琴棋詩酒

いろいろ

海外FXと税金対策

2017-05-14 14:08:59 | FX
色々調べてみたのだが、海外FXは税制面でかなり不利だと分かった。主な点は以下のとおり。

・他の所得との合算で総合課税となる。
 大きく儲ければ累進課税となり、国内FXの分離課税20%と比べ不利となる。
  
・損失の繰り越しが出来ない。
 単年度での雑所得となり、過去の年の損失は通算出来ない。

・国内FXと損益の通算が出来ない。


一般論では、国内FXにした方が得だという結論に傾くが、現実はそうでもない。例えば、以下のケースでは今後の方針をどう考えるか?まぁ、私のケースに酷似してますが(笑)

平成27年 国内FXで10万円の損失

平成28年 国内FXで 5万円の損失

もし、平成29年も国内FXを続け、20万円を超える利益が出るなら、確定申告により過去3年分の損失が控除される。しかし、私は後述の理由から国内FXを続ける気は無いので、このセンは無い。

では、平成29年は海外FXで勝つ見込みの場合はどうか?私は普通のサラリーマンで他に雑所得が無いから、利益が20万円を超えなければ面倒な確定申告の義務は無い。そして、利益が20万円弱出れば、過去の損失は消せる。

大きな利益が出るなら国内FXの方が有利なのだろうが、現実的に100万円単位での利益はあり得ないし、それを求めるのはリスクが大きすぎる。


国内FXのデメリット
・追証が発生するリスク
・マーケットメーカー体質(いわゆるノミ業者)なので、投資家の利益と相反する。
・証拠金が掛かりすぎる


確かに、税制面など考慮する事項は多々あると思う。そこで重要なのは、リスクの大きさだと思う。「先ずは生き残れ」とは良く言われるが、数年の1回のショックで追証が発生したら、そこでゲームオーバーになってしまう。

そして次に勝つための方策を練る訳だが、そのフィールドはクリーンであって欲しい。負けた時に悔しいのは、裏で汚い工作があった時だ。それが無ければ、潔く反省し、次のステップに進める。国内FXでは、そうした投資家目線が欠けている。

レバレッジが25倍しか効かず、海外と比べて多くの証拠金を預ける必要があるのは、投資家ではなく、国内FX業者を保護するためだと思う。

そんな訳で、海外FXを続けようと思う。  

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