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小出恵介とほのりさんと社会的養護

2017-06-15 11:31:44 | 教育と保育と福祉

芸能人ネタとか、ゴシップネタとか、、、

もう、全くもって興味ないんですけど、、、

今日は、小出恵介さんの話を少し。

***

小出恵介さんという人の存在は、今回のことがあるまで知らなかった…

ただ、「のだめカンタービレ」に出ていた俳優ということで、「ああ…」、と。

この小出恵介という俳優が、17歳の女の子に手を出した、ということで、

この数日、彼の話題が途切れずに報じられてきた。

(それも、テロ等準備罪(=共謀罪)の話でかき消されたけど…)

それだけなら、そんなことをここで書く必要もない。

でも、僕的に見過ごせない話が次々に出てきている。

詳しくはこちらを参照

17歳の女の子は、高校生ではなく、シングルマザーだったというのである。

この17歳の子には、子どもがいたというのだ。

しかも、その母親は30代で「コスプレイヤー」だったという話まででてきているのだ。

17歳の女の子の名前も、ネット上で「江原ほのり」と出てしまっており、

更に、その母親の名前まで出てしまっている。

(この時点で、かなり恐ろしいことだけど…)

それが真か偽かは、僕には分からない。

ただ、もしこの一連の情報が真だとすれば、この事件の背後に母子の問題が潜んでいることになる。

母親(と思われる人)のSNSでは、こんなコメントもあった。


娘の行動は私の責任
私の批判は重々承知してます
これからこの地域では生きていけないのもわかっております。
でも、こんな結果招いたのには、私の責任
親の監督不行き届きです。
娘には責任はございません。
私の誹謗中傷は覚悟の通りでさございます。
娘はまだ17歳です。
本名、顔写真はやめて頂きたいです。
私は親とゆう責任を今から世間様に
償う所存でございます。


しかも…

この母親も、ほのりさんも、かつて児童福祉施設で育っていたというのである。

詳しくはこちらを参照

そして、ほのりさんの子(赤ちゃん)も今は、乳児院で暮らしている、という話まで…。

詳しくはこちらを参照

この話が本当かどうかは分からない。

昨今、フェイクニュースが跋扈する中、正しい情報かどうかは常に疑わなければならない。

ただ、、、

十分に、「あり得る話」だと思った。

今回はたまたま、小出恵介さんという有名な俳優さんだったから表に出ただけで、

水面下では、こうした母子がいて、その母子がギリギリのところで生きているのである。

けれど、、、

実際には、「ゴシップ扱い」され、そして「ハニートラップ」の話にされ、

更には、「美人局」の話にされ、「反日」の話にされてしまう。

結局は、下世話な話で終わってしまう。

そして、当事者たちは「凌辱」を受け、社会から激しく非難されるのである。

ほのりさんの母親も、「これからこの地域では生きていけない」と書いている。

それだけ、辱めを受けた、ということだ。


ここまで来ると、小出さんをただ悪者にするだけではダメだと分かってくる。

施設で育った子が全部こうだ、という話では決してない。

けど、施設で育った子を含め、絶望的な状況で育った子どもが、後にこういうことをして、なんとか生きしのいでいる、という現実があるのだ。これは、決して、ほのりさんだけの問題ではない。

シングルマザーは、いわゆる夜のビジネス=風俗産業の「ターゲット」にされている現実もある。

シングルマザーも二極化していている。

しっかりと職業的自立を果たして、周囲のサポートを受けて、しっかりと子育てをしているお母さんたちもたくさんいる。

その一方で、職業能力がなく、自立生活もままならず、望まない妊娠・望まない出産の末に出産し、育児放棄してしまうお母さんたちもいる。

この溝はなかなかに深い。

今回のほのりさんの場合、まさに後者のお母さんだったのだろう(出ている情報を真とすれば…)。

世間は、小出さんのゴシップの一要素として、面白おかしくほのりさんやその母親について書いている。

もちろん、世間は、そういうゴシップ話が好きだから、「ひどいねー」「かわいそうねー」と言って、この話を「消費」して、また次の話題に移っていくのだろう。人の噂も七十五日。すぐに忘れ去られるだろう。

けど、ほのりさんやその母親は、この恥ずべき現実とこれからも向き合わなければならない。ネット上に、彼女たちの名前は、半永久的に残ることになる。画像もきっと残るだろう。(だから、「忘れられる権利」というのも浮上している)


僕は、もうこの世の中に「あきらめモード」なので、なんとも言えないけど、、、

ほのりさんとその赤ちゃんが、ちゃんと大事にされ、そして、悲痛な過去と決別し、新たな人生を歩めることを願っている。

ゴシップの餌食になった、という意味では、みんな「被害者」でもある。

社会的養護の世界なんて、ほとんどの人には「無縁の世界」。

「施設の子? かわいそうね」のレベルでしか、考えられていない。

でも、彼女たちも、僕らと同じ人間=human beingだ。

しかも、幼い子をもつ17歳の母親だ。

僕らが反省すべきは、こういう否定的現実を生み出している、ということだ。

必要な愛情を受けずに育ち、それでもなお、望まない妊娠の末に(中絶せずに)赤ちゃんを出産したほのりさんという一人の女性=母親に、必要な支援を与えられないこの現実を、もっと直視しなければいけない。

福祉や保健の領域では、妊婦の支援やら、母子の支援やら、育児支援やら、色んな支援がとりあえずは行われている。

が、ほのりさんには、きっと全く届いていなかったのだろう。

きっと、ほのりさんの叫び、あるいはその母親の内なる叫びは、誰にも届いていなかったのだろう。

さらに、もしほのりさんの家の近くに、赤ちゃんポストがあったら…

そこに預けて、夜の仕事などせずに、自立に向けて努力することもできたかもしれない。

今回のこの話は、「緊急下の女性」につながる話だったのである。

小出恵介という俳優が引き起こした小さなゴシップだけど、その背後に、社会的養護にかかわる色々な問題が見えてきた気がする。

一人の良識ある人間として、少しでいいから、ほのりさんとその子のことを考えてみてほしい。

17歳の女の子なのだから…

つまり、まだ児童福祉法で保護されるべき年齢の女の子なのだから。

この記事なんぞ、見ないと思うけど、、、

「ほのりさんは、何も悪くないよ。お母さんだって悪くない。だから、自分を責めないで。同じように、厳しい状況で、自分の身体を差し出している女性(母)は、水面下にいっぱいいる。それを巧みに利用する業者も客もいつの時代にもいる。施設に子どもを預けることも恥ずべきことじゃない。いつの時代も、子どもを育てられない人がいるから、施設の存在があるのだし、もし預けている子どものことを想う気持ちがあるなら、少しずつ自分の生活環境を変えていって、自立した昼の生活を送れるように地道に動き続けてほしい。ゴシップのネタにされてどれだけ傷ついているか…。でも、その一方で、そういう母子を理解しよう、支援しようという人たちも少しずつ出てきているんです。そして、いつかは僕らに力を貸してほしい。何をどうしたらよかったのか。どんな支援があればよかったのか。今回はたまたま名前が出てしまった。でも、そのことで、何か宿命的なものが変わるかもしれない。カルマの清算が起こったかもしれない。すでにほのりさんの母胎から生まれた子どもがこの世にいる。その子が幸せになれば、負の連鎖は止められる。…」

と、伝えたい。

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2 Comments

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Unknown (通りすがり)
2017-06-15 20:06:03
17歳で子持ち
クラブが通いでインスタにて行為自慢の情報抜けてますね
常連クラブで誘われベッドインそして自慢
成人なら何も問題ない行為
未成年がそのような場で飲んでいたなら店側が避難されるものと思います
親が出てきて入院とかどう考えても美人局の冤罪じゃないでしょうか?

消されてるコメントも見た上で書かせていただきます
Unknown (通りすがり)
2017-06-15 20:47:43
雑誌もおかしい背景を取り上げ始めましたね
文春6/22号のニュース
http://ch.nicovideo.jp/shukanbunshun/blomaga/ar1283384?ref=marq

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