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あら。東京の空に、糸の切れた凧が!



   あら。東京の空に、糸の切れた凧が!




 妹尾さんは子供さんに会いに行き、
 僕は入谷から、吾妻橋、そして、浅草に行った。






 今日は月曜日なので、浅草も観光客が少なかった。






 久しぶりに、
 吾妻橋の欄干から言問橋を見た。






 あの向こうを、東武伊勢崎線か何かの電車が走るのを見ているのが、
 あの頃の僕は、大好きだった。






 とうとう、あの観光船には、一度も乗らなかった。



 吾妻橋から浅草に降りた。




 仲良しだった松屋地下食料品売り場。
 今日もみんな、元気で働いているんだろうなあ。



 下の写真のビル。
 以前、このビルが僕の職場だった。
 なかなか高給をくれる優良企業だった。
 懐かしくて、昨日も覗いたが、今日も覗いた。



 



「やりましょう。」
 と言われたのはいいが、
 たった4人のゲームなのに、
 店長と店員が入って来て、
 僕なんか、全然上がらしてもらえない。
 入るなり、ドンケツ。
 続いて、2着。
 その次は3着。


「こりゃあ、今日はお金を払って帰るようになるかなあ…、」
 オドオドした僕であったが、
 しかし、
 ネ。
 しかし、
 僕はやっぱり僕だからネ。

 そこから2ゲーム続けてトップを取り、
「やっとチャラチャラか。
 よし。今から!」
 と張り切って柱時計を見たならば、
 あらあら。妹尾さんとの約束の5時に、あと35分。
「僕、帰りま~す。」
 1000円だけの勝ちで帰ってきちゃった。


 で、
 妹尾さんと会ったわけで、

「妹尾さん。
 今夜はどこで呑みましょうか。
 久しぶりに西尾久の蕎麦屋にでも行きますか。」
 と、タクシーに乗ろうとしたら、
「あのな。世川さん。
 うちのやつって、何だかんだと言っても、俺にぞっこん惚れているんだよ。
 あの、一日に6回も7回もの電話を見てたら、わかるだろう?
 うん。
 あいつは、男の魅力のわかる女なんだ。

 その俺が、
 三日もあんたと二人で東京にい続けたら、
 相手があんただからネ、
 何をしてるかと疑われるんだよ。
 さっきも電話があった。
 悪いけど、俺は、今夜のうちに岡山に帰るわ。」

 ホント、
 所帯持ちというのは根性無しでいかんなあ。
「あ、そう。」
 僕は、冷たくさよならの手を振ると、
 浅草ネットカフェ「自游空間」に飛び込んだ。

 iPadでは、文章の整備がきちんとできないからね。
 勝手知ったるネットカフェ。
 今から少しそれかかる。


 そして、その後は、


 もちろん、
 行くぞ~~~!


 メンタンピン、一発自摸、三色、ドラ一つ。
 これ、何役だ?

 親の倍満、2万4千点。
 今日、これ、やったんだぞ。


 ということで、
 糸の切れた凧は、彦根を忘れ、
 東京の夜空を楽しく舞っておりますとさ。





 
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