世川行介放浪日記

日々の雑感。
昔話。
時事問題への言及。
歌謡曲篇。文学篇。
漫談。
たまに女篇。
2年に1度は愛欲篇

氷川きよし『浅草パラダイス』 2017年

2017年08月13日 10時33分24秒 | 自選 歌が呼ぶ思い出


    氷川きよし『浅草パラダイス』 2017年




 今朝の彦根は、薄く白い雲は多いが、その後ろには青空があり、
 今のところは、猛暑は感じさせない理想的な夏空だ。 


 最近は、
 レコチョクは何故か歌が流れなくなり、
 歌を大量に保存していた方のディスプレイは機能しなくなり、
 わずかばかりの曲だけ保存されている方のディスプレイから「寝起きの一曲」を選んでいる。
 数が限られて、少し困る。
 今朝は、
 真夏の墨田川や浅草を懐かしみ、
 氷川きよしの『浅草パラダイス』を聴いている。


    雷門 浅草寺 馬道 千束 花川戸
    浅草パラパラパラダイス

 
 浅草をうたった歌謡曲はいくつかあるが、
 アップテンポで、元気が良くて、
 たしかに、氷川きよしの歌唱は下手くそではあるけれど、
 声の軽さがメロディとうまく重なっていて、
 この『浅草パラダイス』が一番いいな。
 お祭りで明け暮れている浅草には<湿気>は似合わない。

 ただ、


    言問橋から柳橋 
    ああ、夜風に吹かれて六区まで


 あと数日したら上京し、
 またあの界隈を、一人でぶらつくのだが、
 たかが言問橋から六区に行くのに、
 こんな滅茶苦茶な遠回りは、絶対にしやしない。


 僕は、
 一つの土地を離れる時には、すべてを置き去りにしていく、
 そんな放浪生活をしてきて、
 一度離れた土地に、「もう一度帰りたい。」という思いを持ったことがない男だ。


 40代半ばに、
 大都市ビルの谷間をさすらう放浪こそが「現代の放浪」だ。と思い、
 新宿歌舞伎町、
 浅草界隈、
 東京歓楽街の細路地を、
 それぞれに5年間ほどさすらったが、
 「もう一回、あそこで。」という気持ちは、さらさらない。
 次に流れて行く所は、全く別の土地にしよう、というさすらいだ。
 今度東京に帰ることになった場合は、
 きっと、品川区の奥の方に行くだろう、という気がする。


 ただ、
 2年前に東京を離れてから、
 たまに上京すると、
 やっぱり、足は、吾妻橋から浅草の方に向く。


 吾妻橋は、僕が、第一期放浪を終了させた街だ。
 さっき、自作『泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい』の裏を見たら、
 あれから丸7年が過ぎている。


 あの時期に、僕は、
 一片の存在証明書も持たないことを誇る<単独の放浪者>から、「日本国民」に戻った。
 『愛欲上野篇』にも書いたが、
 7年前のあの夏、
 <四駅先の女>が韓国に帰り、
 出版記念懇親会に来てくれていた<淑子>母子が観光フェリーで浅草を離れるのを、吾妻橋から見送りながら、
 何故か、
「僕の<放浪の季節>は終わったな。」
 それを思った。


 あれから、もう、7年が過ぎた。
 氷川きよしの『浅草パラダイス』という軽快な歌は、
 <湿気>がない分、
 あのうだるような夏の吾妻橋界隈の光景を思い出させて、
 たまに聴くには、とてもいい。






『音楽』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« あのナ。僕は忙しくて、お前... | トップ | ナイルスコミュニケーション... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL