世川行介放浪日記

日々の雑感。
昔話。
時事問題への言及。
歌謡曲篇。文学篇。
漫談。
たまに女篇。
2年に1度は愛欲篇

インデックス 

2021年07月11日 14時12分53秒 | 99 Weblog
    
厚かましく宣伝です。



  『本能寺奇伝』  彩雲出版 定価1800円(税込み価格1944円)



    直接僕にご意見のある方は、

   以下のメールアドレスに送信ください。

         segawakousuke@gmail.com

      



    会員制ブログ(2016年4月30日~)
    『世川行介備忘録』
    (http://blog.hatena.ne.jp/segawakousuke/)



        旧・会員制ブログ
        『新世川行介放浪日記』
        (http://blog.ap.teacup.com/applet/59635963/login?protect=1&n=%2fapplet%2f59635963%2farchive)
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『世川行介さんを声援する宴』の光景 6

2017年01月19日 21時19分20秒 | 彦根放浪篇


    『世川行介さんを声援する宴』の光景 6




 これで最後の写真展示となるが、

 「瀧夜叉」一門のトリは、
 歌手の谷本耕治さんだった。
 以前一度、一緒に浅草で呑んでうたったことのある僕のために駆けつけてくださり、
 僕の好きな、小林旭の『さすらい』をうたってくれた。 






 そこまでは良かったのだが、
 その次に、
 なんと、
 僕の席にやって来て、
 「一緒にうたおう。」という。

「ふ~む。」

「フ~ム……。」


 多くの皆さんは、誤解をしているが、
 世川行介というじいさんは、
 皆さま方が想像しているよりも100倍も照れ屋なのだ。
「ふ~む。」
 ためらいにためらい、
 で、
 結局、
 ハハハ!
「やりましょうか!」
 プロの歌手さんと一緒にうたったのだった。

 なんだ。結局やるじゃないか。ってか?







 一緒にうたったその歌は、
 浅草界隈を離れてから、どこに土地が移っても、酔うと必ずうたい続けた、
 知る人ぞ知る世川の愛唱歌、
 『夢淡き東京』
 であった。


    悩み忘れんと 貧しき人はうたい
    狭い路地裏に 夜風はすすりなく
    小雨が道にそぼ降れば あの灯り
    うるみてなやましく
    哀れはいつか雨にとけ
    狭い路地裏も 淡き夢の街東京


 まあ、世川行介さん、
 調子っぱずれのジジイ声でうたいましたよ。
 汗かきながら。


 その次に、
 谷本耕治さんがご自分の持ち歌『惚れたあいつは旅役者』をうたって、
 そこからは歓談となったが、
 時間というものはあっという間に流れるものらしく、
 もう、20分ほどしか残っていなかった。


 以下に写っているのが、
 僕と<生の角度>を共有する『世川行介備忘録』の会員読者たちと、
 放浪者の僕が大恩を受けてきた人たち、だ。



















 この人たちの眼を、
 もし見れるのならば、見てやってほしい。
 僕は、人を見る時に、
 いつも、その眼を、まず見る。
 眼に卑しさのない人。
 それが僕の初対面の人を判断する時の基準だ。

 みな、優しい眼をしている人たちばかりだと、
 僕は誇っている。



 そして、午後7時。

 元海上自衛隊幹部だった、『~備忘録』の会員読者の、
 岡山県から駆けつけてくれた妹尾さん、
 この人は、もう8年間ほどのつき合いになるガ、
 その妹尾さんに、最後の乾杯の音頭をとっていただいた。

「起立!
 国歌斉唱!」

 そう叫ぶんじゃないかと、ハラハラして見ていたが、
「乾杯!」
 パーティーは無事に終わった。







 本当は、
 そこから深夜2時までがすさまじかったが、
 その報告写真は、『~備忘録』に展示のこととしよう。





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身辺雑記 1・19

2017年01月19日 18時24分46秒 | 近況報告篇


       身辺雑記 1・19





 午後から郵便局に行き、
 それから、
 いつも美味しい「赤飯」を売ってくれる4番街スクウェアのお店に、
 この間東京で買って来たお土産の菓子箱を持って行った。


 このお店のおかみさんも娘さんもいい人なので、
 正月に東京から帰った時にも持って行ったが、
 訪ねて行った二日とも店を休んでいて、
 昨日も自転車を飛ばしたが、休みで、
 今日は、もう、意地になって、
「何があっても必ず渡してやる!」
 寒風の中を、自転車を飛ばした。

 さすがに今日は店を開いていて、
「ほいよ。食べて。」
 渡してきた。


 それから「平和堂」に行き、
 黒烏龍茶と食材を買った。


 帰りに駅前の「本のがんこ堂」に寄ったら、
 カウンターの下に、『本能寺奇伝』の予約受付の案内が出ていて、



   



「やってますよ。」
 店長は、まったく恩着せがましい匂いのない声で言った後、
「一冊予約がありました。」
 微笑んだ。


 ありがたいことである。

 誰一人身寄りのない街で、
 こうして、さり気ない優しさを僕に与えてくれる人がいる。
「彦根に来て、本当によかったな。」
 そう思った。


 それから、部屋に帰ったら、
 「元株や」さんから「コメント」が入っていた。

 昨年の株式市場に対する見解の違いから疎遠になっていたが、
 今日、「コメント」をいただいて、
 その内容も、僕の見解に好意的な内容で、  
 救いの手を差し伸べられたような気がして、
 これもまた、ありがたいな、と感謝した。


 夕方から、おでんの出汁の改良にいそしんでいたら、
 研一郎から電話があって、
「瀧夜叉さんからパーティーの時の動画が届きました。
 今夜から掲載できますから、
 どの順番ですればいいか、メモを送ってください。」
 とのことで、
「そうか。できたか。」
 非公開処理してある動画を見た。

 今夜か明日から、
 掲載しても差し障りのない方の動画だけ、
 少しずつ掲載していこう。




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強いじゃないか。東京市場。

2017年01月19日 11時08分21秒 | 自選 株式学習


     強いじゃないか。東京市場。




 午前4時半から起きたので、
 8時過ぎに今日の各銘柄の気配値を眺め、
「意外と早く切り返すみたいだな。
 今日は堅調だろう。」
 眠っていた。

 10時半に目覚め、パソコンを覗いたら、
「あら。あら。」
 世川推奨銘柄が二つ、
 10円近い上げをしているではないか。


 そのうちの一つの「バラしましたよクラリオン」は、447円までつけている。
 あわてて、
「おい。少しは利食い売りだぞ!」
 あちこちに電話し終えた。
 世川必殺の推奨銘柄Dは、
 高値11円高まで取っている。
「まあ、こっちはもうちょっと眺めてろよ。」
 それも指示をした。


 日経平均は200円以上も上げて、
 あっさり19100円を回復した。

 僕は僕なりに、
 この相場が下げない根拠、というものを持っている。
 「元株や」さんなどに聞かせたら、
「そんなことが根拠になるもんか。」
 と言われそうだが、
 しかしそれは僕の確固たる根拠だ。


 それは、
 この相場に大量にかけられている「空売り」、
 その存在だ。

 僕の注目している銘柄は、
 ほとんどが、
 空売りが多くて逆日歩がついている。
 ちょっとした注目株のほとんどが、そうなっている。
 しかも、日経平均採用銘柄に多い。


 この空売りは、
 上昇相場にとっては、
「ごちそうさま~!」
 とお礼を言いたくなる「美味しいお料理」なのだ。
 この「美味しい料理」を、相場は、絶対に手放さない。
 貪欲に喰らい尽くす。

 それが相場の非情というものだから、
 空売りをかけた投資家が、「助けてくれ~!」と悲鳴をあげて、清算するまで上昇が止まらない。


 これが僕の「相場はまだ上がる」の根拠だ。


 つまり、
 去年とはまったく逆さまな光景に、今現在はなっている、という事実だ。
 下手なくせして上手ぶって空売りにしがみついている投資家たちが存在する限り、
「毎度あり~!」
 の上昇傾向にストップはかからない。
 しかも、
 大きな眼で見た時、この数日間の下げは、
 理想的な中押しだ。


 昨日、
 もっともっと買い込んでおけばよかった。





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西条八十『サーカスの唄』

2017年01月19日 07時08分11秒 | 自選 歌が呼ぶ思い出


     西条八十『サーカスの唄』





 昨夜、早くから酔っぱらって眠ったものだから、
 午前4時半に起きてしまった。


 頭がボワーッとしているので、
 パソコンを開いて、音を小さくして旧い歌謡曲を聴いた。
 研一郎のお蔭で、以前のように一曲一曲選曲する必要がなくなって、
 歌が、次々と流れて出てくる。まさに流行歌。


 煙草をふかして見る窓の外は、まだ闇の中だ。
 国道8号線を過ぎていくライトを眺めながら聴く歌謡曲も、味わい深いものがある。


 旧い旧い歌が流れてきた。
 西条八十作詞の『サーカスの唄』だ。
 戦前に流行り、戦後は小林旭が流行らせた。


    旅の燕 さみしかないか
    おれもさみしいサーカス暮らし
    とんぼ返りで今年も暮れて
    知らぬ他国の花を見た


 これも、放浪の途上、ネットカフェでよく聞いた。

 「燕」と書いて、「つばめ」と読むのは当り前の話で、
 ちょっと学のある人間は、「つばくろ」と読むが、
 この西条八十は、
 さらに古い読みである「つばくら」と読ませて、それを歌謡曲にして出す。
 「すごい男だなあ。」
 この歌を聴く度に思った。


「さすらい者のやるせなさ、
 流れてみりゃ、お前もわかるさ。」

 真崎守の漫画の一言が胸を刺し続けた最初の10年間だった。
「まるで、江戸時代の無宿の渡世人みたいだな。」
 自分のことを自嘲気味にそう思った。
 だから、
 「さすらいの歌」が心にしみて、YOUTUBEから「さすらいの歌」ばっかり拾い集めた。 
 僕には望郷の念はかけらもなかったから、
 流れ者が故郷や家族を恋しがる歌には見向きもしなかった。
 そうしたら、
 この国に、純粋なさすらい者の歌というのは意外と少ないことに気がついた。
 さすらいと望郷がセットになった女々しい歌ばっかりだ。
 それは僕の生き様とは無縁だったので、
 小林旭の『さすらい』、昔々の北原白秋作詞の『さすらいの唄』、
 星野哲郎作詞の『蒙古風雲児』、そして、この『サーカスの唄』、
 ほんの数曲だけが僕の愛唱歌になった。


 ちょうど今朝の彦根のような寒い冬の朝にネットカフェで目覚めると、


    朝は朝霧 夕べは夜霧
    泣いちゃいけない クラリオネット


 ネットカフェの中を駆け走る冬の冷気と一緒に、
 この2行が、心に滲みた。

 元より、泣く気なんぞはさらさらないが、
 書くためにさすらい、さすらうために食い、食うためにマージャン屋に向かう、
 そんな日々を繰り返している自分が、少し哀れに思えた。


 冬の一日をやり過ごすのに、ネットカフェ代を入れて、最低5000円が必要だった。
 それなのに、三日に一度は、その5000円がなくて、途方に暮れた。
 夏場と違って、真冬の駅の石段や駐車場の隅っこに寝るわけにはいかない。
 雪や風の少ないビルの隅っこで、自分の躰を抱きしめながら、朝の来るのを待った。
 朝が来たって、状況の変化なんか、何もないのだが、
 それでも、朝になったら何かが変わるような気になって、
 朝が来るのを待ち続けた。


    月も冴えます 心も冴える
    馬の寝息で眠られぬ


 心の中でこだまする『サーカスの唄』が夜伽の相手だった。


 あの<季節>は、いったい何だったのだろう。
 最近、やけにそれを思う。
 普通の男なら、一番の壮年期である40代後半から50代を襲った<無為徒食>の10数年。
 本当に、
 あれは何だったのだろう?


 いまだに、よくわからないな。





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ネット虚業を許してはならない。

2017年01月18日 19時28分21秒 | 彦根放浪篇


     ネット虚業を許してはならない。





 ナイルスナイル・ファミリーの代理人の弁護士から連絡があって、
 僕が要求した「文言の変更」も了解したから合意書を交わそう。
 僕の印鑑とゆうちょ通帳と、原稿料の未払金5万円は、
 1月24日に持参する。
 とのことなので、
 僕は、これを受けることにした。


 皆さん。

 僕は昨日の日記にも経過を書いておいたが、
 一連の否定と訂正との果てに、
 結果がこれだ。
 よくおわかりになっただろう。


 僕、今から10年ほど前に、
「<ネットの児>を生きよう。」
 と決意して、
 最初は、読者たったの30人の場所から、
 一歩一歩、ネット暗黒荒野に<知の砦>をつくる坂道を登って来た。
 僕は、この未開のネット荒野を、新しい文化の場所になり得る、と理解して、深く愛して来た。


 この「ナイルスナイル」のような、
 ネットでは、「富裕層のための情報誌だ。」などと銘打っておいて、
 仮にそれが僕だけだったとしても、 
 執筆者に原稿料も払わず、原稿を頼んでいないなどと言い張り、
 依頼の証拠文書が裁判所に提出されたら、
 慌てて、今度は、
 原稿を依頼する会社と支払いをする会社は別会社だと言い出し、
 しかも、
 その二つの会社の社長は同一人物だなという詐術に似た手法を取って平然としていたことがバレたら、
 バレたらしょうがないから、払うか。みたいな、
 そんな姿勢は、
 僕には、断じて許しがたい。


 ナイルスナイルオーナー青山敏夫と、
 青山敏夫が、「あいつはおれの女だ。」と僕に言ったナイルナイル現社長・福田智子、
 この二人がやっている所業は、
 今回の僕との原稿料未払い裁判の経緯を検証したら、容易に想像がつくだろう。


 これだけではない。


 今から、僕と青山敏夫との裁判が本格化する。
 それには、もちろん、青山が「おれの女だ。」と言ったナイルスナイル現社長福田智子も、深く関係している。

 僕は、今回もそうであったように、
 今からも、その訴訟経過をここにきちんと報告していく。
 読んでくれ。


 それと同時に、
 2年前から計画倒産を企て、私財隠しに躍起になった、
 包山淑子、包山春吉、包山淑子の姉の綾川美恵、そして、山谷彰宏・奈津子の夫婦弁護士、
 このファミリーのやった所業と裁判の経過も、 
 包み隠さず、ここに報告していく。
 何が悲しくて、こんな犯罪まがいの計画倒産計画のとばっちりを僕が受けねばならないのだ。


 年の初めに書いたように、
 今年の僕は、この連中とは、トコトン戦う。
 それは、強く決心している。

 今年は、
 二つの裁判共に、
 僕の方が、今まで出さずにきた「証拠」を、
 一つずつ出していく。
 それがどんなもので、
 それによって、相手の主張がどう変化していくか、
 皆さん。楽しみにしてくれ。


 僕がこいつらと戦うのは、カネなんかのためじゃない。
 いつも書いて来たが、カネは所詮カネにすぎない。

 僕が戦うのは、
 「ネット大衆の常識」の位置と価値を問うためだ。


 裁判がどんな結果になろうが、
 そんなことは些末な事だ。
 要は、
 ネット大衆が、僕の提出する証拠を見て、
 どのように想像し、どのように判断するか、
 僕は、それが見てみたい。 

 そして、
 そのネット大衆の常識的判断の中で、
 青山敏夫や福田智子が、今後もネット利用ビジネスを許されるのか。
 山谷彰宏・奈津子夫婦が、弁護士としての信頼を得続けられるのか。

 僕は、それが見たい。





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やっぱり僕には、お前だな。

2017年01月18日 17時52分07秒 | 彦根放浪篇


     やっぱり僕には、お前だな。  

  


 ゆっくり静養した甲斐があって、
 世川行介、
 午後からとっても元気になった。
 今日からは、パソコンに向かって作文三昧を生きる。


 年初めから、
 数年ぶりに食べた「雑煮」に、
 狂いに狂った。
 いったんは、「太るからここでさよならだ。」と、お別れしたのだが、
 マリリンモンローが全裸でウインクしているみたいなあの魔力には逆らい難く、

「こら。
 そんなに僕の腕を引っぱるのはよせ。
 そんなに強く引っ張られたら、そっちに転がるじゃないか。
 こら。こら、こら…、」
 ……。
 数日前から、また、「毎日雑煮」をやってしまった。


 そしたら、
 体重が2.5キロ増えた。


「これはいかん。」
 と焦ったが、
 これがまた、僕のつくる雑煮は、
「美味い。
 実に美味い。」
 なので、
 なかなかやめられない。
 今朝も3個食べた。


 餅をこんなに食べたら、どうなるか。
 わざわざ訊かなくても、そんな答えは初めからわかっている。
 このままでは、豚コロコロの昔に戻ってしまう。
 それが高じたら、
「会いたかったわ~! お久しぶり。」
 1年前に肘鉄をくわせて別れたはずの、
 あの怖い糖尿悪女が、笑顔で抱きついてくる可能性もある。


「ふ~む。」
 僕は、悩みに悩み、
「よし!」
 一大決心をして、
 本日午後3時半、駅前の「平和堂」に走った。
 そして、
 大根、いわし団子、牛スジ、しいたけ、
 それらを買い歩いた。


 こう書けば、聡明な読者は、すぐにおわかりになるだろう。
 そう。
 世川行介君は、
 今日から、
 あの伝説の、
 いくら食べても肥らない「世川おでん」に向かうのだ。


 彦根の冬は寒い。
 外に出かけるのは億劫だ。
 作文もしなくちゃいけない。
 肥っちゃいけないが、
 体力を衰えさせてもいけない。

 そうなると、
 もう、
「僕にはお前しかいやしない。
 僕から一生離れるなよ。」
 の愛情世界だ。


 いま、「京都・うね乃」のだしパックを鍋に入れた。
 これをベースにして、「世川おでん出汁」をつくるのだ。
 今年はどんな出汁になるのかなあ。
 今から楽しみだ。




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1・18現在の東京株式市場に。

2017年01月18日 13時07分08秒 | 経済・株式篇


     1・18現在の東京株式市場に。





 年末年初、お金が必要になったので、
 手持ちの株式をほとんど全株、売却した。

 それで、
 パーティーの準備などの多忙に明け暮れて、
 株式市場のことは失念していたのだが、
 さっき見たら、
 この一週間くらいでよく下げたみたいだ。
 日経平均、
 高値から600円くらい下げたのか?


 20日のトランプ大統領就任式を意識しての模様眺めもあるのだろうが、
 僕の眼には、
 この下げは、そんなことではなく、
 トランプ当選から年末年始まで、棒上げに棒上げをしてきた上昇相場が、
 一呼吸つきたがっての中押しにすぎない。
 という風に見える。


 僕が門下生たちに買わせた銘柄の、買値と現在値を比較すと、
 どれもみんな、まだ利食いできる水準にある。
 ここで売るのはもったいないから、持っているだけで、
 昨年のような、「売るに売れずで持っている」のとは全然違う。

 これが今年の相場の特徴だ。


 仮に、もう少し下げたら、
 旺盛な下値買いの動きが出てくるだろう。
 僕自身も、「もう少し下げて来たら買うぞ。」という気持ちになっている。

 僕の希望としては、18000円を割りそうなところまで一旦下げて欲しいのだが、
 さて、どうなることやら。





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『ナイルスナイル』から訴訟取り下げ依頼が来たぞ。

2017年01月17日 16時22分44秒 | 私的闘争篇


   『ナイルスナイル』から訴訟取り下げ依頼が来たぞ。




 1月14日、
 今年の景気づけに出版記念パーティーをやって、
 二次会会場で
 10数人の読者を前に、
「皆さん。
 わたくし、世川行介は、
 今年は、
 青山敏夫、福田智子、ナイルスナイル。
 そして、
 山谷彰宏弁護士、山谷奈津子弁護士、包山夫婦、
 こいつらと、トコトン戦います!」
 と、
 大宣言をしたばっかりだったのに、


 さっき、
 佐賀千恵美弁護士先生から連絡があって、
 ナイルスナイル、青山敏夫、福田智子が、
「持っていた世川の郵便貯金通帳と印鑑、
 それに、未払いの原稿料5万円を支払うから、
 合意書に署名して、
 福田智子とナイルスナイルに対しておこしていた訴訟を取り下げてくれ。」
 と来たらしい。


「どうしますか?」
 と訊かれたので、
「ちょっと待ってください。」
 と答えて、電話を切ったところ。


 おかしいじゃありませんか。皆さま方よ。


 1 
「世川の原稿を依頼した覚えはない。」
 と言って、
 こちらが、証拠書類として、

 2 
「原稿料は87000円です。」
 のメールを証拠書類として出したら、
 途端に、

 3 
「頼んだのは別会社だから、支払いはその別会社の責任だ」
 と主張してきて、
 しかし、
 それも、調べたら、

 4 
 その別会社は、ナイルスナイル社長福田智子と同一人物の福田智子が社長で、
 それがバレたら、

 5
 5万円を支払うから、訴訟を取り下げてくれ。
 と来たもんだ。


 だけど、
 もし、
 それで支払うなら、
 支払額は、87000円にならないといけないのに、
 頼んでもいないと主張していた人間たちが、
「未払い金50000円を支払う。」
 だってさ。


 なんか、メチャクチャじゃないの?


 どっかの主要取引先からか、
「あんた方、何をやってるの?
 本当に、そんな訴訟をやられてんの?」
 とでも訊かれたのかしらね。


 どう答えるかは、
 まあ、少し考えよう。


 実を言うと、
 一昨日、
 この日記の、「私的闘争篇」へのアクセスが、
 105あった。
 一つの文章にではなく、「カテゴリー内の文章全部」にだ。

 昨朝それを見て、僕は、
「そうか。
 ナイルスナイルとの戦いに関心を持っている人は大勢いるんだな。
 今年は、もっと頑張るぞ。」
 決意したばっかりなのだ。


 悩めるハムレット、世川行介。




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山本周五郎『鶴は帰りぬ』  同時掲載

2017年01月17日 14時45分22秒 | 山本周五郎雑感


     山本周五郎『鶴は帰りぬ』 同時掲載





 僕の好きな山本周五郎の作品、
 まあ、彼の作品はたいがいを好きだから、
 「マイベスト30」に入る作品、という意味で「好き」な作品に、
 『鶴は帰りぬ』という短編小説がある。


 ストーリーは単純で、
 可愛がっていた宿の「おとわ」という女中と早飛脚の「実」という、
 愛に奥手で不器用な若い男女を結びつける妓「おせき」の独白混じりの物語だ。

 50年もの昔、
 東芝日曜劇場で、おとわを吉永小百合、実を竜雷太、おせきを池内淳子が演じて放映されたが、
 山本周五郎の作品は、ポイントを押さえ損ねて映像化すると、ただの甘ったるい恋愛ドラマになってしまう。
 その陥穽に石井ふく子(だったかな?)もはまり、
 くだらない三文愛情物語で終わっていた。


 何冊か読めばすぐ納得できるはずだが、
 山本周五郎の「男と女の出逢い」は、
 以下はこの短編小説の一節だが、いつもこんな風に描かれる。


    どきりとした。おとわの顔を見たとたんに、
    知っている、と直感したのである。古くか
    ら知っていて、久方ぶりに会った、ずい
    ぶん久しぶりにめぐり会った、という感じ
    がし、同時におとわのほうでも、明らか
    にドキッとしたことが、その眼にあらわれ
    た。

 僕は、周五郎のこの「男と女の出逢いの一瞬」の描写が大好きで、今日まで来た。
 ここの部分を巧みに演出でたら、周五郎作品の演出の半分は成功するように思うが、
 悲しいことに、そこを押さえ切った作品にはこれまで出逢ったことがない。誰も、「一目惚れ」くらいの描き方しかしない。


 まあ、それは今日はこっちに置いて、少し他のことを書く。


 この短編の中に、「実」と「おとわ」、二人の若い男女が、不器用さから齟齬が生じて、別れそうになった時、
 「実」を叱る「おせき」が、こんな科白を口にする。


    あたしに学があれば云ってやりたいことが
    あるんだけど――、ああくやしい。


 僕は、山本周五郎の小説の神髄はここにある、
 といつも思ってきた。
 そして、
 もしも、自分が文章によって生を生き抜こうとするならば、
 根底に置くべきものは、これだ。
 そう思って、この20数年間、それを両手で抱きしめて生きて来た。


 もっと言うと、
 僕は、
 庶民大衆に視線を置く文学だけではなく、
 庶民大衆を考察対象にする知も、
 庶民大衆の支持を必要とする政治も、
 この宿の芸妓「おせき」に周五郎が吐かせた、
「あたしに学があれば云ってやりたいことがあるんだけど――、ああくやしい」
 この言葉を、このじれったさを、そして、この口惜しさを、 
 常に自分を撃つ言葉として受け止め、
 痛みの自覚を失わず、自らの思考の中に組み入れて、
 咀嚼し、自戒の言葉として抱きしめていないと駄目ではないか、
 と思って来た。


 東京新宿歌舞伎町から始まった僕の放浪の日々のあの日、あの時、
 僕は、何人もの女から、
「私がもう少し賢かったら、」
「私がもう少し言葉を知っていたら、」
「私にもう少し学があったら、」
 これと同じ言葉を聞かされた。


 この「じれったさ」は、「存在の無念」につながる経路である。
 と僕は思った。


 「放浪日記」を始めて、もう丸9年が過ぎたが、
 あのセリフが僕を撃つ時の痛みの自覚だけは、失わずにここまで来たように、
 少なくとも、この「放浪日記」に今も残っている文章のどこにも、
 それはきちんと遵守されている、と、
 僕は思っている。


   (『~備忘録』と同時掲載)
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『世川行介さんを声援する宴』の光景 5

2017年01月17日 11時44分20秒 | 彦根放浪篇


    『世川行介さんを声援する宴』の光景 5





 今から10年ほど前、
 僕が、出版の当てもないのに、この『本能寺奇伝』の初稿を書き始めた時、
「世川さん。
 いい着想です。
 最後まで頑張って書き上げなさい。」
 そう言って励ましてくれた人がいた。

 『ぎょうせい』という雑誌の元編集長の、
 池田克樹さん、
 という方だった。
 現在は、「石守 令」というペンネームで活躍なさっている。







 僕は、毎日、千葉県船橋市のネットカフェに入り浸って、半年間、原稿を書き続けた。
 今回の『本能寺奇伝』までを書いて見てもらうと、
「折角ですから、最後までとことん書き上げなさい。」
 そう言われて、
 また半年ほどかけて、第二部と第三部にあたる後半部を書きあげた。


 しかし、
 池田克樹さんはあちこちの出版社を紹介してくれが、
 パーティーでの池田さんの言葉によると、 
 武将伝でもなければ、ミステリーでもなく、チャンチャンバラバラでもない僕の作品は、出版しづらいということで、
 どこも色よい返事をくれなかった。
 ある出版社では、「あなたのノンフィクションなら考えるけど、小説はねえ…、」そう言われた
 僕は、次第にその書籍化を諦め、
 次のノンフィクション作品『地デジ利権』の執筆に移った。
 池田さんは、その時期の光景を、当時の僕をしらない出席者たちに語ってくれた。







 そして、
 今回『本能寺奇伝』を出版して下さる彩雲出版の高山智道社長が、
 後を引き取って語ってくれた。


 僕は、この作品を書くにあたって、「銀(しろがね)」という軸をつくった段階で、
「少しはまともな作品になるかな。」
 と思ったのだが、
 高山社長は、僕のその着想を高く評価してくれた最初の人で、
 それは僕には非常に嬉しく、
「この人に任せてみようか。」
 そう思った。

 酒もたばこもやらない真面目な人で、そこが僕とは全然違ったが、
 そういう人の方がいいだろうと思い、頭を下げて、出版をお願いした。






「はっきり言って、
 世川さんは、小説家としては新人です。
 その新人の作品に、発売一か月前から、すでに千冊を超える予約注文が入っている。
 これは異例です。」
 そう褒めてくださり、ありがたかった。
 
 
 それから、
 僕の『世川行介備忘録』の会員読者が二人、
 言葉をくださった。


 『世川行介備忘録』は、
 <ネットの児>を生きよう!と決心した僕が、
 ネット荒野に<知の砦>を築こうと、
 9年の歳月をかけて選びに選んできた<知の人>を30人ほど会員読者にして、
 人選を少し間違えた『新世川行介放浪日記』を閉じて、
 昨年4月末から始めた会員制ブログなのだが、
 その会員読者諸氏の中から、
 一人は、中央大学教授のTさん。
 いま一人は、帯広畜産大学教授のKさん。
 お二人の言葉を頂戴した。


 本当は、お二人ともここに写真を出したいけれど、
 なんといっても、
 この世川行介、
 無頼と放埓と極貧を20余年も生きて、
 マージャンはする、株式売買はやるし、大酒は呑む、女にはだらしない、
 世に悪評高い放浪者ジジイ。
 そんな男のパーティーでスピーチをしたなんて事がわかると、
 真面目な学生たちからは軽蔑され、
 一般社会からは、「あいつも一般社会不適格者か。」と指さされることは間違いなく、
「名前も写真も、絶対駄目ですよ。」
 ということなので、
 スピーチをしたという事実だけを記載するにとどめる。


 ただ、

 そのK教授が、
 スピーチで、
「世川さんに文句がある。
 この数年、株の話を書き出し、株式売買による豊かさ獲得を評価しているが、
 株も買えない貧しい庶民を足蹴にした姿勢で、私には納得できない。
 今の世川さんは間違っている。」
 そういった趣旨のことを語り出し、
 10分間ほど、「世川批判」が展開された。

 すると、
 そこに、
 各テーブルから、拍手の嵐。











 その時、
 隣にいた方が、
「世川さん。
 これは演出ですか?」
 と訊いて来て、
「いえ。
 みんな、言いたいことを云っているだけです。
 僕はあの人の見解はよく知っています
 いつも僕に言っていることを壇上でも言っているだけの話ですよ。」
 と答えたら、
「素晴らしい!
 世川さん。これは素晴らしい祝賀会ですよ。
 来賓が演壇で主役をきびしく批判して、それを皆が笑顔で聴いている。
 そんなパーティーなんて、他にはないですよ。
 このパ-ティーは素晴らしい。」
 そんな妙な褒め方をされたが、
 そうらしいですよ。Kさん。


 今度、動画が届いたら、
 その音声だけ、ここに出そうかな。


 ということで。






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お返事来ました。昨夜11時。

2017年01月17日 06時55分48秒 | コメント回答篇


      お返事来ました。昨夜11時。





「これを書いたら、
 いくら「絶交中!」とはいっても、
 間違いなく、何かを送ってくるだろう。」
 僕がそう読んだとおり、


    ちょっと ちょっと
    なによこれ
    ムッチャクチャ おもいろい じゃん!じゃん!


 そんなタイトルの「内緒コメント」が、
 昨夜11時に送りつけられてきた。

 いつもは、コメント到着深夜2時くらいなのだが、
 昨夜は3時間も早かった。
 よっぽど慌てたのだろう。
 なんてって、サブタイトルが『トンビの正体』だからね。
 世川行介の勝ち~!


    あのね 
    僕 は とっても律儀 だし 
    優しいのだ から 
    絶交中 なんだけど ・・
    あー もー めんどくさい ヤ 
    いちいち 絶交中 って 書くの やめにした


 
 絶交中の身でありながら「コメント」を送付せずにはおれない言い訳がしたためられた後、


    メッチャ おもしろかった ヨ 
    文章 うまいから 
    もう 5回も 読み直しちゃった 
    あれ 4回 だったかな 
    ま いっか カハハ


 柄にもない照れ笑い。
 そりゃそうだよな。
 むさくるしいおっさんが、あのお嬢さんを代役にさせられちゃ、
 そりゃあ、もう、照れるしかないだろう。


    あの 女の人 
    菊川怜 に ちょっとだけ 似てない? 
    すこし 眠そうな 菊川怜ちゃん
    似てるっしょ?
    わざわざ 来て祝ってくれた 中に 
    こんな 若い人 も いて
    それに ビックリ さ


 ついには、本のヨイショまでもくださった。


     本 何度見ても ほんとに美しい   
     センス いいもん
     いい デザイナーさん みつけた ね 
     どーか たくさん売れて 
     あなた が 本業で稼げます よーに 


 「闇米トンビ」チャンチャコリン。
 あいつは、本当に、<悪態幽霊>なのだろうか?





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『世川行介さんを声援する宴』の光景 4 

2017年01月16日 22時53分26秒 | 彦根放浪篇


     『世川行介さんを声援する宴』の光景 4 





 芝鳳一門の妖艶部隊の後は、
 この数年間、僕の主宰する勉強会で、政治を見つめる視線を指導してきてくださった、
 故田中角栄元首相の最後の秘書、
 朝賀昭先生が、
 お言葉をくれた。


 朝賀昭先生は、14日のパーティーの時間には、以前からすでに他に予定が入っていて、
 「パーティー出席は無理だよ。」とのことだったが、
 それが、開演直前に駈けつけてきて、僕たちを驚かせ、

「世川さんは本当にいい相棒を持っているよ。
 相棒の「瀧夜叉」さんにあれだけ丁重にお誘いの言葉を受けたら、来ないわけにはいかないから、
 むこうの時間を変更してもらって、ここに来ましたよ。」

 そんな、人の心に負担をかけない優しい言い方から始めて、
 昨今の政治状況の解説を交えながらの祝辞をくださった。

 感激した。
 ありがたい限りだった。











 僕は、或る数年間を、朝賀昭先生の紹介で永田町を自由に歩かせてもらい、
 日本政治の政治現場の現状を自分のこの眼で確認することが出来た。
 だから、
 僕がこの日記に書き続けた政治に関する発言は、
 朝賀昭先生がその機会を与えてくださったものだ。
 朝賀先生のこの破格のご厚意に対しても、
 『本能寺奇伝』が少し売れたらいいな。と願った。


 少しついでに書くと、

 朝賀昭先生は、故田中角栄元首相から薫陶を受けた方で、
 人と争うことが大嫌いだ。
「世川さん。
 お前さん。喧嘩ばっかりしてるじゃないか。
 喧嘩したって、人が消えるだけだろう。
 もう喧嘩はやめろ。」
 会うたびにそう言われるのだが、
 ところが、
 そればっかりは、僕にはできず、
「はあ…、」
 頭を掻きながら今日に至っている。


 朝賀昭先生には、「秘蔵っ子」が数人いて、
 その筆頭は、知る人ぞ知る民進党の細野豪志議員だが、
 細野豪志議員以外に、
 前都議会議員の山口拓さんという方がいて、
 山口拓さんも、
 僕のような男のために、駆けつけてくださった。







 山口拓さんは、
 僕よりは年齢的にはかなり若いが、
 政治状況を冷静に見ることのできる数少ない政治家だと、
 僕は以前から高く評価していて、 
 現在は、浪人を余儀なくされているが、
 次回必ず返り咲いてもらいたい。
 と思っている。


 僕の「放浪日記」を読んでくれてきた読者諸氏はおわかりになると思うが、
 僕はこの数年、小沢一郎や民進党の政治角度をかなり辛らつに批判して来た。
 朝賀昭先生も山口拓前都議会議員も、民進党につながっている方で、
 山口拓さんは、たしか、小沢塾の塾生でもあったはずだ。
 通常なら、あれだけ批判しまくっている僕は、
「コノヤロ~。」
 の存在であるはずなのだが、
 それなのに、
 僕の出版を祝うために来てくださった。


 これが、人のありがたさというもので、
 その寛容な配慮に、僕は頭を深く下げた。





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彦根駅前、「本のがんこ堂」!

2017年01月16日 20時07分12秒 | 彦根放浪篇


彦根駅前、「本のがんこ堂」!




 やっぱり、数週間緊張が続き、かなり疲れていたのだろう。
 午後4時前からさっき(午後7時)まで、また眠っていた。

 DVDさえ観る気になれない。人と話すのも億劫だ。
 東京から持って帰ってきた鞄も、脱いだ衣類も、本を入れた紙袋も、
 なにもかにも投げっ放しで、
 人さまにお礼のメールや電話すらせず、
 両方の日記を書く以外は、
 暇さえあれば、ただひたすら眠っている。

 まあ、あと一日二日は、こんな生活を許してもらおう。 


 『本能寺奇伝』の見本が出来上がって、
 パーティーでは、それを配らせてもらったわけだが、
 彦根を出る前に、「本のがんこ堂」に立ち寄って、
「2月7日の発売日よりも早いけど、
 そこに一冊飾っておいてくれよ。」
 と店長に頼むと、
「いいですよ。
 飾って、予約を取りましょう。」
 実にやさしい言葉が返ってきて、
 昨日、彦根に着くなり、置いてきた。


 今日、
 どうしても煙草を買いに出かけなくてはならなかったので、
 彦根駅西口のコンビニに行った。
 ついでに『本のがんこ堂』に寄った。


 店長がいて、
 その隣に女の人がいて、
 店長が、
「うちのです。」
 と紹介する。
 若い顔をしていたので、まだ独身だとばっかり思っていたが、
 どうも、お子さんもいるみたいだ。
 夫婦で店に出ているところを見ると、
 ひょっとしたら、店長ではなく、経営者なのかもしれない。

 まあ、僕は、人のことを詮索しないことを信条にして生きてきた男なので、
 そんなことは何も訊きもしなかったが、
 その奥さんが、
「昨日は、お菓子を頂戴してありがとうございます。
 とても美味しかったです。」
 そう頭を下げる。
 独身だとばっかり思っていたので、引き出物だけを渡したが、
 明日は、東京駅で買って来た東京土産のお菓子を渡そう、と思った。


 それから、少し話をして、
 明日から、彦根駅前「本のがんこ堂」にだけは、
 僕の『本能寺奇伝』見本が置かれ、
 簡単な案内の紙切れが出され、
 予約受付が始まることになった。
「緒者の方に頼まれるんですから、しますよ。」
 店長は、恩着せがましさの全然ない笑顔でそう言ってくれた。

 彦根で知った人たちは、
 何で、こんなに皆、優しい人ばかりなんだろう。


    本を買うなら、
    彦根駅前、『本のがんこ堂』!!


 僕も、
 彦根に来て知り合った少数の人に、
 ここでの予約をお願いするのだが

 でも、
 予約者が、「世川行介さま」だけだったら、
 これは、もう、笑い話だな。


 
 <僕の神さま>。

 どうか、
 あなたに対してだけは信心深いこの僕を、
 そんな惨めな目にはあわせないでくださいよ。




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『世川行介さんを声援する宴』の光景 3

2017年01月16日 15時44分05秒 | 彦根放浪篇


    『世川行介さんを声援する宴』の光景 3


      サブタイトル  トンビの正体





 この間、僕に絶交宣言した人間がいる。
 「闇米トンビ」と呼ばれている人物だが、
 この人物が、男性か女性かは、
 読者たちの中でも意見が分かれ、
 本人も最後まで明かさなかったものだから、
 その性別はわからなかった。
 14日までは。


 14日、受付をしていた残九郎君が、
「世川さん。
 お客さんが呼んでいます。」
 とやって来た。
「誰?」
「それが、名前を言わないんですよ。
 世川さんと会ってから話しますって。」
「そうかい。
 すぐに行くよ。」
 僕は部屋を出て、受付の場所に行った。


 うん?


 そこには、僕の見覚えのない、
 まだ20代後半か30歳くらいのうら若い女性が立っているではないか。
「世川ですけど…、」
 僕は、その見知らぬ女性に声をかけた。


 すると、
 その女性は、
 ニコッと僕に微笑み、
 深いお辞儀をすると、
「初めまして。
 わたくし、
 トンビと申します。」


 なんと。
 メチャクチャ驚愕の言葉を口にするではないか。
「あなたが、あのトンビ?」
「はい。私です。」
「あなたが……、」
 僕は、次の言葉に詰まり、
 呆然と、その美しい女性の顔を見つめ続けるばかりだった。


 知らなかった…。

 いつも、男言葉で「内緒コメント」を書いてくるから、
 もっとむさくるしい顔をした男を想像していたのに、
 こんなに綺麗な女性だっただなんて…。


「絶交宣言した直後ですし、
 ずい分迷ったんですけど、
 顔だけでも見せなくちゃいけないんじゃないかと思って、
 勇気を振り絞って来ました。」
「そうですか。
 それは嬉しいな。
 こんな美人だと知って、もっと嬉しいなあ。
 こんな騙され方なら、いくら騙されたっていいですよ。
 席をご用意しますから、さあどうぞ。」


 僕は研一郎に言いつけて、
 あいつの隣に席をとらせた。
 あまりの美しさに、男性客たちが、僕を祝うのも忘れて彼女に言い寄らないようにするためだ。


「あなたは、僕の『~備忘録』では謎の人物として有名です。
 読者の皆さんに、写真の一枚くらい披露してもいいですよね。」
「でも、恥ずかしいわ。」
「いや。
 今まで、みんな、あの男言葉の文章に騙されて、
 あなたを、センスのないむさ苦しい50男くらいに思って来ましたから、
 本当の姿を見せてあげましょうよ。」
「そうですか…。」


「お~い。残九郎さん。
 急いで、この人の写真を撮ってあげてくれ。」
「世川さん。
 この方、どなたなんですか?」
 美の魅力を知っている残九郎君が、彼女の顔を一瞥して、そう訊いて来た。
「耳を貸せ。」
 僕は残九郎さんの耳を引っぱって、
「この人が、例のトンビだ。」
「ええっ?!」
 やはり、彼も驚きの声を発した。
「そ、そ、そうでしたか。この人が…。」

 残九郎君は、そう呟くと、あわてて写真を撮った。


 下の写真が、そうだ。



 



 一番手前の女性が、「トンビ」さまだ。
 後ろ二人の女のようにトウは立っていない。
 これからは、「トンビ」という言葉を耳にしたら、
 この若い彼女の笑顔を思い出してくれ。


 まさかまさかの「トンビ」さんまで来てくれて、
 本当に、いい会だった。
 と、僕は思う。



 ここまで読んで、
 騙された人は、何人だ?


 あの「闇米トンビ」が、
 こんなに可愛いわけがないじゃないか。

 ネ?






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