記憶箱の中身
散歩絵
春の野の草喰い:スイバ

今年の春の野草喰い始めはラムソン(Bärlauch)、そしてイタドリだった。
そして昨日はスイバ Sauerampfer (Rumex acetosa)を摘んだ。
まだ初々しい柔らかな葉はサラダに入れて、さわやかな酸味を楽しむ。
そして春のスイバのクリームスープ。
春の息吹を体に吹きこむつもりになって食べること。
生葉はレモンと同じようにビタミンCが豊富だがシュウ酸が多いので多量摂取しないほうが良い。とはいえ適度な量をとることで鉄分不足、食欲不振の改善される。生葉の汁は虫刺されによる痒みを抑え、浄血、増血を促す。 また便秘改善にはスイバの根と砂糖を煮詰めてそれを内服すると良い。
熊にらの話
5月ラムソンを食べて医者知らずといわれるが、春の力一杯の野草からエネルギーを頂くことにしよう。
雨の日は昨日の散歩とか、食べ物の話。
3月31日オープニングにて



土曜日は気温は下がったものの何とか雨雲に襲われずにすみ、オープニングは賑やかに始まった。
ある訪問客と挨拶をして私が自己紹介すると「ああああ。。。」とにこやかに私の手をとる人がいた。
「あなただったんですね。。実はお願いがあるんです」というのでいったい何事かと身構えてしまった。
「実は私、あなたの展覧会をずっと見ているんです。もちろん情報がキャッチできないときは仕方ないけれども、でももういくつも見に行きましたよ。とても好きなのです。それで、見逃さないように展覧会の案内状をもらいたいのですよ」と名刺を出しながら言った。
うれしい言葉だった。
間断無く制作を続けているけれど、これでいいのかなあと迷いの渦にはまって途方にくれることもある。
いろいろ思い巡らすことがあったこの頃、そんな言葉を聞けばまたがんばろうと力が湧いてくる。機動力を戴いたのだ。
さて、今日は何からはじめようか?
昨日の記憶



CALLING YOU - Jevetta Steele ★ この曲が好きだった。
a desert road from vegas to nowhere
some place better than where you've been
a coffee machine that needs some fixing
in a little café just around the bend
i am calling you
can't you hear me
i am calling you
a hot dry wind blows right thru me
the baby's crying and I can't sleep
but we both know a change is coming
coming closer sweet release
i am calling you
i know you hear me
i am calling you
摘み草の季節
今年もベアラオホ(ラムソン)を摘みに出かけた。天気上々、20度。
地面に張り付いて積み草をしていると散歩の通りがかり人達が「あっちに沢山生えているわよ」「そっちにもあるわよ」と声をかけてくれる。
小さな袋に半分ほどずつ摘んで、とりあえず今日は終わり。欲張って駄目にしてしまったらもったいないことだ。また後日摘みに来るということにして、お茶でも飲みに行こうと立ち上がった。
紅茶にチーズケーキを頼んでちょうど具合の良い陽だまりでのんびりと小一時間過ごし帰り際に、ふと気がつけばイタドリの若芽が出てきていた。やっぱり、これも摘んでいこうということになり、がさがさボキボキもそもそしながら摘んだ。時々「痛い痛い」とか「ふうう〜」とか合いの手が入る。あたりにはベアラオホの周りにイラクサが取り巻いていたりするのに、食い意地が私の目をふさぐ。
友人のMは畑仕事に馴れてたくましいつわものだから、ちょっとのイラクサなものともしない。
普通イタドリなどドイツ人は食べないわけで、友人は実験好きなドイツ人だから一緒にはりきって摘んだ。去年いくつかのレシピを書いて渡した記憶はあるのだけれど、彼女がこれをどう使うかは不明だ。
醤油とみりん調味料を合わせて煮立て、ベアラオホを投入し、速攻で壜に詰めた。
イタドリの皮をすっかり剥いで塩を大量に振りかけ、後に塩抜きをしながらごま油で炒め、そこに出汁をそそいで味を含めようと思っている。



メモ
福島第一原発4号機が壊れたら。。。☆
原発再稼動などというより前に、この危ない事態を何より早く処理して欲しい。
地面に張り付いて積み草をしていると散歩の通りがかり人達が「あっちに沢山生えているわよ」「そっちにもあるわよ」と声をかけてくれる。
小さな袋に半分ほどずつ摘んで、とりあえず今日は終わり。欲張って駄目にしてしまったらもったいないことだ。また後日摘みに来るということにして、お茶でも飲みに行こうと立ち上がった。
紅茶にチーズケーキを頼んでちょうど具合の良い陽だまりでのんびりと小一時間過ごし帰り際に、ふと気がつけばイタドリの若芽が出てきていた。やっぱり、これも摘んでいこうということになり、がさがさボキボキもそもそしながら摘んだ。時々「痛い痛い」とか「ふうう〜」とか合いの手が入る。あたりにはベアラオホの周りにイラクサが取り巻いていたりするのに、食い意地が私の目をふさぐ。
友人のMは畑仕事に馴れてたくましいつわものだから、ちょっとのイラクサなものともしない。
普通イタドリなどドイツ人は食べないわけで、友人は実験好きなドイツ人だから一緒にはりきって摘んだ。去年いくつかのレシピを書いて渡した記憶はあるのだけれど、彼女がこれをどう使うかは不明だ。
醤油とみりん調味料を合わせて煮立て、ベアラオホを投入し、速攻で壜に詰めた。
イタドリの皮をすっかり剥いで塩を大量に振りかけ、後に塩抜きをしながらごま油で炒め、そこに出汁をそそいで味を含めようと思っている。



メモ
福島第一原発4号機が壊れたら。。。☆
原発再稼動などというより前に、この危ない事態を何より早く処理して欲しい。
展示終了
今日、今週土曜日から始まるグループ展の展示を終えた。
グループ展、それも大勢(総勢20人)なので点数も少なく気楽なものだった。
お天気もこの上ないほどに良く、ぽかぽかと気持ちよく、気楽さはひゅううと伸びていってしまい
大きな白いこぶしの木の下で昼寝をしたい衝動に駆られて仕方なかった。
こぶしの木の下は素敵な香りでいっぱいだ。
展覧会場はヘルネという街にある城の一部を使っている小さな美術館で、なかなかかわいらしい趣だ。
オープニングには撮影任務を受けているのでそれまでフットワークが良くなっているようになりたいものだ。
週末も良い天気だとうれしい。
”美術の中の言葉”
期間: 2012年3月31日―5月10日まで
場所: Emschertal美術館、ヘルネ、市立ギャラリー
Karl-Brandt-Weg 2. 44629 Herne
Tel: 02323 162659
開館時間: 月曜休館
火 −金 10−13時、 14−17時
土 14−17時
日 11−17時
入場料: 大人2ユーロ、子供0,50ユーロ(3月31日土曜日17時からのオープニングは入場無料)




グループ展、それも大勢(総勢20人)なので点数も少なく気楽なものだった。
お天気もこの上ないほどに良く、ぽかぽかと気持ちよく、気楽さはひゅううと伸びていってしまい
大きな白いこぶしの木の下で昼寝をしたい衝動に駆られて仕方なかった。
こぶしの木の下は素敵な香りでいっぱいだ。
展覧会場はヘルネという街にある城の一部を使っている小さな美術館で、なかなかかわいらしい趣だ。
オープニングには撮影任務を受けているのでそれまでフットワークが良くなっているようになりたいものだ。
週末も良い天気だとうれしい。
”美術の中の言葉”
期間: 2012年3月31日―5月10日まで
場所: Emschertal美術館、ヘルネ、市立ギャラリー
Karl-Brandt-Weg 2. 44629 Herne
Tel: 02323 162659
開館時間: 月曜休館
火 −金 10−13時、 14−17時
土 14−17時
日 11−17時
入場料: 大人2ユーロ、子供0,50ユーロ(3月31日土曜日17時からのオープニングは入場無料)




ポメロの砂糖煮

日本から送っていただいたチョコレートがけピールに刺激を受けて私もピールというものを作ってみたくなった。
生まれたての赤ん坊の頭ほどもあるハニー・ポメロを買ってきて皮を削り皮を剥き実を剥がし、剥がした実は口の中に放り込む。噛み応えのある果肉は空腹も満たすほどだ。
皮を剥いて切って何度か煮こぼし砂糖を加えながら煮詰めて干す。
なかなかおいしい。お茶受けに良い。これを刻んでブランディーに漬け込み、ケーキに混ぜ込んでも当然美味しいのだが、鶏肉料理にピールを加えて見た。これも悪くない。悪くないというよりかなり美味しい組み合わせだと思う。
陽だまりで甘くてほろ苦いピールをつまみながら紅茶をのむ幸せ。
友人が作った虎。猫みたいな虎。
今日は歯医者で定期健診終了。
お作法
色々な食事作法があるけれど、皿に肉や魚の添え物として乗っているジャガイモの扱いには厳しいおきてがあるのだ。
茹でジャガイモを食べる時にナイフを使ってはいけないことになっていた。
ジャガイモはフォークの背で押しつぶさねばならない。それを皿の上の主菜の肉汁が溜まる辺りへ押して行き、濃厚なソースとやわらかくほぐれた芋をいい具合に混ぜ絡めてから初めて口の中へ運ぶのだ。
茹でジャガイモは単なる添え物ではなく、ソースを食べるために存在するという断固とした使命を持っている。
でも、最近ではあまりそういうことにこだわらないようになってナイフで切って食べても、じろりと見られることはない。
私にはフォークの背中でグイグイ押しつぶし汁の方に押しやり泥んこ遊びのようにぐちゃぐちゃと混ぜ合わせてから食べると言うのはあまり上品に見えなかった。やり方にもよるのだろうか?確かにこの作法を子供の時からしつけられている人の踊るような手馴れた手つきというものはある。馴れない者がそれをするといかにも汚くなることがあるので気をつけたい。
ナイフでジャガイモを切らないもう一つの理由らしきものは銀のフォークの場合、銀器の色が変わってしまうからなのだそうだが、それを言ったらフォークだって同じ事だろう。
私は切ってからフォークで刺して口に運ぶほうが好きだったのだが、今では場合により使い分ける。
確かに美味しいソースが絡まったつぶしジャガイモは実に美味しい。主役がかすむほど美味しいことさえあると私は思うことがある。しかしそれは徹底的に混ぜ合わせてはいけない。適当にさっさっと混ぜ合わせるくらいが良い。
ねっとりタイプの芋は上手につぶせないこともあり、またあまり汁を吸わないのでソース対応ジャガイモは粉っぽいタイプである必要がある。
ああ、ジャガイモが食べたくなってきた。 表面はかりっと香ばしく中はホクホクと仕上がったブラート・カルトッフェルン(日本ではジャーマンポテトと言うらしい)の上に半熟目玉焼きを乗せる。
少しだけベーコンが入っていたり、パセリなどの青みを散らしたりもする。かりっとしたジャガイモの上の半熟目玉をフォークで切ると、スローモーション映像のようにとろ〜りとゆっくりと黄色い黄身が流れ出す。
それをジャガイモで上手く絡めながら黄身を滴らせないように気をつけつつパクッと口の中へ押し込む。
香ばしいかおりが鼻腔に昇る。ほんとに美味しい。
体中に美味しくて幸せだと言う感覚が一挙に広がる。
ドイツ人にブラート・カルトッフェルンの作り方を聞くとそれぞれ得意に思うレシピを持っていたりするので、一皿食べたからと言ってブラート・カルトッフェルンの全てを知ったと思ってはいけない。
ところで、皿の上のブラート・カルトッフェルンはフォークの背でつぶす必要は無い。ナイフの手助けを受けながらフォークで掬って口へ運ぶだけだ。
一体私は何の話をしていたのだっけ?



私の場合

「もらい物があるのだけれど、いらないから貴方が欲しければついでがあるので持って行く」と言う電話がかかってきた。
取りに行きましょうといえば、近くまで行く用事があるのだから良いのだという。
83歳で一人で活動し続けている斉藤さんは目の具合が悪いというのに人の手助けを絶対というくらいに嫌う。
今日は展覧会が少し先に延びたので一息ついたらしい。
「私は年金も何にもないしね、兎に角やって行かなきゃならないのよ」という。
彼女の厳しい生き様は、ぬるま湯でふらふら生きる私とは大違いだ。一瞬大反省大会になるのだが
やっぱり私には『私の場合』と言うのがあるのだ、と思い直す。『私の場合』の中で私が出来る事があるのに違いない。
しかし私はそれを大いに利用して奮闘していない事を反省する。
「貴方いくつになったの?。。。。。ああ、若いわね。。。若いわ」と言いながら首を振った。
(確かに彼女から見れば大分若い)
「今度いつ会えるかわからないけれどね」といいながら斉藤さんは帰っていった。
「下に降りるにはエレベーターがありますよ」と言うと
「No. エレベーターは要らない」ときっぱり言い、ゆっくりと階段を下りていった。
私はたった今頂いた『日本酒』と『味醂』と『沢庵』を目の前に腕組みしながらしみじみ考える。

今晩は沢庵と野菜炒めでご飯を食べよう。
ひとまわり


具合の悪かった左の膝の次に右足の怪我とついていない。今日やっと紐を緩めた運動靴を履いて外に出てゆっくり歩く。一週間ぶりだ。体の様々な部位はとてもよく出来ていて床面の小さな傾斜や石ころの上をバランスを取りながら何の問題も無く意識することもなく歩いてしまう。簡単な事のようだけれど複雑なのだ。だからロボット工学者も苦労してきたわけだ。そんなことが怪我をしてみてから良くわかる。ゆっくり歩いて郵便局へ行き、もう少し足を伸ばしてスーパーマーケットへ向かったが帰り道でまた痛くなった。花屋の前で花を見ながらしばらく休む。緑の小さな芽が吹く生垣の前でしばらく休む。お菓子屋のショーウィンドーを覗いてしばらく休む。道端で空を見上げてしばらく休む。曇り空。暗い空。
それでも、鳥の声が春を呼ぶ。
3月13日朝6時の玄関にて
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