学通うことに。兄ちゃんの仕事とは… 不動産業なのだが、ただの不動産ではなく、”特殊”な依頼を扱っていて… という感じでしょうか。
 個性的な登場人物たちにも要ちぇけらーです。

 以下はネタバレありです。
 秋田先生の素晴らしいところは、絶妙なバランス感覚だと思うのです。面白いもので、怪奇現象に肯定派の場合は、否定派を愚かに描き、否定派の作品では、肯定派を愚かに描く。
 トリックだと霊能力者と、それを信じる人々の滑稽さを誇張して描くし、でも、何だろう、あんまり読まないんだよな、超能力系の物語だと、学者を在るのに信じない人って書く。
 この作品では、どちらも救う。どっちかに立って断罪する作品ではなく、どっちも在るべきだよねー って感じ。
 私はだから秋田先生が好きなの。
 彼女の出す敵は、もちろん悪者なんだけど、ただ、「悪いことして困らせてやるのだー」って奴らではなく、彼らの言い分もきちんとあるのだ。敵だけじゃなくどのNPCもどのNPCなりの言い分があるのだ。
 でね、この作品で一番好きなところは、颯を助けに、茅夏、兄:陸生、兄友:尊と3人で向かうんだけど、途中で、茅夏が心配しすぎて、颯を責めるのね。でも、陸生も、尊もそれは違うって嗜める。
 この構図の上手さよ。
 茅夏も本気で、颯が悪いとは思っていない。悪いのは、あの子自身でもない。敢えて言えば、神? かな。ああ、運だね。運が悪かった。でも、それでは済ませたくない気持ちがある。
 その気持ちをわかった上で、陸生も、尊も、茅夏の見えていない部分を告げる。
 それは、兄からすると複雑な気分でもあるような、また、尊からしても、颯を庇う意味はあまりないような気もするけれど、茅夏にも颯にも、陸生と尊の愛情を感じるシーンだった。単なる情愛ではなく、庇護、という感じだろうか。年少者の、拙い部分を指摘し、より良い方へ導こうとする感じ。
 そのシーンのラストもよかったねえ…。颯の画像の解釈。もうジブリ絵で思い浮かんだわ! …どんなツッコミだ。

 続きよみたーい ちょー読みたーい フェアリーフォースも続刊でないのー?
 ぞんざい終わっちゃったのもやーだー でも、竜のも読みたいー ただのワガママw
 だけど、そのくらい面白かったのですよー。続刊、何年かまつ。てか、どんな作品でも待つ時は、ガラスの仮面に比べればと思ってしまうw
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