世川行介放浪日記

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過ぎたことは、もう責めないよ。と僕は言った。

2017年08月09日 19時21分26秒 | 彦根放浪篇


   過ぎたことは、もう責めないよ。

   と僕は言った。





 3時半に小森医院に行って、一昨日の血液の検査の結果を聞き、
 それから、がんこ堂で、
「ほら。2万円貸せ。」
 演技担ぎの借金をして、
 4時から「ICHIBAN」に行った。


 もちろん、座ったのは、昨日と同じ台だ。
「お前たちの誠意を見せてもらいに来たぞ。
 さあ。行くぞ!」
 勝負の最初に、僕は、そう宣言した。

 すると、
 わずか3000円目で、


     スーパーラッキ~!


「うん?
 もう、スーパーラッキーかよ。」
 あまりの早さに僕は驚いた。


「私、昨日、約束したでしょう?
 今日も2万円返すって。」
「ホントかよ。
 また、早めのスーパーラッキーの後で、ゴボゴボにハマらせるつもりなんだろう。」
「私たちを信じて!
 私たちだけは、ヒモ男世川行介の味方よ。
 世川ッチ。
 あの本が全然売れなくて、
 生活、大変なんでしょう?
 言わなくてもわかってるわ。
 毎日、顔が引きつっているもの。
 5万円の時なんか、頬が引きつっていたものね。
 でも、大丈夫。
 私たちが助けてあげる!」


 まあ、それから、
 出た。出た。出た~!

 わずか1時間で、
 6900玉。


「ホントだ!」


 僕は驚き、
 素早く金額を計算し、
 それから、

「ありがとうな。
 お前たちの誠意と愛情は、よ~くわかった。
 しっかりと理解した。
 たしかに、2万円拝受した。

 もっとやりたい気もするけれど、
 万が一、2万円を減らしたりしちゃ、
 誠意を見せてくれたお前に失礼だろう。
 紳士のマナーだ。
 今日は、これで帰る。

 
 僕も約束しよう。
 もう、明日からは、過ぎた5万円でお前たちを責めたりしない。
 仮に明日また2万円敗けたとしても、
 あの5万円をネタに責めたりはしない。
 男世川、約束する。」
 素直にお礼を述べ、頭を下げ、約束をし、
 彦根パチンコ「ICIBAN」を気持ちよく後にしたのであった。


「世川さん。
 もう帰ってきはったんですか。
 ひょっとして、あの2万円…、」
 時計を振り返って、まだ6時を確認すると、
 がんこ堂が不安そうな声で訊いた。

「馬鹿を言っちゃいかんよ。がんこ堂君。
 今日もまた勝ったよ。
 たったの1時間15分で、2万円。」
「ええっ?! 今日も。」
「彦根に「ICHIBAN」がある限り、僕が飢えて死ぬことはない。
 君の借金が踏み倒されることもない。」
 僕は胸を反らしたのであった。


 ということで、
 一昨日から、8万円。
 あの5万円のマイナスは消えてなくなった。


 株にも強いが、パチンコにもマージャンにも強い世川行介。
 まるで、勝負事をするために生まれてきたような男だな。

 
 以上、報告でした。





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