久しぶりの完全釣行となる。
前回釣行以降、仕事の激務や精神的ストレスにより、なかなか釣りに行こうとはならなかった。
ようやくタロー先輩とゴッチンの休みとが一致したので釣りに行くことにした。
久しぶりの釣り、日の長い夏場の釣りということもあり2時30分にタロー先輩の家を出発。
ゴッチンの家には3時に迎えに行くも、タロー先輩が何度電話使用が出ない。
ゴッチンは前夜に飲み会で、爆睡中らしい。
「先行ってるから後で合流な」とタロー先輩がメッセージを残し、ゴッチンの家をスルー。
ファーストポイントは新利根川上流部。
昨年のこの時期に50upを獲ったところである。
しかし今年はこの上流域の釣果はあまり芳しくないとの情報があったが、その通りである。
何か所か有望ポイントをやるもノーバイト。
タロー先輩が1回バラシがあったくらいである。
続いて中流部に移動。自分は石屋前を攻め、タロー先輩はその上流の橋付近を攻める。
バイトがあるのはギルだけだ。ようやくバスのバイトがあったと思ったら、葦の下にもぐられてラインブレイク。
うかつであった。浮き葦であったとは思わなかったので縦に合わせてしまったのだ。
タロー先輩は2本ゲットしていたので運転交代。
圏央道下とかもやってみるが、どうも自分にはピンとくるものがない。
そこで大きくエリアを変更。利根川水系の探索に出る。
神崎大橋をわたり、付近の水路をチェック。
ようやく明確なバイト。しかし重さの割にはえらく走る。
あがってきたのはスモールであった。
初のスモールであったが、聞いたことはあったが利根川にもいるんだな・・・。
外道大好きのタロー先輩が羨ましがる。
しかも「スモールとはいえバスはバスなんだから運転交代な」というまた身勝手な理論で強制的に運転を交代させられる。
自分の中ではスモールマウスバスとはいってもギルと同じ外道には変わらないのだが・・・。
まぁ自分の人生は人の身勝手さに振り回される人生なので仕方あるまい。
そんな人生にすでに諦めモードだ・・・
その後根木名川の水門へ移動。ここでようやくゴッチンと合流する。
利根川水門系を1か所チェックした後、野田奈川へと移動。
ここから迷走が続く。気温はとうに30度を越し灼熱地獄。シェードや流れのある場所を探しつつも一向に釣れる気配はない。
横利根川もノーバイト、前川も減水し釣れる感じはない。
昼食にさっぱりと蕎麦屋に行く。
元々はこの日はタロー先輩の提案で「うなせん」の鰻にしようと決まっていたのだ。
しかし前日「オレ様は日曜日に高級鰻を食えることになったから、鰻はなしだな」
と、またしても身勝手な理由から楽しみにしていた鰻が食えなくなった。
まぁ自分の人生は人の身勝手さに振り回される人生なので仕方あるまい。
そんな人生にすでに諦めモードだ・・・
昼食後に西の洲エリアへと入る。いつも人でごった返す西の洲も、この灼熱地獄のせいなのか今日はあまり人がいない。
そこで南水路の方へと行ってみる。今日の水質はクリアで見えバス発見。
しばらくここで腰を据えてやっているとゴッチンがヒット。
スーパーすれている見えバスを相手にしていると釣るのが大変なので、対岸の葦狙いをしていたのだがどうも反応がない。
そこで、見えバスと対決することにする。ルアー投入すると逃げるのだが、中には興味を抱いて戻ってきてじっと様子をうかがっているバスもいる。
しかしルアー直前までくると見切ってどこかへ行ってしまう。
前方にいる見えバスの進行方向の先にリリーパットがあったのでそこへ投入後じっとする。
見えバスがリリーパットに入った時にアクションを加える。
教科書通りのような釣り方であるが、ようやくヒット。こんなコバッチーでさえすれていて釣るのが一筋縄ではいかないとは・・・。
ただサイズは小さくても考えて釣れただけに満足である。
夕方のフィーディングタイムになったので横利根川へ移動。
いつもの小学校ポイントの左側に入る。すると目の前に激熱ポイントがある。
結構な水量の流れ込みが生じている。ここにバスがいなければこの川にはいないと思えるような場所だ。
ここでの定番、3インチシュリンプのダウンショットを流れ込み付近に投入。
思った通りすぐにバイト。強烈な引き味である。流れ込みの流れに乗って、どんどん走って行ってしまう。
ドラグ調整をしつつ、ようやく抵抗をあきらめて上がってきたのは41cmのグッドサイズであった。
この一本でかなり満足したので戻るとタロー先輩も釣り上げていた。
車の運転がかかっているのでデジカメの時間を見てどちらが後に釣ったのかを確認するとタロー先輩のコバッチーの方が後であった。
一服していると「なんでやらないんですか、卑怯ですよね」と40upを釣られて運転しなければならない忌々しさから嫌味を言われる。
しかたなく散々タロー先輩とゴッチンがやりつくしたボート付近でやってみると・・・。
20upのコバッチーが釣れてしまった。
この横利根で本日の釣りは終了かと思っていたのだが、残業ということで利根川の夜釣りを決行。
正直夜釣りは好きではない。暗闇で五感が封じれる気持ちになるからだ。
いつものように自分が上流部、タロー先輩とゴッチンが下流部と別れて釣りをする。
自分は場所を一つに絞る。スロープのあるシャローエリアだ。食い気のあるバスは必ずこのスロープに上がってくる。
まずはハードルアーで探りを入れるが反応がない。
5インチカットテールのネコリグにチェンジすると・・・。
30cmにも届かない期待外れのバスが釣れる。うーん、夜釣りだからドカンとデカいのが欲しいのだが・・・。
しばらくしてバイトがあるも合わせが悪くすっぽ抜けてしまう。暗闇で五感が封じられている影響か・・・。
するとバイトなのかよくわからない反応。合わせてみるとギュイーンと走り始める。ラインも一気に出ていく。
「やばい、とうとうヒゲがかかってしまったか」と思うような走りだ。
今回はフッキングががっちりいっているようなので慎重にドラグ調整しながら寄せる。ライトを照らして確認するとバスであった。
先ほどの横利根バスよりも大きい43cmであった。
その後もグッドサイズと思われるのをばらしてしまったが、やはり夜のシャローには食い気のバスが集まるのがよくわかる。
しかし単独釣行だと単なる一人肝試し大会になってしまうので、なかなかパターン化しづらい。
真夏の灼熱地獄で日中はどうなることやらと思ったが、40up2本獲れて満足である。
この夏は厳しいと思われていた四国遠征も実現可能になったので、それに向けての準備も楽しみである。