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翻訳【ラストチャンス:赤ちゃんポストと内密出産】2016年10月の記事

2017-04-18 13:44:31 | 赤ちゃんポストと緊急下の女性

2016年10月の「赤ちゃんポスト」と「内密出産」についての記事です。

引用元はこちら

2016年10月8日に公開されたニーダーザクセン州の記事です。

この記事で、2014年から2016年9月末までの間に、238回、内密出産が行われたとされています

この数を多いとみるか、少ないとみるか、、、

いずれにせよ、238人(?)の赤ちゃんが無事に産まれてきてくれたとは言えそうです。

「少子化」が止まらない中、238人の赤ちゃんが無事に生まれてくれたことは喜ばしいことです。

この子たちは、16年後に自分の親を知る権利を有しています。

日本は、、、

(赤ちゃんあっせんのことは話題にはなっていますが…)

今なお、匿名出産の話も、内密出産の話も全く出てきません。


最後のチャンス(Letzte Chance)
:赤ちゃんポストと内密出産 
:Babyklappe und vertrauliche Geburt

先週、ニーダーザクセン州で、実に二度も、死んだ赤ちゃんと置き去られた赤ちゃんが発見された。このドラマティックな二つのケースではっきりするのは、「多くの妊婦が自身の妊娠に絶望している」、ということである―遅いケースでは、重い心理的危機の状況で、出産を迎えている―。こうしたケースは例外に留まっているので、ニーダーザクセンとブレーメンの六ヶ所で、新たに生まれた赤ちゃんを匿名で赤ちゃんポストに預けることが可能である。また、オルタナティブとして、2014年以降、いわゆる「内密出産」も用意されている。
Gleich zwei Mal wurden in den vergangenen Wochen in Niedersachsen tote und verlassene Säuglinge gefunden. Die dramatischen Fälle machen deutlich: Manche werdende Mutter verzweifelt an ihrer Schwangerschaft - spätestens die Geburt kann dann mit einer tiefen psychologischen Krise einhergehen. Damit solche Fälle eine Ausnahme bleiben, bieten sechs Standorte in Niedersachsen und Bremen Müttern die Möglichkeit, ihre neugeborenen Kinder anonym in einer Babyklappe abzugeben. Und alternativ gibt es seit 2014 die sogenannte vertrauliche Geburt.

毎年、ハノーファーとブレーメンで一人の子どもが
Jedes Jahr ein Kind in Hannover und Bremen

この内密出産は、赤ちゃんポストが依然として議論の余地があるゆえに、多くの相談所との協働(Zusammenarbeit)の中で考え出されたのでもあった。というのも、赤ちゃんポストは、子どもたちから、後々に自分の母親を自発的に知るあらゆるチャンスを奪うからである。それでもこの赤ちゃんポストを利用するについて、例えばハノーファーの民間支援団体「ホットダイヤルミリアム(Mirjam)」が報告している。同団体は、2001年以降、「赤ちゃんのゆりかご」を運用しており、それがそこでどう言われているかについて、同団体代表で牧師のハイノ・マゼマンは、「このゆりかごに一人の赤ちゃんも預けられなかった年は一度もない」と述べている。ブレーメンでも、こうした可能性(赤ちゃんポストに赤ちゃんを預ける可能性)は存在する。広報担当者の伝達によれば、ブレーメンの聖ヨセフ財団病院では、2002年から2016年の間に、16人の子どもが預け入れられた。
Diese vertrauliche Geburt wurde in Zusammenarbeit mit zahlreichen Beratungsstellen auch deshalb geschaffen, weil Babyklappen durchaus umstritten sind. Denn sie nehmen den Kindern jede Chance, im späteren Leben ihre Mütter aus eigenem Antrieb zu finden. Dass sie dennoch genutzt werden, davon kann etwa in Hannover der Verein Notruf Mirjam berichten. Er betreibt seit 2001 das "Babykörbchen", wie es dort genannt wird. "Es gibt kein Jahr, in dem dort kein Säugling abgegeben wird", sagt Geschäftsführer und Pastor Heino Masemann. Auch in Bremen gibt es eine solche Möglichkeit. Am Krankenhaus St. Joseph Stift wurden zwischen 2002 und 2016 16 Kinder abgegeben, wie eine Sprecherin mitteilte.


そのための宣伝は重要ではない
Es geht nicht um Werbung dafür, ...


小都市や地方では、その数(赤ちゃんポストに預けられる赤ちゃんの数)はそれほど多くない。ノルトホルンでは、カトリック女性福祉協会(SkF)が同ポストを担っているが、このポストには、2001年以降、9人の子どもが見つかっている-その最後の子は今年である-。ブラウンシュヴァイクのマリーエン財団病院では目下6人の赤ちゃんが、そして、オスナブリュックのSkFの赤ちゃんポストには、4人の赤ちゃんが見つかっている。「このことについての宣伝を私たちはしようと思っていません」と、現地のSkF代表のビルギット・オッテンス氏は言い切る。
In kleineren Städten und ländlichen Regionen sind die Zahlen nicht ganz so hoch. In Nordhorn, wo sich der Sozialdienst Katholischer Frauen (SKF) um die Einrichtung kümmert, wurden seit 2001 neun Kinder gefunden - das bislang letzte in diesem Jahr. Am Krankenhaus Marienstift in Braunschweig waren es in dem Zeitraum sechs Babys und beim SKF in Osnabrück vier. "Dafür wollen wir aber keine Werbung machen", sagt die dortige SKF-Geschäftsführerin Birgit Ottens.

最後のオプションが重要である
... es geht um eine letzte Option

いくつもの社会福祉団体(*SoVD?)が、赤ちゃんポストを長年にわたって批判し続けてきた。2014年、母親のための更なる支援策が打ち出された。それが内密出産である。この内密出産の場合、妊娠中の女性たちは、相談所に問い合わせる。その女性の正しい氏名は託されることになるが、あらゆるその後の手続きや出産それ自体に対して、女性はペンネーム(偽名)で行うことができる。このようにして、妊娠中の女性たちは、自分の赤ちゃんを匿名で託すことができるのである。しかし、子どもは、16歳になった時、母親がその前に再度拒否しなければ、母親の正しい氏名を知ることができる(*後者がそれをそれ以前に再度忌避しなければ)。
Sozialverbände haben die Babyklappe lange kritisiert - 2014 wurde dann eine weitere Anlaufstelle für Mütter geschaffen: die vertrauliche Geburt. Dabei melden sich Frauen während der Schwangerschaft bei einer Beratungsstelle. Ihr richtiger Name wird hinterlegt, für alle weiteren Behandlungen und die Geburt selbst bekommen sie jedoch ein Pseudonym. So können sie ihr Baby nach der Geburt anonym abgeben. Das Kind erhält aber mit 16 Jahren die Möglichkeit, den richtigen Namen der Mutter zu erfahren, sollte diese das kurz vorher nicht erneut ablehnen.

内密出産は受け入れられている
Vertrauliche Geburt wird angenommen

この(内密出産という)提案は受け入れられている、とニーダーザクセンの社会省(地方社会福祉省)は報告している。2014年から今年(2016年)9月末までの間に、ドイツ全土で238回の内密出産が実施された。ニーダーザクセンの数は分からないが、100以上の相談所があり、内密出産の相談に関わる専門家が保障されていることは明らかである。「自身の妊娠を完全に抑圧し、例えば家族などへの大きな不安を抱えた女性たちは、また、いかなる官庁にも身を委ねることはできないだろう」、と、プロテスタント財団ノイアーケローデのカタリーナ・ハイネマイアー氏は語る。ここでは、内密出産も赤ちゃんポストもどちらも行っている。ゆえに、彼女の視点からだと、赤ちゃんポストも引き続き最後のオプションとして残しておくことは重要である、ということだ。
Das Angebot werde angenommen, teilte das niedersächsische Sozialministerium mit. Zwischen Mai 2014 und Ende September dieses Jahres gab es bundesweit 238 vertrauliche Geburten. Zahlen für Niedersachsen gibt es nicht, bekannt ist aber, dass mehr als 100 Beratungsstellen und Fachkräfte für die Beratung zur vertraulichen Geburt qualifiziert sind. "Frauen, die ihre Schwangerschaft komplett verdrängen und große Angst etwa vor der Familie haben, werden sich auch keiner Behörde anvertrauen", sagt Katharina Heinemeier, die Sprecherin der Evangelischen Stiftung Neuerkerode, wo sowohl die vertrauliche Geburt als auch eine Babyklappe angeboten werden. Daher sei es aus ihrer Sicht wichtig, dass die Babyklappe auch weiterhin als letzte Option bestehen bleibe.


この記事の最後で「いかなる官庁にも身を委ねることはできないだろう」と語られています。

この部分が、なかなか日本で理解されていないように思うのです。

いかなる行政も、完璧じゃないし、特定の人々にとっては信用できない場所なんです。

このことは、このブログでも散々述べてきています。

が、あいも変わらず、日本国民が、行政サービスを信じて疑いません。

例えば、市役所の職員さん。

彼らは彼らなりに一生懸命やっていることは否定しません。

でも、彼らは、あまり感情的になってはいけないし、決められたとおりに動かなければなりません。

「立ち止まる」ということは許されません。

既存のルールに従って、決められた手続きを行うよう、努めなければなりません。

それが、行政職の在り方です。

問題を抱えていない人や、日常生活が普通に機能している人にとっては、それでいいんです。

でも、デリケートな問題を抱えた人や日常生活が機能していない人にとっては、役人や行政職の人は、敷居が高いんです。

それは、「先生」と呼ばれる人も同じこと。

先生も「公務員」であることには変わりない。だから、あまり感情的になってはならない。

やらなければいけないことを、ただ淡々とこなさなければならない部分は多々あります。

でも、だからこそ、一部の子どもたちにとっては、不気味な存在になってしまうんです。

「こいつ、何だよ…」って。

「先生だけには、知られたくない」って。

だからこそ、行政職の人間だけに、こういう問題を任せることはできないんです。

でも、現実には、全部、行政職の人に責任を押し付けようとしてしまう。

そういう問題は、全国いたるところで勃発しています。

この問題については、ちゃんと真面目に考えたいなぁ、と思いました。

赤ちゃんポストのことを知りたい人はまずこの本を!!!

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