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ドクメンタ14





一昨日の水曜日、ドクメンタを見るためにカッセルに出かけた。デュッセルドルフからの往復バスに席を予約していた為、早朝大粒の雨の音にくじけそうだったが、幸い連れ立つ友人もあり、励ましあいながら(!?)出かけたのだった。数日前から天気予報を睨んでいたがサイコロを転がすようにコロコロと変わっていっているものの、水曜だけはまるで呪われているかの様に雨、雷、風のマークが居座っていた。
しかし、空は気まぐれではあったが思いの外それほど悪くはならず、時として思い切りな雨が降ったが、濡れ鼠になることはほとんど無かったのは幸いだった。
今回のドクメンタはLearning from Athens。経済危機、難民問題、紛争と政治色の濃い作品がいつにも増して多く、それらの作品は作家の出身国の歴史、政情、文化的背景についての前知識がなければ、読み解くのは難しい。歩きながら聞こえてきた会話に「やれやれ、なんだかわからないわ。随分昔の作品ばっかりね」「これって芸術なの?」という呟きが聞こえた。普通の(何を持って普通と言うのか。。。なのだが)美術展覧会を期待しては肩透かしを食らう。作品はキュレーターが見せたいテーマを説明するための道具のように見えた。「さて、お前にわかるかな?」と言われている気がしてその度居心地が悪い様な思いがあったが、それも意図されていたことなのか?
街中に点在する展示会場全てを一日で見ることは出来ない。その上いちいち出くわす長蛇の列が時間も体力も食いつぶす。
ドクメンタの紹介でたびたび見かけた禁断の書で作られたというMarta Minujínのパルテノン(。。。私はこれにあまり魅力を感じなかった)の近くにある教会のドアが開いていたので入ると、ドクメンタとは関係のない展示で、そのシンプルで美しいインスタレーションは心地よく、美術を見せると言う事についてあれこれ考えさせられた。

車中消化の悪そうなサンドウィッチを食べながら夜中に帰宅。

私の中でドクメンタ14の消化はまだ出来ていない。



見た作品の中で気に入った作品の一部


George Hadjimichalis

Amar Kanwar

Bill Viola







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