世川行介放浪日記

日々の雑感。
昔話。
時事問題への言及。
歌謡曲篇。文学篇。
漫談。
たまに女篇。
2年に1度は愛欲篇

インデックス 

2021年07月11日 14時12分53秒 | 99 Weblog



    直接僕にご意見のある方は、
   以下のメールアドレスに送信ください。

         segawakousuke@gmail.com

      



    会員制ブログ(2016年4月30日~)
    『世川行介備忘録』
    (http://blog.hatena.ne.jp/segawakousuke/)



        旧・会員制ブログ
        『新世川行介放浪日記』
        (http://blog.ap.teacup.com/applet/59635963/login?protect=1&n=%2fapplet%2f59635963%2farchive)
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今日は10本だよ。

2016年06月26日 19時34分51秒 | 自選 私的闘争篇
 

        今日は10本だよ。




 どこの誰だか知らなかいけれど、
 今日は、18時21分から25分まで、
 立て続け10本の「公衆電話」が来たみたいだ。
 お花たんたちに水をやって、
 机に戻ったら、そんな表示が出ていた。


 1分間に3本ずつだった。
 よくやるよなあ。


 狂気の世界というのは、
 本当に凄いものだ。
 感心する。


 なんとか、あの「非通知」の表示記録を消したくてたまらないのだろう。
 悪さをすると、後片付けが大変だな。


 僕は、もう、独り酒の時間に入っているから、
 長々書くのは面倒なので、
 ここいらでやめておく。


 火曜日に猪上が来たら、
 iPadで撮った写真を、掲載しよう。
 何十本来たのか、
 数えて見てくれ。


 では。




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根岸吉太郎監督『絆』

2016年06月26日 18時08分07秒 | 自選 映画感想文


       根岸吉太郎監督『絆』



 いかにも疲れたので、僕のDVDコレクションの中を探り、
 根岸吉太郎監督の『絆』を、久しぶりに、再鑑賞した。 


 この映画の原作は、白川道の『海は涸(かわ)いていた』という小説だ。
 たしかに、このタイトルはかなりダサいので、
 映画のタイトルには似合わないだろうが、
 『絆』ってクサいタイトルに変更ってのもどうかな、と僕は思う。
 もうちょっと、粋なタイトルが考えられなかったろうか?


 僕は白川道のいくつかの作品は、結構気に入って読んだ。
 もちろん、全部、古本でだけど。

 最初に読んだのは、ご多分に漏れず、『天国への階段』で、
 それから、『最も遠い銀河』、そして、この『海は涸いていた』だ。
 『病葉流れて』とかいうのを読みかけて、
 つまらないので、
「この人は、後期作品だけの人だな。」
 と知り、
 後の作品は読むのをやめた。
 『祈る時はいつもひとり』という本も古本屋で買ったが、
 本棚に投げたままで、未だに読んでいない。


 読んだ3作は、なかなかに楽しませてもらった。

 この人の作品は、
 枠組みは「男っぽさ」で固めているが、
 一口に言ってしまえば、
 「少女小説の男性版」で、
「こんなメロメロを、大の大人が書けるものか?」
 と驚くほどのセンチを真顔で書いて、
 作品の中心に据える。
 そして、それが、なかなか泣かせる。
 きっと、心根の優しい男なのだろう。
 

 『最も遠い銀河』で、
 殺して死体遺棄というなら、警察の眼を恐れるもわかるけど、
 自分の関与していない死を迎えた女を、海の底に沈めて、
 それで死体遺棄を問われるのを恐れたり、
 その真実を突き止めるために老刑事が執念を燃やしたり、
 という設定には、
 僕には、どうしても、納得できなかった。
 それさえなかったら、いい本だったが。


 この『海が涸いていた』も結構メロメロで、
 主人公がこれから人を殺す理由を知って、
「他にまだ解決法はあるだろうが、」
 と思ってしまう理由の弱さが欠点だが、
 途中からは、
「まあ、それでもいいか。」
 と思ってしまえる。
 この作家の得なところだ。


 ま、
 原作の話はこれくらいにして、
 この作品の脚本は荒井晴彦が担当していて、
 若い日に結構好きだったので、
 BOOKOFFでDVDを買ってしまった。


 荒井晴彦は、日活ロマンポルノの脚本家としては逸材で、
 『赫い髪の女』、『キャバレー日記』、『もどり川』、
 その他には、
 『遠雷』、『皆月』、『ひとひらの雪』、
 僕は好いていたのだが、
 そんな彼だけに、
 この脚本家の作品タイトルが『絆』はないよな。
 と惜しんだ。
 こんなタイトルは、山田洋次が使用するにふさわしいタイトルだ。


 主役を演じた役所広司が、なかなかに熱演していて、
 原作のメロメロ部分をサラリと流して、
 それに、脇役の、中村嘉葎雄、中原丈雄が、同じように乾いた演技を見せ、
 お涙ちょうだいに陥る危険を多分にはらんだ映画を救っていた。


 僕は、
 すぐに絶叫したがる渡辺謙の演技が、どうもクサくて嫌いだが、
 この映画では、珍しく、雄叫びやオーバーアクションを抑えていて、
 映画の邪魔にならなくて、よかった。


 出来映えとしては、中の上くらいの出来映えだったが、
 最後、
 腹を撃たれた役所広司が焼津の港で死ぬシーンは、
「ほら。泣け。」
 みたいな長回しで、
 根岸吉太郎の才能の平凡さが露呈したような気がした。


 僕は、すっかり映画館には行かない男になっているので、
 役所広司の演技は、DVDでしか知らないが、
 この数年、結構な数の彼の出演作を観て、
 佐藤浩市、中井貴一、三浦友和と並ぶ、平成の名男優だな、と評価している。
 特に、三谷幸喜の『笑の大学』での演技は秀逸だった。
 

 ここ数か月、
 毎日毎日、『相棒』鑑賞ばっかりで、
 水谷豊のあまりにもクサい演技を観続けたものだから、
 久しぶりに演技らしい演技を観、
 新鮮さを感じ、
 それが一番よかった。


 僕の読んだ白川道の3作品は、
 どれも、
 下層社会から這い上がろうと足掻く男の、生と愛情の悲劇を描く。
 だから、『天国への階段』も『最も遠い銀河』も、主人公の故郷は北海道だし、
 この『海は涸(かわ)いていた』は、岡山の孤児院だ。
 その主人公への思い入れに過剰なくらいの<熱>があって、
 そこが僕などの心を打つ。


 しかし、
 監督の根岸吉太郎には、白川道のこの<熱>が理解できない。
 荒井晴彦にも、きっと理解できなかったろう。
 映画のどこを探しても、
 親子、あるいは、兄妹の情愛みたいな個所にばかりにライトを与えていて、
「山田洋次の後釜狙いか?」
 苦笑した。
 

 僕は、
 白川道の、あの<過剰な熱>が好きだった。




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孤独と極貧の土日も終わる。

2016年06月26日 14時57分04秒 | 近況報告篇


     孤独と極貧の土日も終わる。
 
      

 あっという間に、起きてから8時間が経った。
 最近、時間の流れ過ぎるのが、やけに速い。
 『~備忘録』に今日掲載する分量の『戦国倭人伝』の原稿を書くだけで、5時間もかかった。
 これもなかなか難儀な仕事だ。
 一円のお金ももらうわけじゃないのに、なんでこんなに一生懸命になるのだろう?
 自分でもわからないが、
 とにかく、1時間ほど前に、本日分を掲載した。


 起きて、まだ一杯のコーヒーも飲んでいなかったので、
 さっきコーヒーを淹れた。


 ゴロニャン猪上は、まだ帰って来ない。
 あいつの言では、「深夜3時」とのことだ。
 ギリギリまで一緒にいたいのだろう。
 盛りのついた猫、という言葉は聞いたことがあるが、
 盛りのついたブタ、という言葉は聞いたことがない。
 いろいろなことを教えてくれるやつだ。


 だいたい、
 2週間前から、「減量だ。ジョギングだ。」と大騒ぎしていたが、
 なんてことはない、
 この岡山行きのためだった。
 まあ、ホント、いろいろな理屈を並べたてていたが、
 その理由の中に、「岡山の彼女」という言葉は一回もなかった。
「重いから、早くどいて。」
 そんな言葉を恐れてどうするんだ。バカ者メ。
 

 思ったとおり、
 ネットには、世界中の「英国EU離脱反応」の意見や現象が書かれていて、 
 楽しく読ませてもらった。


 特に面白かったものを紹介すると、
 産経新聞の編集委員の田村秀男とかいう人物が、
 これでもかってほどの「世界各国の破綻要因」を書き上げていて、
 それが全部真実なら、
 明日あたり、世界は滅びるのではなかろうか。


 日本人の世界解説という文章には、
 「陽気さ」がかけらもなくて、面白くない。
 絶望の中にあってもかすかな「陽気さ」を!
 こうあって欲しいものだが、
 世川行介君以外の日本人には、それは無理か。


 待ちに待ってた「闇米トンビ」君から、
 「内緒コメントB」と、自ら格下げした「内緒コメント」が、さっき来た。
 素早い謙虚。
 これは人間にとって、とても大切なことだ。
 この素直さに対して、
 やはり、トンビ「A」維持!で行くことにした。


 それにしても、
 この日記の「コメント欄」、
 ほとんど「保留」の「内緒コメント」ばっかりになってきた。
 やはり、どこかで一回、
 「本邦初公開!
  「内緒コメント」ベストテン・コンテスト!始まる。
  こぞって投票を!」
 ってのをやんなきゃいけないな。


 その「闇米トンビ」君が、
 「元株や」さんの言っていたとおり、
 日経平均が15000円を割ったね。
 EU離脱を読んでいたんだろうか。
 そうだとしたらすごいね。
 と書いてきていて、


 実は、
 それについては、僕も同じ思いを持っていて、
 今朝、彼からの「コメント」を点検したら、
 国民投票日が決定する前の「コメント」だった。
 だが、
 それにしても、
 半年前にそれを読んだ眼力には、素直に敬意を評さなければならい。

 僕の眼の曇りですみませんでした。

 
 こういうお詫びが素直に書ける世川になったのも、
 いつぞやの、当時は「絶交トンビ」だったあの方からの「ごめんコメント」に深く感動したからだ。
 非を改むるに恥はなし。
 教えてくれてありがとう。「闇米トンビ」さま。


 お礼と言ってはなんだけど、
 予定を少し早めて、
 週末あたりから、
 「戦国倭人伝・第二部」を掲載スタートするから、
 読んでやってよ。


 この間は、『戦国倭人伝第一部 本能寺奇伝』だったけど、
 今度は題名を何としようか、目下熟考中で、
 「五右衛門奇伝」にしようか、「豊臣奇伝」にしようか、
「う~ん。」
 なのだ。

 とにかく、あと一週間のことだから、
 待っていておくれ。


 少しくらいは、「闇米トンビ」君がヨダレを垂らしそうな「閨シーン」を描きたい、
 と思っていたのだが、
 僕は、昔から、あれは描くものではなく、するものだ、
 と思って来たものだから、
 今回も、無理だった。
 期待に沿えなくて、ゴメン。


 しかし、
 6時前に起きるなり、9時間ずっと椅子に座りっ放しというのも、
 結構疲れる。
 金融市場が休みだからまだいいけど、
 これで市場が動いていたら、
 今ごろ布団にドブ~ン!って時間だ。


 あれだけ、
「この土日は極貧だ。
 タバコも買えない。
 助けてくれ~!」
 と叫んで見せたのに、
 猪上一生のやつは、
 女とつかうお金の保護に走り、
 一言もなく、僕を見棄てて、岡山に行った。


 あのな。猪上一生。

 男は、
 男を取るか、女を取るかって時はナ、
 一瞬もためらわず、
 女を取るんだよ。


 あれっ?




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EU離脱、AIIB年次総会

2016年06月26日 08時02分18秒 | 自選 時々への発言


     EU離脱、AIIB年次総会



 午前5時30分に目覚めた。
 昨夜は9時前に眠ったので、
 肩の痛みも薄らいでいて、
 今から午後3時まで、パソコン打ちに専念だ。


 さっきネットニュースを見たら、


 AIIBの年次総会が開かれ、
 加盟国が、アジア開発銀行の加盟国数(67か国)を上回って、
 81か国になったとのことだ。

 中国が提唱し、
 中国が一番多額の出資をし、
 中国だけが案件の否決権を持つ国際金融機関、
 米国と日本は不参加、
 これからの世界は大変だな、
 と思った。


 まあ、ここいらについては、『~備忘録』に丁寧に書く気でいるが、
 この時期に英国のEU離脱事件が起き、
 幾種類もの<異物>を呑み込まざるを得ない現在の先進資本主義国家群は、
 腹中の<異物>があちこちを蹴る痛みに辛抱できかねて、
 まず英国から、<漂流>の航海に出発したのではないのか、
 そんな印象を持った。


 僕は、10余年間、
 この国の窪(くぼ)みのような場所を転々と放浪してきて、
 その窪みの光景の変化から、
「50年か100年先には、この国は、
 実質的には、
 中国の軍門に下るな。」
 と思い始め、
 今は、確信のように、そう思っている。


 僕の意識の中には、

 匿名の口先では勇ましいことを言っているが、
 あれは、昔の「落首」の類に過ぎず、
 本名を名乗って、ということになったら、
 日本人は、「隷属」こそを好む民だ。
 という把握があって、 
 この国で、<自立>や<自由>などが確立するはずがない。
 天皇制が駄目なら、米国。米国が駄目なら中国。
 所詮は強い何かに隷属して生きるだけだ。
 と、確信している。


 僕は、
 自分だけはそんな日本人でありたくない。
 <野垂れ死にをも許される自由>を生き抜いてやろう、と決め、
 今日に至っているが、
 こういう生き方もなかなかしんどく、
 背中は、毎日、投げつけられるつぶてで赤く腫れ、痛む。


 英国のEU離脱を受けて、
 世界各国は、あちこち忙しそうだ。


 スコットランドが、英国からの独立の国民投票に向かう気配を見せ、
 中露は「旋風式訪問」の首脳会議をやった。
 日本国内では、日銀や財務省の合同幹部会をやった。
 そして、
 そうした世界的規模の困惑の中にあって、
 野党第一党の党首岡田克也は、
 EU離脱まで、「アベノミクスの宴の終焉だ。」などと馬鹿を言っている。
 ここまで感覚がズレていりゃ世話ないな。って感じだ。


 金融市場に関して言うなら、
 土日を挟んでいて良かったのではないのか、という気がする。
 とりあえずは、
 金曜日のニューヨークダウの610ドル安を基準値にして市場は動くのだろうが、
 二日間の沈思黙考期間を与えられたことで、
 狼狽も幾部分かは収まったことだろうから、
 結構冷静な対応になるのではないのだろうか?


 8時になるので、
 ここいらで。




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『本能寺奇伝』の頃  転載34

2016年06月25日 19時59分24秒 | 自選 生活思想篇


   『本能寺奇伝』の頃  転載34



 朝から、『本能寺奇伝』の原稿の推敲に夢中になっている。
 日増しに、推敲意欲の強度が増してきていて、
 いまに、僕の生活は、これ一色になっていくに違いない。


 この光景は、懐かしい光景だ。


 あの当時、
 それは、多分、旧日記を始める以前、
 9年か10年前の頃だったように思うが、
 僕の記憶の中では時系列が崩れているので、
 もう、覚えていない。


 貧困の極致みたいな北陸放浪を潜り抜け、
 名古屋のNHK市民講座を終えて、帰りの電車の中で、
「そうか。明智光秀がいたな。
 公正な資料の残っていないあの人物を描き上げた歴史小説は、まだ出ていない。
 しかし、
 あの人物を正攻法の時代小説で描くことは無理だろう。
 半村良ばりの伝奇小説で明智光秀を描いてみたいなあ。」


 そう思って、
 米屋を譲った「腐れ縁」の部屋に転がり込んで、仮の宿とし、
 上野の山の下の、今は立派な「聚楽ビル」に変わった古本屋で、
 銀(しろがね)の解説書を数冊買い求め、
 一か月ほどかけて、一生懸命、
 戦国期の銀とアジア状況の勉強を始め、
 小説の構想を練った。

 いくつもの地図をプリントアウトして、
 中国山地のおさらいをした。
 明智一族の人物相関図をつくり、
 ストーリーをつくっていった。


 「しろがね録」という架空の文書の存在を思いついた時、
「これならいいものが書けるかな?」
 初めて、自信のような、意欲のような、
 そんなものが生まれた。
 

 当時は、まったくの貧乏だったので、
 「腐れ縁」から、毎日3000円をもらい、
 そのお金で、船橋や津田沼のネットカフェに通い、
 毎日毎日、3000円のお金が切れるまで、ネットカフェでパソコンに向かい、
 一行の文章に何時間も頭をひねる生活を、半年以上も続けた。


 本当に懐かしい光景だ。


 その時は、「書籍にしよう。」などとは、一つも思わなかった。
 ただただ、
「ここで何かを書き上げなければ、
 自分の中で、<物書きとしての何か>が終わってしまう。
 どうしても、ここで自分を支える一作を書き上げなくてはいけない。」
 それだけを思って、
 当時の自分が持っている全ての思念と知識と表現を、この一作に投入した。


 ここ数週間、
 文章の手直しをしようと思って、パソコンに向かうのだが、
 驚いたことに、
 自分としては、もう、推敲する個所がほとんどなかった。
「それほど自分のありったけを注ぎこんでいたのだなあ。」
 そう思って、
「……、」
 ふと蘇ってくるあの当時の自分の姿を、少しばかり懐かしんだ。


 僕は、
 最初はこの作品を念頭に置いたのではなかったが、
 1年かけて一作出版しよう。と計画を立て、
 そのために、東京を離れた。
 この数か月、その出版プランに沿った行動をして、
「この方法だと、とりあえず3~400万円はかかるな。」
 と考え、
 その資金調達のために株式売買に勤しんできた。


 そのシナリオが、この度の騒動で、いったんは全部壊れたので、
 来春からは、再び、そのシナリオ実現のために精進しなければならないが、
 せめて、決定稿だけは早急に完成させよう、と考えている。


 僕の心の中では、
 あと二作、どうしても書き上げたい作品があるので、
 これだけは、せめて、年内に決定稿まで漕ぎ着けたい。


 63歳にもなって、また創作意欲がよみがえって、旺盛になってくる。
 人間というものは、実に不思議な生き物だなあ。



      (2015年12月27日掲載文)




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やっぱり…。

2016年06月25日 16時28分16秒 | 自選 尾張放浪篇


       やっぱり…。



 原稿の加筆に必死の僕の携帯電話が鳴った。
「また公衆電話か?」
 とも思ったが、
 「着信拒否」にしてある電話が鳴るはずもない。
「何時だ?」
 柱の時計を見た。
 15時58分。
「6時間か…、」
 僕はそうつぶやくと電話に出た。


「やあ。世川さん。
 電話をくれたみたいで。
 昼寝をしていてすみませんでした。


「そうか。
 昼寝してたのか。」
「はい!
 眠りこけていたもので、世川さんからの電話に気づきませんでした。」
「なるほど。」
「いやあ、まったく気づきませんでした。」
「で、お前。
 その昼寝の場所は、自宅なのか?」
「いえ、XX郡XX町で、」
「ふむ。XX郡ね。」
「はい。XX郡です。」
「それは、
 愛知県なのか?」
「……。」
「はっきり答えろ。猪上一生。
 それは愛知県の町なのか!」
「……。」
「愛知県でなければ、岐阜県か。
 それとも三重県か。滋賀県か。
 正直に答えろ!」
「……、
 岡山県です。」
「やっぱりな。」
「わかってたんですか?」
「当たり前だ。
 5月と同じパターンじゃないか。
 放浪日記には、もう、
 お前は岡山県にいる、って、報告してある。」
「えっ。
 まだ読んでませんよ。」
「お前がベッドで泳いでいる最中の午後3時に掲載した。」
「そうでしたか…。」


 それからのあいつとの会話を、続けて書こうかと思ったが、
 阿呆らしくって、そんなもの、長々書けるか。


 僕は、洞察力の鋭い男であった。

 「闇米トンビ」が、
「腐っても物書き!」
 と褒める理由が、読者諸氏にも納得できただろうか。


 まあ、
 単純な男の思考行動パターンって、こんなものだ。
 これくらいはすぐに読めないと、
 「物書きで~す。」と、胸を張って言えない。


 それにしても、
 この西日本に大雨警報の出ている真っ最中に、
 車飛ばして岡山350キロとはねえ。
「心配になって、来たんだ。」
「そんなに心配してくれたの?
 嬉しいわ。」


 1300円安まで下げたEU離脱暴落を、
 500円安くらいの最中で買い向かうヘボ投資家みたいな男だな。


「今から下げるのがわかっているのに、
 こんな高値で買ってくれてありがとう!」


 そんな喜びの声を上げているのは、
 果たして、
 昨日の日本株なのか、
 今日の岡山の女なのか。


 どこからも返事がない。




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猪上一生が、消えた!

2016年06月25日 14時36分51秒 | 自選 尾張放浪篇


       猪上一生が、消えた!



 世界は、英国のEU離脱で大騒ぎしているというのに、
 世川行介君は、
 昨夜から今朝、
 極私的戦闘をやっている青山のトシオちゃんの「反論」を読んで、
 大笑いしながら過ごした。


 なんか、面白い戦いになりそうだなあ。


 男一匹、長ドス抜いて
 骨董通りを駆けぬけりゃ
 背中を撫でる夜の月
 男青山どこへ行く~。


 ってとこか?


 まあ、公開裁判は延期になったので、
 それまでは、

「わっからないの~。
 わっからないの~。
 何が何だかわっからないのよ~。
 世川行介、ボロ頭~。」

 ということで行こう。


 ところで、


 昨日もまた、4度の「公衆電話」があった。
 「着信拒否」にしてあるのに、何度でもかけて来る。
 こっちも懲りない奴だな。
 そのうちに、保存してある「非通知」の保存表示が消えてなくなるかもしれない。

 こら。
 そんなに嬉しそうな顔をするな。「昭和郵便局の宮村」。


 毎日「公衆電話」を写真に撮って記録しておくのも大変だが、
 記録は僕の趣味だからね。


 この間、
 無言電話に向かって、
「歌でもうたってあげようか?」
 と声をかけたのは、
 僕としては、
 いかにも僕らしい素晴らしいセンスだ、と思ったのだが、
 だ~れも褒めてくれなかった。
 残念だ。


 先週今週は、肩と両腕と眼の痛みにかなり苦しめられた2週間だった。
 以前に書いた『戦国倭人伝』を、大幅に加筆する作業に取り組んでいるのだが、
 これが、実に疲れる作業で、
 毎日毎日、ありったけの想像力を駆使して場面描写をするわけだが、
 63歳にもなると、想像力は貧困、根気は続かず、肉体はすぐにガタが来る。
 国会議事堂前で盆踊りしたり街中をデモる元気の残っている団塊ジジババたちが、
 心の底から羨ましい。


 それでも、まだ、精力が余っているらしく、
 さっき、「コメント欄」を覗いたら、
 なんや、わけのわからない落書きを寄越したやつがいた。
 岡田克也か民進党の支持者らしいが、
 馬鹿や阿呆の落書きは意味がわからない。

 「内緒コメント」も含めて、
 最近は、それなりの「コメント」ばかり来ていたのに、
 久しぶりにバカ落書きを見た。
 浜の真砂と悪態馬鹿は…、だな。
 もちろん、即刻削除した。


 お前ナ。
 いくら馬鹿だからとは言っても、
 少しは文意の通じる落書きを寄越せよな。
 「絶交トンビ」を見習え!
 「ベアさん」を見習え!
 猪上一生を、
 ……。 
 あいつは見習わなくてもいい。


 あんな眼の腐るような悪態を眼にした後は、
 やっぱり、
 あの名文家、「夕焼けトンビ」君の「内緒コメント」が恋しいなあ。
 あれから三日経つのにまだ来ない。
 来たのは、期日ギリギリの「トシオちゃん反論」、だけだった。


 お~い。「闇米トンビ」!

 独居老人は寂しいんだから、
 何か書いてきてくれよ。 
 寄越さなかったら、
 これまで保存してある分を、全部公開するぞ~。

 なんてね。


 プリンターが調子が悪いので、
 猪上一生に助けを求める電話をしたが、
 留守電の上に、2時間経った今も、電話一本ない。
 仕方がないので、自分で直した。


 と書いていて、
 記憶力のよい世川行介、
 ハタと思い出した。


 あったぞ。

 いつだったか、これと同じ光景が、
 あったぞ。


 あれは5月の土曜日の真っ昼間。
 僕はあいつに用があって電話した。
 だけども、
 半日出て来なかった。
 夜になって電話があって、

「電話くれてたんですね。
 部屋に置き忘れて出かけていて、
 すみません。」
「お前。今どこにいるんだ?」
「……。」
「どこだあ~!」
「岡山…、」
「岡山県か、岡山市か。」
「倉敷市です…。」
「泊まってるホテルの名は!」
「あの~、
 知り合いの家に泊めてもらっていて、」
「知り合いは男か、女か!」
「女、です。」
「いま、その家にいるのは、何人だ?」
「……。」
「何人だと聞いてんだよ!」
「彼女と二人だけです。」


 あの時と一緒だ。
 何から何まで、全部一緒だ。


 あいつ、
 この時間、
 倉敷の暗い部屋で、
 下手くそな水かきをやってるな。


 想像するのも阿呆らしいから、
 仕事に戻ろう。




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EU離脱決定、一夜明けての雑感

2016年06月25日 08時00分19秒 | 自選 時々への発言


 EU離脱決定、一夜明けての雑感



 思ったとおり、
 民進党の岡田克也という頑迷教条主義男が、
 英国のEU離脱を、
「円高、株安になったからアベノミクスの終焉だ。
 経済政策の転換が必要だ。」
 と言い始めたらしい。


 昨日、きちんと書いておいたが、
 EU離脱は安倍政権の責任ではない。
 もっと世界的、時代的な課題を内包した事態なのに、
 そういうことには全く言及せず、
 やっぱりこういう我田引水的な批判ばかりをやる。
 今の反自民は、ホント、眼の曇った人間ばかりで駄目だなあ、
 と思った。


 何度でも書いてやるが、
 英国のEU離脱という事態から生じる金融市場の一時的混乱の責任は、
 安倍政権にはない。


 このEU離脱問題は、
 『~備忘録』には、昨日から丁寧に書き始めているので、重複は避けるが、
 真剣に読み解こうと思ったなら、ぼくたちに多くの現代的課題を示唆してくれる出来事で、
 岡田克也のような浮薄な見解で終わらせては、
 国を二分する投票結果も辞さなかった英国の国民に申し訳もない。


 こうした、世界が直面している現代的課題にはまったく視線を注ぐことも出来ずに、
 そして、それを日本国民に示唆する責務も怠って、
 目先の票欲しさに、
 理念スローガンばかりを連呼している政治姿勢には、
 さらには、
 そうした世界的課題を、
 短絡的な集票ネタとして、表層だけを政治的に利用しようとする姿勢には、
 そこには、<知性>の欠如しかなく、
 失望どころではない「うら悲しさ」を覚える。


 昨日、EU離脱騒動のテレビを半日眺めながら、
 僕は、
 EU離脱派の英国民の威勢のよい姿が、
 わが国の国会議事堂前で理念の盆踊りをやっていた団塊ジジババたちの姿と重なって、
 どうしようもなかった。


 さっき、
 正確に言うと、午前7時のNHKニュースだったが、
 そこに、東京大学の何とかという、教授かなにかが出ていて、
 EU離脱と東西冷戦構造崩壊との関連について簡潔に述べていて、
「この人は、きちんと見ているな。」
 と思った。
 本来、優れた政治家は、この人物が語ったような内容を国民に知らしめることこそが責務なのだが、
 もう、この国には、そういう知性ある政治家が皆無になったように思う。


 まあ、この日記には、ここいらでやめておくが、
 僕自身としては、
 少し考え込んでみたいと思っている今朝だ。




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とても忙しかった。

2016年06月24日 18時39分27秒 | 近況報告篇


        とても忙しかった。



 青山のトシオちゃんったら、 
 も~、意地悪だから、
 27日月曜日の裁判なのに、
 金曜日の今日になって反論なんか送って来て、
 さすがに文達者な世川行介君も、
 さっきまで、反論の反論書きに大わらわ。


 敏夫ちゃん。
 頼むから、
 ゆとりを持った戦いを、お互いに配慮しようぜ。


 しかも、
 その上に、
 27日の公判、
 非公開。なんだって。

 せっかく、関心のある人には東京地裁で傍聴してもらいたいと思っていたのに、
 残念だ。


 僕が証人席に立つときは、公開にしてもらうから、
 今度は、我慢してよね。


 そんなこんなで、もう6時半だよ。
 パソコンばっかり打っていたんで、
 もう、クタクタ。


 「ベアさん」から「内緒メール」が来ていて、


       やられた、離脱。

    まさか離脱とは。
    イギリス人の考えることはわからん。
    当分自粛謹慎だ。


 そんな弱気を書いていたが、
 まあ、
 庶民投資家たち、みんな、同じ思いだろうな。


 僕なんか、
 昼間、通りを歩いている人たちが、
 誰もかれも、
「オイショ~!オイショ~!」
 と掛け声をかけているような気がした。

 ご愁傷さまでした。御一同。


 でも、
 日経平均が、15000円をちょっと切ったところで止まっている姿は、まんざらではないように、
 僕は思っていたのだけれどね。


 EU離脱については、少し姿勢を正して書きたいと思っているので、
 とりあえずは、
 軽く、「こんばんは。」




 
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英国EU離脱から考えること。

2016年06月24日 13時25分32秒 | 自選 時々への発言


   英国EU離脱から考えること。



 英国の国民投票で、
 EU離脱が3ポイント上回って推移して、
 さっき、NHKが、
「離脱確実。」
 と報じた。


 日経平均も、小口の売りに押しまくられて、
 1200円の下げを見せている。
 ちょうど15000円あたり。
 いい下げのような気がする。

 一回15000円を割ったらいいだろう。と書きかけていたら、
 さっき、割った。14900円。
 でも、また、15000円台は回復した。
 ここから先は、どうなるのか、
 わからない。


 金融マーケットというのは、常に健忘症だから、
 離脱したら離脱したで、
 そのうちに現実に慣れ、それなりの数値を出して来るものだから、
 いま、ここでどうこう騒いでも、それほどの意味はないだろう。


 今朝までの楽観的予想をひっくり返して、
 国民の意思によってEUから離脱したわけだが、
 この英国の姿というのは、
 <旧社会主義国家群>と<イスラム教>と<難民>という三つの異物を包容せずには済まなくなった先進国国家群の困惑の現状を象徴しているように、
 僕には見える。


 知性、宗教、生活意識、価値観、
 そうしたものがまるで異なる人々を吸収するということは、
 国家にとって大変な事なのだな。


 今は対岸の火事で、
 せいぜい、経済的な影響にだけ注目している日本国民だが、
 何年先か何十年先か知らないけれど、
 アジアから、西欧とはまた種類の異なった異物を受け入れた挙句、
 同じような選択を迫られる日が来るのは、決まっている。

 その時、
 国民がどう考え、どう結論を出すのか、
 若い人たちには、その思考の準備が求められると思う。
 それこそが、これからの新しい先進資本主義国家の課題で、
 今の団塊ジジババのまくしたてているよう理念的な政治課題など、
 時代遅れの残骸にすぎないように、僕は思う。


 そういうことを僕たちに教えてくれたことが、
 この度の英国国民投票の時代的価値であるのだから、
 狼狽売りで急落している株価などにはあまり心を奪われ過ぎず、
 しっかりと学べばいい。


 まあ、株価で言うならば、
 こんな記念碑的な日なので、
 下げるだけは下げることだろう。
 嘆いたところが、株価が今日すぐに戻すはずもない。




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揺れる東京株式市場。

2016年06月24日 10時21分55秒 | 日々のニュースに

 
      揺れる東京株式市場。



 日経平均が、揺れに揺れている。
 朝方1は00円以上高かったが、
 英国の国民投票の結果待ちの中で、
 離脱派勝利の場合を想定しての不安からの下げで、
 現在、350円くらい下げている。


 さあて、
 英国の国民投票、
 どっちが勝つのだろう?


 読者が電話してきて、
「どっちが勝つのでしょう?」
 と訊くので、
「そんなこと、わかるわけがないだろう。
 午前中は相場を見ずに過ごせばいいじゃないか。」
 と答えておいた。


 こんなものに解説を解説をつけたがるのは、阿呆のすることだ。
 自分が何も関与できないことは、眺めていればいいのだ。


 大切なのは、
 今日、日経平均が上げようが下げようが、
 それは、アベノミクスの責任ではなく、
 英国の影響にすぎない、
 という一点だ。


 株価の上げ下げは、相場の常。
 英国のEU離脱による株安の責任まで安倍内閣のせいにされては、
 それでは安倍晋三が可哀想というものだ。
 と、僕は思う。




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今朝の金融市場。

2016年06月24日 07時53分27秒 | 日々のニュースに


        今朝の金融市場。



 起きてネットを見たら、

 英国の国民投票がEU残留が強いとの予測から、
 海外の金融市場、
 軒並み好転していた。


 為替も、1ドル=106.50円の円安。
 ニューヨークダウは230ドル高、
 日経平均の先物は、300円くらい高い。
 原油先物は、50.33ドル。


 今日の東京株式市場は、ちょっと見ものだ。


 これで、どうやって、
 野党は、
「アベノミクスは失敗!」
 と叫ぶ気なのだろうか?


 テレビCMで、「ダレノミクス?」と出す政党もあるそうだが、
 批判にもならない悪態をつくだけで、
 中身を何も持っていない自分を隠す体質。
 この日記の悪態幽霊たちと寸分たがわぬ体質だ。

 こんな政党に、どれだけの国民が投票するのか、
 僕にはすごく関心がある。


 朝日新聞の情勢調査では、
 改憲4党で3分の2をうかがう勢いであるらしいが、
 野党は、「対決!などと叫んでいる。

 この状況認識のあまりもの違い。
 これが平成日本の現状を、よく表わしているように、
 僕は、思う。




 
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よくかかってくる。

2016年06月23日 20時20分29秒 | 自選 私的闘争篇


       よくかかってくる。



 いくら「公衆電話着信拒否」にしても、
 夕方から、一時間に一回くらいかかってくる。

 すごい執念だなあ、と感心する。
 まあ、ほとんど狂気の世界だ。


 「着信拒否」にしているので、
 着信履歴は残るが、電話には出なくて済む。
 楽だ。


 「公衆電話」の表示を全部残すと、
 守らなくてはいけない大切な履歴が消えるので、
 全部iPadで写真に撮った。
 これでOK。

 以上、報告でした。

 なかなか面白い事件で、
 報告を書いているのも楽しいね。


 このシリーズが終わるまで、
 何十回の無言電話が来るのだろう?




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3回で着信拒否にしてやった。

2016年06月23日 15時55分38秒 | 自選 漫談篇


     3回で着信拒否にしてやった。



 やはり、
 2時14分に、凝りもせずやって来た。
 3回。
 そこで、
 「公衆電話」の表示を確認して、
 それから、
 世川行介さんって、なんて意地悪でしょう、
 すかさず、携帯電話を、
 「公衆電話着信拒否!」にしてやった。


 うるさいので、
 当分このままにしておこう。


 昨日、
 我らが菊地研一郎君に、
「おい。研一郎。
 僕って、嫌われやすい男なのかなあ。」
 と訊いたなら、
 冷静観察官の菊地研一郎、
 実に、実に、あっさりと、
「いや。
 世川さんの場合、
 嫌われるというんじゃなくて、
 憎まれるんでしょう。」

「あっ、そう。」

 それで電話を切った僕であった。
 いいお友だちを持っている僕だこと。


 最近、
 「内緒コメント発信主A」が、
 可愛くないコメント(ではなく悪態落書き)ばっかり送ってくるようになったが、


 さっき、
 HN「ベア」氏から「内緒コメント」が来て、

 
    モテるんだね、
    わかりました。


 そこには、
 率直な反省と、
 極めて謙虚な認識転換の言葉が書かれていて、
 人の品性の差というものを痛感した僕は、


「ふむ。
 これからは、この人のことを、
 HN「ベア」氏。
 などと呼ぶのをやめて、
 「ベア」さん。
 と、
 畏敬の念を籠めて呼ぶことにしよう。
 そして、
 あの「内緒コメントA」の<悪態幽霊>を一ランク下げ、
 この「ベア」さんの「内緒コメント」を「A」に格上げしてあげよう。」
 そう決心したのであった。


 こんなことを書いたら、
 また、書いて来るかなあ。


    うまいなー!
    あなたって ほんとに
    悪態退治篇書かせたら ピカいちだよ
    うん!


 <悪態幽霊>は、お前でしょ。
 退治されて喜ぶな!ちゅーの。


 愛弟子猪上一生は、
 株で儲かって、毎日僕に「自慢メール」を寄越すのだが、
 教えた師匠は、文無し男で、
 とうとう、
 煙草代も無くなったため、
 またまた、


    困った時には研一郎~!


 をやってしまった。


 いま、
 あいつからメールが届き、
「3000円送金しておきました。」


 これを書き終わったら、
 陽光うららか(?)な名古屋の空の下を、
 汗だくになって、
 自転車で郵便局まで飛ばすのだ。

 3000円。煙草6個。
 我が神、菊地研一郎!


 もしも、
 この優しさが、すぐ近所に住む猪上一生という男にもあって、
 今夜あたり、
「世川さん。
 お金がないんでしょう。
 教えられた株で儲けましたから、おすそ分けです。」
 なんてやって来たならば、 
 世川行介、
 猪上一生が、たとえ、デブでコロコロしていようとも、
「いい子だ。
 お前は、本当にいい子だ。」
 手放しで感謝し、
 もっともっといい銘柄を教えてやるのだが、
 ……、
 残念だ。


「世川さん。」
「何だ?」
「先月分の家賃、
 まだ貸したまんまですよ。」
「……。」
「今月分も払えそうもないみたいなんで、
 指南料で建て替えておこうかと思ってましたけど、
 やめときます。」


 人の世界には、やぶ蛇、という言葉があることを、
 いま、思い出した僕である。
 あいつに、いい理由を与えてしまった。
 ……。
 残念だ。



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