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<官僚社会主義>国家は、もう、崩せない。



   <官僚社会主義>国家は、もう、崩せない。




 過日、東京駅で、新幹線「ひかり」を清掃する人たちの光景を見ていた。
 制服姿の女性が、10分足らずの時間で、各車両の清掃をするのだが、
 実にきびきびしていて、
「これって、女性版の軍隊だな。」
 そんなことを思いながら、眺めていた。


 請負会社かどうかまでは知らないけれど、
 この人たちは、JR事業のおそらく末端にいる人たちなのだが、
 この人たちを含めたら、
 日本全土を走っているJRの包括人員はどれくらいになるのだろう?
 それを考えた。


 JRは、旧国鉄が民営化してできた民間企業だが、
 JRが純粋な民営企業だと思っているのは、
 世間知らずの馬鹿だけで、
 あれは、準国家企業だ。
 それは、日本郵政(JP)も、たばこ産業も同様で、
 かつて「現業」と蔑まれていた国営事業体が、
 役所体質を温存したまま民営化され、現在に至っている。


 こうした半お役所的民営企業が、官僚たちの掌の上に存在していることは間違いなく、
 従事者の彼らは、土壇場では、国家(=高級官僚)の意向に抗えない。
 それは嘘だと言う人がいるかもしれないが、
 絶対に逆らえないという事実は、
 国鉄や郵政の民営化で、はっきりと証明されていて、
 いまさら有無の論議など必要もない。


 かつて現業職員は、
 肉体労働役所、と馬鹿にされたものだ。
 僕が14年間在籍した郵便局なども、そうで、
 末端職員は、牛馬の如く尻を叩かれ、
 社会の経済実態とはかけ離れた、
 役人の机上予算の実現のために汗をかかされていた。

 僕は、資本主義の砦みたいな証券会社から身を転じていたので、
 役人たちの書く机上予算のバカバカしさに冷ややかで、
 それに真顔で従う末端職員たちにも冷ややかで、
「どいつもこいつも、馬鹿じゃなかろうか。」
 笑いながら過ごして、皆から嫌われたものだ。


 いま、その半役所的民間企業の従事者の総数を概算で考えただけで、
 この国の<官僚社会主義>は、もはや止めようがないのではないのか、
 と、僕などは、思っている。
 日本社会は、高度化に伴い、末端までが整備され、
 それはほとんど完了しているように見える。
 これだけ末端まで統治体系が整備されたシステムを、
 だれがどうやって崩すのだ?


 いくら反自民が、政権奪取!を叫んだところが、
 この数の壁は、どうやっも覆せない。
 という見地に立つ僕には、
 反自民人間たちの雄叫びは、自己慰安の雄叫び過ぎない、
 としか思えない。
 そして、何よりも、
 服従と安定を好むこの国の国民は、
 いま、そうした体制を打破する必要性を感じていない。


 そんな現況の中で、
 僕個人としては、うんざりする思いだが、
 <官僚社会主義>は加速度的に推進されていくことだろう。






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