世川行介放浪日記

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夜の彦根の韓国女たち

2017年09月17日 12時25分38秒 | 彦根放浪篇


    夜の彦根の韓国女たち




 午前11時に目覚めた。

 愛弟子残九郎君は、8時から起き、
 僕のパソコンの修理にかかっている。
 彦根にはまともな備品が売っていないということで、
 いま、備品を買いに、高速に乗って、大津市に向かった。往復2時間だ。
「悪いね。」
 と詫びると、
「いや。このために来ましたから。」
 そう言って、さっき車に乗った。
 ありがたいことだ。


 昨夜は楽しかった。

 愛弟子残九郎君と、元特定郵便局長の小菅さんとの三人で、
 袋町にある『大邱(てぐ)』という韓国料理屋で、
 ユッケジャンや参鶏湯やチジミを肴に2時間余り呑んで語らい、
 そこのママさんの紹介で、
 近くの韓国スナックに行った。


 『姫』という名の店だったが、
 そこは、彦根には珍しく、カラオケの設備がよくて、
 残九郎君とふたり、
 他のお客さんたちの迷惑も考えず、
 うたいにうたったのであった。


 彦根で韓国の歌をうたえる店があるとは思ってもいなかったので、
 『南行列車』や『チョッチャ』などうたい、
 それはとてもよかったのだが、
 僕の頭の中では、
 ママという女の体型と、店名の「姫」との関連性が、
 最後の最後まで、どうしても、理解できなかった。
 まあ、
 人の希望と趣味にイチャモンをつけてもどうしようもないんだけど、
 素直に納得できる店名にしてほしかったな。

 なんてね。


 そのスナックに行く気になったのは、
 『大邱』のママさんが、

 そこに勤めている若い女の子が、
 生まれてからずっと、自分は日本人だと信じ込んで過ごしていて、
 父親が死んだ時、
 父親の戸籍を見て、
 実は、父親が韓国人であったことを知って、驚き、
 それから、自分とは何かを考えだし、
 韓国語の勉強に励みだした。
 そんな話をしていて、
 行ってみる気になったのだった。


 小菅さんは、昔の友人T君とよく似ていて、
 相手のことを何でも知りたがる人で、
 僕の隣で、
 僕には絶対できないような、あれこれ細かい質問を、その女の子にするものだから、
 僕は、あっという間に、別れた長女くらいの年齢のその女の子の経歴がわかった。


 彦根大学を出て、教員をしていたのを、辞めて、
 いま、こうしているのだそうだ。

 まだ若いその女の子にとって、
 日本とは何か、
 韓国とは何か、
 それが、強く心を占めているのだろうな。
 と思った。


 82歳じいさまからもらったお小遣いがあったおかげで、
 彦根に来て、初めて、
 心底楽しい「夜の酒」を呑んだわけだが、
 結局、僕は、
 いくつになっても、韓国スナックでしか気持ちよく呑めない男になっているのだな。
 それを改めて納得させられた。


 韓国女たちの中にいる時に僕に訪れる、
 この、安堵感に似たやすらぎの感覚というのは、
 いったい、何なのだろう?
 ひょっとしたら、
 20数年間の放浪生活が僕に与えた形見なのかもしれない。





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